2021-04-22
だけだけ
崎陽軒と言えば焼売だけれども、お弁当に入る筍煮のファンも多く、筍が通常の4倍の量が入るお弁当を販売されたり、レストランでは単品で注文ができるのだそう。これは、筍煮だけ食べたいとの声に答えてとのこと。こう言った消費者の、「~だけでいい」「 ~だけがいい」の気持ちをもっと聞いて、他にも色々なところで取り入れて欲しいなと思う。量が多ければ多いほど、沢山の種類があればあるほど、喜ばれるとかサービスだとの考えは、食品ロスや地球環境が問題になる今、そろそろ改めても良いのではないかしら。「だけしかない」も、豊かさの一つだと思う。
2021-04-16
同い年
バスに乗っていると後方から、「早生まれ遅生まれ」と言う言葉が聞こえた。日々の成長が早い子供の頃では、一年の違いはとても大きいだろう。大人になってしまうと数年くらいであれば年齢よりも、衰えない好奇心とか遊び心だとか、運動をしているなどの日常のあれこれ、仕事内容や生活環境によって、見た目に差が生じるもの。また人生5 ~60年と言われた昔と今では、年齢の捉え方にも精神面の成長でも、随分と違いがあるだろう。サザエさん一家の主、磯野波平さんは、9月生まれの54歳と言う設定だ。そして、今も現役で活躍されている日本のサッカー界のレジェンド、三浦知良選手は2月に54歳になられた。波平さんとキングカズは同い年、なのだ。では、皆さんの周りの54歳は、如何でしょう?
2021-04-09
日常の楽しみ
4月は、庭や外壁などがまだ未完成ながらも、既に新しい生活をそこで始められている家がある。ご近所にもそんなお宅があり、特別気にはしていなかったのだが、ある日、裏へと続く所にシャワーが設置されてから、見方が変わった。外にシャワーが必要なるはウォータースポーツをされる方、ではないか? サーフィンかなW.S.FかなSUPかな? すると数日後、ベランダにウエットスーツが2枚干してあり、お!これは間違いない。ご夫婦で楽しまれているのかな、親子かな?、なんて想像してしまう。そして更に1週間程すると、ロングボードが2本、庭に置かれていた。それからと言うもの、そのお宅の前を通る時、ボードがなければ「波が良いのか?」、シャワー辺りが濡れていれば「どこのポイントに入られたのだろう」など、想像するのが楽しみとなった。もし自分が波乗りをしていなければ、シャワーのある無しなんて気にならなかったかもしれない。経験は、日常に発見と楽しみを与えてくれるね。
2021-04-02
波の下を知る
葉山で長年ダイビングガイドをされている佐藤輝さんと、鎌倉在住の水中写真家、鍵井靖章さんによる写真集「湘南 波の下水族館」が出版された。葉山の海を中心とした、それはそれは色鮮やかで個性的な魚や珊瑚が紹介され、例えば、頭がリーゼントやチョンマゲのようだったり、周りと同化させる技を持つチャッカリ者、春野菜満載のサラダのような珊瑚など…、その豊かな世界に、これが身近な湘南の海であることにまず驚く。また、役割分担がしっかりとした産卵や、どんな個性や特徴も認め合って支えてあって生きる姿からは、差別と言った人間界の社会問題が恥ずかしくなってくる。しかしこの豊かな自然は、15年程前から急激に変化、減少していると言う。輝さんは「この本をきっかけに、一人でも多くこの海を守りたいと思ってもらえたら…」と、語られている。文章に振り仮名がふられているのも、小さき者への想いかな?
(書籍は、葉山ダイビングショップNANAでも販売)