ヒーローイメージ

IT'S NOT ALWAYS CALM

江刺家愛の波あり人生

2024-07-31

バナナバーベル

パリオリンピックのサーフィン競技は、タヒチのチョープーで開催されている。世界最高峰として知られるサーフポイントだが、他にも色々とあるタヒチの魅力、文化芸術やお祭りなどをあらためて知りたくなり、タヒチ観光局やサイト等を調べてみた。すると、豊かな自然の中で暮らすタヒチの人々らしい、大らかでウィットに富んだイベントを見つけた。それは、バナナバーベル競争。ご存知の方、いらっしゃるかしら? 持ち手がドッシリした丸太で、その両端に青々としたバナナの房を取り付けたバーベルを担いで走る。バナナの重さは15キロ〜50キロとクラスが幾つかに分かれ、走る距離は女性1.5キロ、男性3キロだそう。皆さんパレオやタヒチの伝統衣装を身に纏っての真剣勝負。面白すぎる。このバナナバーベル競争は、毎年7月に開かれるタヒチアンダンスの祭典「Heiva I Tahiti」期間中に行われるイベントの一つ。

日本なら、江戸の棒手振りの様に天秤棒に西瓜をぶら下げて走る夏イベント、なんてどうだろう。

(なお、バナナバーベル競争には日本人を含む外国人もエントリーは可能だそうです)


2024-07-25

夏の痛み

あまり体験したくはないけれど、それが起こると懐かしさが込み上げてきたり、幼い頃の夏の記憶が甦ってくる時がある。例えば、鼻に水が入ってしまい、キュンッと鼻の奥が痛くなった時。先日シャワーを浴びていて久々にこの鼻キュンッになり、その痛みに悶えながら頭の中には、子供の頃に一日中海やプールで泳ぎ、何度この痛みに襲われても遊び続けた夏休みが浮かんだ。例えば.冷たいものを一気に食べて、こめかみの辺りがキーンとなった時。大人になると経験値からブレーキをかけるけれど、幼いと本能のままに冷たい心地よさにまかせ食べ進め、懲りずにこめかみキーンを繰り返す。今、このキーンを体験すると、お祭りにあるキワドイ色のかき氷やカチンコチンに固まったアイスクリームを大喜びで食べた夏の日々を思い出す。どちらも痛いには痛いが、それは少し自分が子供に戻ったようで、小さな喜びもジワリと広がる。

2024-07-16

暑さゆえ

頭から湯気が立ちそうな暑さに、脳細胞が少しでも涼を求めているのか、ここ数日、暑さの影響による読み間違い見間違いを何度もしてしまった。まず、電化製品店の広告に書かれていた「ダビング致します」を「ダイビング致します」と読み、電気屋さんも多角経営かと驚いた。確かに今すぐ海へ飛びこんで涼みたいほどに暑い日だった。続いてラーメン屋さんの扉に貼られていた「ライス無料!」を「アイス無料!」と見間違えた。一刻も早く胃の中から冷やしてくれとの体の声か。極め付け、クラシック音楽の資料にあったマーラー交響曲の「マーラー」を「クーラー」と読んでしまった。どれだけ涼しさを求めているのだ自分は…。さて梅雨があけたら夏到来、暑さ本番。この先、どんな読み間違い見間違いをするのか、ちょっと楽しみでもある。

2024-07-10

癖になる読み物

千早茜さんの「わるい食べもの」「しつこく悪いたべもの」「こりずに悪い食べもの」と続くシリーズを読んでいる。「悪い」とあるので、食品添加物や農薬などを取り上げた内容かと最初は思ったが、そうではない。パフェに対する溺愛ぶりだったり、偏りすぎな偏食ぶりだったり、幼少期に過ごしたアフリカの食生活や各地の旅メシなどなど、時に暴言を吐き、時に泣きが入り、時に深く語り、著者独特の辛口かつユーモア溢れる表現で、一気に食べ進める、いや読み進めるエッセイだ。食にまつわるエッセイの読後は、お腹が空いたり料理をしたくなったリする事があるけれど、この作品は、著者と一緒に食事をしてみたくなった。果たして三食を共にしたら…? 

猛暑が続きます、悪い食べ物でもヘルシーな食べ物でも上手に摂られて、どうぞお体をご自愛下さいませ。

2024-07-01

トンネルを抜けると、そこはハワイだった

私達がもつ憧れには、それそのものを良くは知らずに、印象や想像だけで心惹かれている場合も多いのではないだろうか。先日江の島ヨットハーバーに用事があり、すばな通りを抜けて地下トンネルに入り、江の島方面口から地上へ出た。瞬間、眩しい陽射しを受け潮風が流れ、海が目の前に広がり、一気に心が開放的になる。これまで数えきれないほど通ってはいるが、毎回心地良さを感じる。この日はここで、すぐ後ろから「うわぁ、ハワイみたいじゃん!」と叫ぶ男の子の声が聞こえた。そして「お前、ハワイ行ったこと、あんの?」「え?いやぁ、無いけどさ。何となくハワイって感じ?」とのやり取りが続いた。最初の男の子が言うハワイっぽいであろう景色は、弁天橋から見て右側、河口付近に並ぶ釣宿や駐車場などが見える、少々地味めな海辺の風景だ。これのどこがハワイ?と考えていたら、ハワイ島ヒロにある SUISAN FISH MARKET付近の風景が浮かんだ。古き良き港町の様子が重ならなくも、ないかも。と、かく言うワタクシもヒロには行った事はなく、写真で見ただけの印象なのだが。

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AI ESASHIKA

初めまして!江刺家愛と申します。
私はラジオパーソナリティ、MC等をなりわいとしています。鎌倉育ち、海が大好きなアナログ人間です。
今までWSF、ボディボードを経験し、現在はロングボードを楽しみつつ、貝集めて、ゴミ拾って裸足でのんびりしています。
最近、小さくなっていく砂浜が心配です。増えていくゴミが、切ないです。いつまでも、澄んだ海で、美しい日本でありますように。
これから、私の日常の中でのAlohaな出来事や出会いをお届けします。
少しでも、あなたの生活に潤いが生まれれば、嬉しいです。

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