2023-07-24
俵型ご飯
猛暑バテの友人が美味しい!と食べられたのは、幕の内弁当に入っていた、ごまかけご飯。小さな俵型の白米が5個連なり、それが2列に並び、一つ一つ黒胡麻がパラパラとかかっていた。なんとも素朴ながら、お茶碗によそったご飯に胡麻をかけたのと違い、お米は冷たく、程よく水分が抜けて、ほんのりと塩気がある。これが暑さで食欲が落ちた体に、舌に、美味しく食べやすかったようなのだが、見た目もイイのではないかしら。白い俵型が並んで出来た凹凸は、波や水の動きのようで、それが涼しげに感じられるのかも? 色の重なりや形の工夫で涼を表す和菓子のような発想かな。夏バテ気味の方、如何でしょう?
2023-07-07
窓のそばで
早朝、窓を開けた途端、心地よい風が入ってきて、部屋の中をクルクルと駆け回った。あまりに勢いがよくて、まるで犬が朝の散歩に行くのを今か今かと待っていたかのように、その風は私が窓を開けるのをすぐそこで待っていたのではと思わせるほどだった。そして、遊ぼうあそぼう!と言わんばかりに、とても楽しげに部屋の中を吹き抜けていった。風に意思があるはずはないけれど、たまにそれを感じる事はないだろうか? 時に甘えるように、時にからかうように、この日のようなわんぱくな風だったり。さて、蒸し暑い日が続きエアコンつけっぱなし、窓を閉めっぱなしですか?もしかしたら、風があなたと遊びたいと、窓のすぐそばで待っているかもしれませんよ。