ヒーローイメージ

IT'S NOT ALWAYS CALM

江刺家愛の波あり人生

2021-05-31

Burning Man

バーニングマンをご存知でしょうか?アメリカネバダ州のブラックロック砂漠で、1年に1度、8日間だけ現れる直径約2キロ半ほどのコミュニティで、世界各国から数万人が集まり、ヒッピーでいてエコロジカルであり、且つ芸術的な共同生活をする風変わりなイベント。街の中心に巨大な「The Man」が立ち、最終日に燃やす事から、この名がついたと。ここでのルールは、全ての人を受け入れる、与えることに喜びを、協力、参加、自己表現、最後に何も残さず…等。用意されているのは、テントやキャンピングカーなど暮らす為のスペースと、エコトイレ、氷のみ。ただ、ルールにもあるように、助け合いと与え合う精神から、各々が飲み物を無料で置いたり、お菓子を配ったり、また、アートや音楽で皆んなを楽しませたりして、お互い支え合っている。そこに金銭は介在しない。映像で見た限りだが、今の世界、社会で、もっとも必要なものがここにあるように感じた。

2021-05-21

山葵

身につけるものでも食べる物でも、スッキリ爽やかに感じるものを欲する季節。そこで、わさび。平松洋子さんの「食べる私」を読むと、あのツンっと青々とした香りと風味は、想像以上に日本人のパワーとなっているようだ。登山家でいらした田部井淳子さんは、甘い物にも合い少しの量で味が大きく変わるからと、山へは必ず携帯していたのだそう。また探検家で作家の高橋大輔さんも、無人島生活で欲したのが、わさび。宇宙飛行士として国際宇宙ステーションに滞在された山崎直子さん曰く、無重力空間でワサビは大絶賛されたのだとか。それでは…、田部井さんにならって甘い物、餡子にほんの少しワサビをのせてみたところ、キリリとした甘さが喉元でフワリと広がり、小豆の優しさが立つような美味しさ。辛子の代わりとして、サンドイッチや納豆にも合うような気がする。梅雨とコロナ禍の生活で、山葵が気分を少し晴れやかにしてくれるかも。

2021-05-17

ビーチクリーン

かながわ海岸美化財団は、自然海岸を年間を通して清掃し、調査・研究を行う、日本で唯一の海岸美化専門の団体。HPには、海岸ゴミの現状、各地域のビーチクリーンのスケジュールや参加方法などが詳しく掲載されている。ビーチクリーンをされる際に特に気をつける注意事項の中に、「砂浜のビーチサンダルは、マリンスポーツを楽しむ人のものかもしれないので、判断がつかなければそのままに」と書かれている。そうかぁ、海から上がって、浜に置いたはずのゴム草履がなくなっていたのは、心無い人が持っていってしまったのでなく、清掃活動中の方が間違えた可能性もあるのかぁ。私のゴム草履はかなり古かったから無理もないなぁ、なんて思ったら怒りの沸点が下がった。それに、こう言う事が注意事項にあるのは、嬉しいではないか。さて、5月30日はゴミゼロの日。全国各地域でビーチクリーンが行われます。

2021-05-07

5月の風

5月は薫風の季節。若葉や色とりどりの花々、温もる土など、それらのみなぎる力が粒となり、あちこちで弾けているかのようだ。先日、夏のような陽射しのもと、由比ヶ浜海岸を歩き始めたところ、風の中に「由比ヶ浜海岸の匂い」を感じた。いったい何が由比ヶ浜海岸なのか、具体的には分からないのだけれど、明らかに自分の中に残る由比ヶ浜の匂い、なのだ。同じように漁師小屋のある葉山とも逗子とも違うし、鵠沼とも、ましてや、すぐ近くの七里ヶ浜とも違う。浜辺の匂いとは、そこが湾か、漁港があるか、地形はどうか…など、地域ごとの違いは、たとえ隣り合っていたとしても、当然あるだろう。ただ、地元の慣れ親しんだ海だと、案外その違いに気付き難くなっているかもしれない。それを薫風が教えてくれた。因みに、七里ヶ浜海岸の珊瑚礁前でサーフィンをしていて、スパイシーな香りがしてくると、オフショアに変わったなとかオフショアが強まってきたなと気づかせてくれる。

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AI ESASHIKA

初めまして!江刺家愛と申します。
私はラジオパーソナリティ、MC等をなりわいとしています。鎌倉育ち、海が大好きなアナログ人間です。
今までWSF、ボディボードを経験し、現在はロングボードを楽しみつつ、貝集めて、ゴミ拾って裸足でのんびりしています。
最近、小さくなっていく砂浜が心配です。増えていくゴミが、切ないです。いつまでも、澄んだ海で、美しい日本でありますように。
これから、私の日常の中でのAlohaな出来事や出会いをお届けします。
少しでも、あなたの生活に潤いが生まれれば、嬉しいです。

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