2025-08-15
サバイバル西瓜
冷蔵庫を開けてそこに西瓜があると、私はもうそれだけで幸せな気分になる。西瓜が冷えている…なんて素敵な夏、なぁんて素晴らしき人生!と、大袈裟でなく、私にとっての西瓜はそんな大きな存在。ところが、そのこよなく愛する西瓜に対して、大失態を仕出かしてしまった。小玉西瓜を買った後、暫く風通し良く日の当たらない廊下の隅に置いておいた。3~4日後、どこからか甘酸っぱい匂いが家の中に漂ってきた。その匂いのモトを辿っていくと…小玉西瓜の上部に亀裂が入り、真っ赤っかな果肉から汁が滴り落ちているではないか⁈ 西瓜が自然に割れた⁈ 台所へ運ぶと、果肉がジュクジュクになっていて、恐る恐る一口含むと、強烈に甘く少し苦みを感じる。ダメか…?しかし果物番長はヘコタレナイ。こんな機会は滅多にないぞと、大きな塊のまま、特大スプーンで食べ始めた。そして上部から5センチ程もほじくったところで、もうそこから下は安全果肉のようなので、これにてサバイバル西瓜は終了。冷蔵庫の奥へと閉まった。その後、私の体調は悪くもならず、むしろ西瓜を丸々抱えてタップリ食べられ大満足。とは言え、この暑さの中で食料品の保存には、くれぐれもお気をつけ下さいませ。