2020-10-29
年波
寄る年波には逆らえない、の意味を改めて調べたところ、年齢による老いは波が寄せてくるように抗えない、とあった。年波…、勝手な解釈だけれども、年を重ねる中での悲喜こもごもは、波の動きのようなものだとも考えられるのではないかしら。潮が大きく引く時があれば、浜いっぱいに海水が満たす時もあり、潮が引けば沖へ出るのは楽だが岸へ戻るのはキツい。風の動きや地形の変化で、波の形や向き、力も変わる。轟音と共に崩れる大波の日もあり、青い布を広げたような穏やかな海面の日もある。冷たかったりぬるかったり、クリアブルーだったり茶色く濁っていたり。どれもその日その時の波だ。常に変わる。人生に例えれば、セットの大波をくらったかのような苦しみがあるし、何かに引かれるようにスイスイ進む時もある。流されて慌てたり、緩やかな日々だったり。波の如く上下していく。下がりっぱなし引きっぱなしの波は、無い。果たして今の自分は、どんな波の上にいるだろう、波のどんな所にいるのだろう。
2020-10-21
一件落着?
秋の一人運動会の如く、早朝から大奮闘をしてしまった。台所で朝食を作っていたところ、刻み海苔をばらまいてしまったのだ。袋を持ち上げた際、うっかり開け口が下になり、一気に細かな海苔が散らばった。びっくりしてウワァ〜と声をあげると、その息でまた飛び散り、更に被害拡大。焦って手でかき集めれば、手に水滴がついていたらしく、まるで砂鉄が磁石に吸いつくように、全て手に貼り付いてしまった。濡れ手に海苔…。足元のマットは、墨汁色に。ハタイて拭いて履いてやっと片付いたところで、気がつけば、部屋中に磯の香りが広がって、何とも言えない上品なお出汁をとった後みたいになっていた。その朝のお味噌汁については、ダシがきいていて美味しいわぁと、殊の外、母に好評。嗅覚の妙、心境は複雑。
2020-10-12
コラボ食
大手菓子メーカーが、人気の焼きそばとコラボレーションをしたパイ菓子を見つけ、買ってみた。お味は、青ノリの香りとソースの甘辛さの後に、パイのコクのある甘さが広がる。美味しい云々は野暮と言うもの、ユーモアを味わいたい。ここで、ハワイの食の中からコラボレーションしたら面白そうなものを考えてみた。例えば、ビッグアイランドキャンディーズのショートブレッドクッキーにかかるチョコレートを、ロコモコのグレービーソースに…。マラサダの表面にまぶされている粉糖を、ハワイのシーズニングソルトに…。アヒポキの漬け汁にコナコーヒーを…。あと、コラボとは違うけれど、パイナップルを挟んだスパムむすびはハワイらしく、無いのが不思議に思うのだが、皆さんは食べたいと思われますでしょうか?
2020-10-06
神無月
ここ最近、常識や想像を超えるような行動に、「神対応」や「神過ぎる」など、よく「神」が使われている。これまで、超!とかスーパー!とかウルトラがあてられていたが、神様級となると思わずそこに手を合わせたくなってしまう。日本人は漁や農耕の民族だったからか、時代が変わっても神様仏様を敬う心は強いのでは? ところで、久しぶりにDoobie Brothers のJesus is just alright を聴いた。歌詞にJesus, he's my friend とある。初めて耳にした14~5歳の時、神様を友達って…⁈と、えらく驚き、歌詞は思想であり、歴史を含み、文化の違いをも知る事が出来るのだなと思った。さて近頃、神様が降りて来られた!と感じる、良き出来事はありましたでしょうか?