赤ちゃんのお風呂上がりは、母乳やミルクで水分補給できていれば、ほかの飲み物を必ず与える必要はありません

お風呂上がりの赤ちゃんへ与える水分補給のポイントを説明する画像
「赤ちゃんのお風呂上がりは水分補給をした方がいい?」「水や白湯を飲まずにそのまま寝てしまっても大丈夫?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給は、月齢や離乳食の進み具合、普段の授乳状況などによって考え方が異なります。また、水分を与える場合も、母乳やミルクのほか、水や白湯、麦茶などのうち、何をどのくらい飲ませればよいのか迷うこともあるでしょう。

この記事では、お風呂上がりの赤ちゃんの水分補給の考え方や、月齢に応じた飲み物、与え方や量のポイントについて解説します。赤ちゃんに使う水について、当社が0〜2歳のお子さまの保護者62名を対象に実施したアンケート結果もまじえながら紹介します。

赤ちゃんのお風呂上がりに水分補給は必要?

お風呂上がりは汗をかくこともあるため、「すぐに水分を飲ませなければ」と考えることもあるでしょう。しかし、赤ちゃんの水分補給は、お風呂上がりというタイミングだけでなく、月齢や普段の授乳状況、その日の様子を踏まえて考えることが大切です。

離乳食開始前は母乳やミルクでの水分補給が基本

離乳食が始まる前の赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクから必要な水分を摂取しています。そのため、普段どおり授乳できている場合は、お風呂上がりだからといって水や白湯、麦茶などを追加で与える必要は基本的にありません。

お風呂上がりが普段の授乳時間と重なった場合は、いつもどおり母乳やミルクを与えましょう。一方、授乳したばかりの場合や次の授乳まで時間がある場合は、水分補給のためだけに無理に飲ませる必要はありません。

離乳食開始後は水や麦茶なども取り入れられる

離乳食が始まる生後5〜6か月頃以降は、離乳食の進み具合に合わせて、母乳やミルク以外の飲み物を少しずつ取り入れることもできます。

お風呂上がりの水分補給でも、水や白湯、カフェインを含まない麦茶などを選択できます。ただし、離乳食を始めたからといって、すぐに母乳やミルク以外の水分を積極的に与える必要があるわけではありません。

赤ちゃんの月齢や授乳・食事の状況を確認しながら、一度に多く飲ませず、少量ずつ取り入れましょう。

お風呂上がりに水分を飲まずに寝ても慌てる必要はない

お風呂上がりに水分を飲まないまま赤ちゃんが寝てしまうと、「起こして飲ませた方がいいのでは」と心配になることもあるでしょう。

普段どおり母乳やミルクを飲めていて、機嫌や体調に変わった様子がなければ、お風呂上がりの水分補給だけを目的に起こして飲ませる必要は基本的にありません。起きたあとに普段どおり授乳や水分補給を行いましょう。

ただし、発熱や下痢・嘔吐がある、尿が極端に少ない、いつもと様子が違うなどの場合は、通常のお風呂上がりとは分けて考える必要があります。体調不良や脱水が疑われる場合は、赤ちゃんの状態を確認し、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

赤ちゃんのお風呂上がりには何を飲ませる?

お風呂上がりに与える飲み物は、赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合によって異なります。離乳食開始前は母乳やミルクを基本とし、離乳食が始まった後は水や白湯、麦茶なども選択肢になります。

母乳・ミルク

離乳食が始まる前の赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクが水分補給の基本です。お風呂上がりが普段の授乳時間と重なる場合は、いつもどおり母乳やミルクを与えましょう。

ただし、「お風呂に入ったから」という理由だけで、普段の授乳間隔を大きく変えたり、必要以上にミルクを追加したりする必要はありません。赤ちゃんの授乳リズムや飲み方に合わせて対応しましょう。

水・白湯

離乳食が始まる生後5〜6か月頃以降は、離乳食の進み具合に合わせて水や白湯を少量ずつ取り入れることもできます。お風呂上がりの水分補給として与える場合も、一度にたくさん飲ませる必要はありません。

なお、白湯は水を沸騰させて冷ましたもので、赤ちゃんに必ず飲ませなければならないものではありません。離乳食開始前は母乳やミルクで水分を補うことが基本のため、「お風呂上がりには白湯」と決めて与える必要はないでしょう。

麦茶

離乳食開始後は、カフェインを含まない麦茶も飲み物の選択肢になります。初めて与える場合は、赤ちゃん向けの商品を利用するなどして、少量から様子を見ながら取り入れましょう。

麦茶も水や白湯と同様、お風呂上がりに必ず飲ませる必要があるものではありません。母乳やミルク、離乳食とのバランスを見ながら取り入れることが大切です。

時期 お風呂上がりの水分補給の考え方 飲み物の例
離乳食開始前 母乳やミルクから水分を摂取することが基本 母乳・育児用ミルク
離乳食開始後 授乳や食事の状況に応じて、ほかの飲み物も少しずつ取り入れる 母乳・育児用ミルク、水・白湯・麦茶

⇒赤ちゃんが1日に必要とする水分量に関する記事はこちら

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給はどのくらい?


赤ちゃんがお風呂上がりに必要とする水分量は、月齢や体重だけでなく、その日の授乳量や食事、発汗の程度などによっても異なります。そのため、「お風呂上がりには○ml」と一律に決めるのではなく、1日の水分摂取状況と赤ちゃんの様子を見ながら調整することが大切です。

母乳やミルクは普段の授乳量を基本にする

離乳食開始前は、母乳やミルクから必要な水分を摂取することが基本です。お風呂上がりが授乳のタイミングと重なった場合も、お風呂に入ったことを理由に普段より多く飲ませる必要はありません。

母乳の場合は赤ちゃんの飲み方を見ながら授乳し、ミルクの場合は月齢や商品に示された量、普段の授乳量などを目安にしましょう。

水や白湯、麦茶は少量ずつ与える

離乳食開始後に水や白湯、麦茶などを取り入れる場合は、一度に多く飲ませるのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら少量ずつ与えましょう。

赤ちゃんがあまり飲みたがらない場合も、無理に飲ませる必要はありません。お風呂上がりに飲んだ量だけを見るのではなく、母乳やミルク、食事などを含めて1日の水分摂取を考えることが大切です。

飲む量だけでなく赤ちゃんの様子も確認する

赤ちゃんの水分が足りているかどうかは、お風呂上がりに何ml飲んだかだけでは判断できません。普段の授乳状況に加えて、機嫌や尿の回数・量など、いつもと違う変化がないか確認しましょう。

特に発熱や下痢、嘔吐などがある場合は、通常のお風呂上がりとは水分補給の考え方が異なります。体調不良があるときや脱水が疑われるときは、自己判断で大量の水分を与えるのではなく、必要に応じて医療機関へ相談してください。

⇒赤ちゃんの水分補給・ミルク作りに使うRO水に関する記事はこちら

赤ちゃんのお風呂上がりに使う水を選ぶポイント

離乳食が始まり、お風呂上がりに水や白湯を取り入れるようになると、飲ませる量だけでなく「どのような水を使えばよいのか」と迷うこともあるでしょう。赤ちゃんが口にする水は、硬度やミネラル分、衛生面なども確認して選ぶことが大切です。

赤ちゃんに使う水について不安を感じる保護者は多い

当社が0〜2歳のお子さまの保護者62名を対象に実施したアンケートでは、赤ちゃんの水選びで不安に感じたこととして、「煮沸の必要性」が58.1%と最も多く、「硬度・ミネラル分」が37.1%、「衛生面」が35.5%となりました。

0〜2歳児の保護者62名に聞いた、赤ちゃんの水選びで不安に感じたことのアンケート結果。煮沸が必要かが58.1%で最多。

お風呂上がりに水や白湯を飲ませる場合、「水道水は煮沸したほうがよいのか」「市販の水ならどれでも使えるのか」など、使う水について判断に迷うこともあるでしょう。水分補給を始める時期だけでなく、赤ちゃんに使う水の特徴についても知っておくと、月齢や用途に合わせて選びやすくなります。

水道水や市販の水は特徴を確認して使う

日本の水道水は、水道法に基づく水質基準に適合するよう管理されており、赤ちゃんの水分補給にも使用できます。一方、市販のミネラルウォーターは商品によって硬度や含まれるミネラルの量が異なるため、表示を確認したうえで選びましょう。

また、ペットボトルの水は開封後の保管にも注意が必要です。開封すると外部から微生物などが入り込む可能性があるため、適切に保管し、早めに使い切りましょう。

純水ならハワイアンウォーターもおすすめ

赤ちゃんに使う水の硬度やミネラル分が気になる場合は、純水を選ぶ方法もあります。

ハワイアンウォーターは、ハワイの天然地下水をRO膜(逆浸透膜)でろ過し、不純物やミネラル分を取り除いた純水です。硬度1mg/L未満の軟水で、赤ちゃんの飲み水だけでなく、ミルク作りや離乳食にも活用できます。

ウォーターサーバーなら必要なときに水やお湯を使えるため、お風呂上がりの水分補給をはじめ、ミルクや離乳食など、水を使う機会が多い育児中のご家庭にも便利です。

お風呂上がりは水分補給以外のケアも大切

赤ちゃんのお風呂上がりは、水分補給だけでなく、肌の保湿や着替え、体調の確認も大切です。入浴後に慌てないよう、バスタオルや着替え、おむつ、保湿剤などはあらかじめ準備しておきましょう。

赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、皮膚のバリア機能も未熟なため、乾燥しやすい特徴があります。お風呂から上がったらタオルで肌を強くこすらず、水分をやさしく押さえるように拭き取り、肌の状態に合わせてローションやクリームなどの保湿剤を使用します。

また、顔色や機嫌、汗のかき方など、普段と変わった様子がないかも確認しましょう。入浴後も汗を多くかいている場合は、室温や衣類が暑すぎないか調整します。発熱や下痢・嘔吐、尿が少ないなどの変化がある場合は、単に「お風呂上がりで喉が渇いている」と判断せず、体調の変化にも注意が必要です。

赤ちゃんのお風呂上がりの水分補給に関するQ&A

お風呂上がりの水分補給では、入浴と授乳の間隔や入浴後の発汗など、実際のお世話のなかで迷うこともあるでしょう。ここでは、本文で詳しく触れていない疑問について回答します。

Q1. ミルクを飲んだ直後にお風呂へ入れてもよいですか?

授乳直後の入浴は避け、授乳後30分程度を目安に時間を空けましょう。授乳直後は吐き戻しにつながることがあるため、赤ちゃんの様子を確認してから入浴させます。

Q2. お風呂上がりに汗をたくさんかいている場合はどうすればよいですか?

お風呂上がりに汗を多くかいている場合も、一度に多くの水分を飲ませる必要はありません。離乳食開始前は母乳やミルクを基本とし、離乳食開始後は授乳や食事の状況に応じて水や麦茶などを取り入れましょう。

汗をかいている量だけで判断せず、月齢や普段の水分摂取状況、赤ちゃんの様子に合わせて水分補給を行うことが大切です。

Q3. お風呂上がりに水分を欲しがらない場合はどうすればよいですか?

普段どおり母乳やミルクを飲めていて、機嫌や尿の状態などに変わった様子がなければ、お風呂上がりに水や白湯を欲しがらなくても無理に飲ませる必要はありません。

水分補給はお風呂上がりの1回だけで考えるのではなく、授乳や食事なども含め、普段の水分摂取状況を確認しましょう。

(まとめ)赤ちゃん・新生児のお風呂上がりの水分補給はどうする?飲み物や与え方を解説

赤ちゃんのお風呂上がりは、母乳やミルクで水分補給できていれば、ほかの飲み物を必ず与える必要はありません

離乳食が始まる前の赤ちゃんは、母乳やミルクから必要な水分を摂取しているため、お風呂上がりだからといって水や白湯などを必ず追加する必要はありません。普段どおり授乳できていて体調に変わりがなければ、水分を飲まずに寝てしまった場合も慌てず様子を見ましょう。

離乳食開始後は、授乳や食事の状況に合わせて水や白湯、麦茶なども少しずつ取り入れられます。赤ちゃんに使う水は硬度やミネラル分なども確認し、一度にたくさん飲ませるのではなく、月齢や赤ちゃんの様子に合わせて水分補給を行うことが大切です。

また、お風呂上がりは水分補給だけでなく、肌の保湿や着替え、体調の確認も必要です。水分を飲ませることだけにとらわれず、赤ちゃんが快適に過ごせるよう入浴後の様子を確認しましょう。

<参考文献>