2024-12-30
希望をもって
2024年は、どんな1年でしたでしょう?不安な世界情勢、物価高騰、海水温上昇や地球環境の変化、人権問題などから、日本人選手の世界での活躍や未来に繋がる新たな発見など、喜怒哀楽の振り幅が大きい年だったように感じられる。しかしどれ程の悲しみも苦しみも和らげる力が、年始にむけた準備にはあるのではないかしら。大掃除、窓を拭くのも埃を祓うのも、新鮮な風を通し良い気の光で充すため。御節の具材にあたっては、家内安全健康長寿、新たな年に幸多かれと願いを込めて揃える。皆が皆、希望に溢れていて、神様は本当に上手に人間をお作りになったものだなぁと思わずにいられない。年末もうてんてこ舞い!と叫びながらも、また、辛く悲しみが多かったと嘆きながらも、気がつけばヨロコンブ~♪と呟きながら昆布巻きを作る自分がいる。年末の慌ただしさの中に、新たな希望がいっぱい。そして、希望の数だけ幸せが訪れると信じて…。
この一年、有難うございました。良いお年をお迎え下さいませ。
2024-12-23
勝負の季節
今日は12/23。当然街中はクリスマスクリスマスリンドンリンドン。真っ赤なリボンが忙しげにあちらこちらで巻かれている。商店街を歩いていると、小学校低学年くらいの男の子が、真剣な表情でお父さんと手を繋いで歩いていた。すれ違いざまに聞こえたお父さんの言葉、「今欲しい物が無いなら、無理に買うこと、ないでしょう? 欲しい物が出てきたら、その時に買おうよ、ね」 男の子は下を向いたまま無言だ。何だか悔しそうな、切なそうな、泣き出しそうな、そんな表情をしている。分かる!分かるぞ。欲しい物がないんじゃない。決められないんだ。お菓子を買って貰うのとは違う、特別なプレゼント。後悔しないように慎重に…。得なのはどれか? 頭の中であれこれ比べて考えて…。でも決められないうちに、お父さんはお店から出てしまった。私も同じような事があったなぁ、あの頃。プレゼントを貰えるその日が今よりもずっと貴重で、今よりもずっとプレゼント一つに深みがあった。だから子供にとって、贈り物は真剣勝負。
2024-12-20
鹿児島鹿屋市の味
沖縄に暮らす従兄から、鹿児島県鹿屋市にある「かごしまんま」と言う会社が作った粒餡を貰った。お気に入りなのだそう。シンプルなパックに貼られたシールには、原材料は粗糖と小豆のみ、どちらも鹿児島県産とある。HPを見ると、この小豆は鹿屋市で古くに作られていた在来種で、数年前に「かごしまんま」で復活させたのだとか。暑い地域の餡こは、何となくあっさりめかなと想像しつつスプーンですくうと、小豆の粒は粗めにつぶれポテッとした固さ、少々武骨な印象。ひと匙口にすると、お醤油が甘い事で知られる土地柄らしく、甘さは強い。ただ甘みは舌に残らずスッと消え、小豆の濃い味がしっかりと感じられ、またひと口、更にひと口と続けて食べたくなる。シールには、硬い豆があったり形状が揃わないのは在来種の特徴と書かれていて、無理に滑らかにしたり揃えたりせず生かしているところに、作り手のこの土地の味を守りたい、安心して食べてほしいと言う思いが感じられる。この冬、熱々のお汁粉や突き立てのお餅にからめたりと、如何でしょう?
2024-12-12
パイナップルの奇跡
葉付きの完熟したパイナップルを買い、実を食べた後、葉付きのままヘタの下を水につけて水耕栽培を始めたところ、1週間程で白い根が数本伸びてきた。ここから毎日水を替え日に当て、ある程度根が長くなったら土に植え、すると葉がぐーんと伸び、小さめながらも実がつき可愛い花も咲く、との事。とても期待している。さて話は逸れるけれど、この年末年始の休みが最長で9日間だそうで、有給を使われる方や外資系企業では、更に長いお正月休みになると聞いた。皆様は如何ですか?ハワイの島々で過ごされる方もいらっしゃるでしょう。 ここで、最初のパイナップル栽培に繋げてみたい。ハワイに着いたその日にパイナップルを買い、まずヘタの下で切り、実は適当な時に食べるとして、そのヘタの部分を水を入れた器に挿しておく。早く根が出るようにと毎日願いながら水を替える。そしてハワイを発つ前日までに根が出たら…、それはきっと、ハワイにまた戻って来られる証しかもしれない。そして、このパイナップルは滞在先のどなたかに託し、土へ植えて頂く。次にハワイを訪れた時には、どれだけ成長しているだろう。タイミング良く着いた日に食べられたら、それはそれは味わい深いだろう。因みに、ハワイでパイナップルは、繁栄や富、おもてなしの意味をもつ。
2024-12-03
栓抜き
クリスマスシーズン。お酒を開ける機会も増えるこの時期、うっかり栓抜きが無く困った事はありせんか? また、皆さんはどんな栓抜きやオープナーをお持ちでしょう?そしてご自宅に幾つぐらいありますでしょう?そこで、どれどれ我が家はどうかなと探してみたところ、出てくる出てくる。海外土産から酒屋さんのオマケ、手に負担をかけず開け易さを追及したもの、デザイン重視のお飾り的なものまで、色々とあった。栓抜きやオープナーの数の多さは、昭和家庭の証しかも知れない。さてその中から一つご紹介。ニカッと笑う奥さんの右手の中には旦那さんの姿があり、少々シュールな印象の栓抜きだ。ちょっと飲み過ぎてるけどもう一本開けちゃお〜ぜ〜!、なぁんて時にこの栓抜きを手にすると、やっぱりこの辺で止しておこうかな…、と言う気持ちになってきそうではないかしら。飲む席の終盤に役立つかも知れない。