ダイエット中、どのくらいの水分を摂るかは、発汗量や体型で異なります
ダイエットを行うと多くのものも制限します。食事と一緒に水分を制限する人もいますが、これは良くありません。
水分を制限すると、体内の血液循環が著しく阻害されます。その結果として目眩などの症状を引き起こし、場合によっては入院が必要になるケースもあると言われています。
だからといって大量に摂ればいいという訳でもありません。大量に摂ることで水中毒と呼ばれる病気を発症するケースがあります。
つまり水分は適度な量をきちんと摂ることが大切です。そうすることで、水分の健康効果を得やすくなるでしょう。
目次
水分が不足すると、めまいなどの症状を呈する恐れがあります
わたしたちのカラダにとって、水分は欠かすことができない存在です。なぜならカラダの成分の1/2以上が水分から成っているからです。
カラダに必要とされる水分は、体型や活動量によって異なります。そのため一概に、どの程度ということはできません。
一般的に便や尿、皮膚などから、1日2400㎖程度を失っていると言われています。そのため2400㎖程度補うことが大切です。
しかしながらこの量は飲料水からだけとるわけではありません。食事などから1000㎖程度はとれるので、飲料水としては1,400㎖程度を補うようにしましょう。
ただ汗が多い場合などは、さらに水分が必要になります。状況に応じて、どのくらい飲むのか調節するようにしてくさい。
つまり水分を制限すると言うことは、失われる水分の方が極端に増えてしまいます。その結果としてカラダの機能を維持できなくなる可能性があります。
血液も水分です。水分が制限されれば血液循環を著しく阻害するおそれがあります。
そのため足の浮腫みや冷え性が酷くなる、脳や心臓の梗塞リスクが高まる、集中力が欠如するなどの症状をきたすと言われています。場合によっては、さらにひどい状態を引き起こす恐れがあるため、水分は制限しないようにしてください。
水分量を増やし過ぎると水中毒をきたす恐れがあります
水分を摂った方がよいのは、間違いありません。しかし中には、異常に水分を摂る人がいます。
異常な水分を摂ると、カラダの水分が増えすぎてしまうでしょう。その結果としてカラダに害を及ぼす可能性があります。
異常に水分を摂る状態を水中毒と言います。つまりNaが少なくなることで、細胞間の水分量の調節が上手く行えない状態です。
1日に3,000㎖以上摂る、一気に摂りすぎるなどの状態を行うと水中毒になりやすいと言われています。
水中毒は赤ちゃんから大人まで、どなたでもかかる可能性があります。ただ年齢によって、原因が異なると考えられています。
赤ちゃんの場合、水分を調節する機能が未熟です。そのため大人よりも水中毒になりやすい傾向があると言われています。
ミルクを一気に与えるようなことは避け、月齢に合った量を与えるようにしましょう。子供の場合は活発に遊ぶため、多量の汗を出します。
また嘔吐や下痢などがある場合には、脱水状態が起こりやすいでしょう。そのためNaなどの電解質を一緒に補充するようにしてください。
大人の場合は精神疾患の影響が大きいと言われています。薬の副作用や心因性多飲症などに注意しましょう。
軽度の場合、目眩・ふらつき・頭痛・倦怠感などが起こります。さらに多尿や頻回、下痢などの症状をきたします。
悪化すると心不全や呼吸困難、脳浮腫などが起こるので危険性が高まるでしょう。なんらかの異常を感じた場合には、早めに医療機関を受診するようにしてください。
早期に適切な治療を受けることによって、症状を悪化させる心配は少なくなるでしょう。
水分をとることでデトックス効果が期待できます
適度な水分量をしっかり摂れば、健康を害することはありません。そのため適度な量を摂るようにしてください。
水分がしっかり摂れていれば、血液の循環は良くなるでしょう。そのため毛細血管にも血液を送り届けることができます。
血液によって、酸素や栄養、不純物を流すことができると言われています。そのためデトックス効果や美肌効果等が期待できるでしょう。
水分は、お水がもっとも理想的でしょう。ただお水にも豊富な種類があります。
お水の中にはNaやMgなどの成分が豊富に溶け込んでいるものもあります。Mgは下剤にも使われる成分です。
そのため場合によっては、お腹がゆるくなりすぎることがあるので注意しましょう。お腹がゆるいなどの症状を感じたときは、お水の種類を変更してください。
Mgなどの成分が少ないものを選ぶようにしましょう。できれば純水を選ぶとMgの成分は溶け込んでいません。
そのためお腹がゆるくなるなどの症状は現れにくいでしょう。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えましょう
水分をうまく利用することで、ダイエット効果が期待できると言われています。
水分を食事前など数回に分けて飲むことで、空腹を感じにくくなると考えられています。そのため自ずと食事量を減らすことができるでしょう。
水分を多めに摂ることで、間食などのムダ食いも減らせ、ダイエットが行いやすくなります。さらに便も出しやすくなるので、宿便が減り体重減少に繋がると言われています。
つまり水分を手の届く範囲に置き、いつでも摂れるような環境を整えましょう。
ダイエットは摂取カロリーと消費カロリーを考慮することが大切です。消費が少なければ、ダイエットはうまく行かないでしょう。
消費を増やすためにも、エクササイズを一緒に行うようにしてください。エクササイズは、どのようなものでも構いません。
続けやすいエクササイズをみつけるようにしましょう。歩数計などを活用し、歩数を増やす意識を行うのもおすすめです。
またエレベーターを使わずに階段を使うようにしてもダイエットには効果的です。日頃から活動を増やすように心がけましょう。
(まとめ)ダイエット中に水分はどのくらい摂った方がよいの?

ダイエットで水分を極端に制限すると、血液循環が著しく阻害されます。水分を摂りすぎると、水中毒を引き起こす恐れがあるため注意しましょう。
適度な量の水分をとることで、水分の健康効果を得ることが期待出来ます。
1日2,400㎖程度の水分が失われています。食事からもとれるので、飲料水からは1,400㎖程度を摂りましょう。
活動内容で水分量を上手く調節して下さい。水分を制限すると血液循環が阻害され、冷え性や浮腫みなどの症状を引き起こす恐れがあります。
水中毒は細胞間の水分量の調節が上手く行えない状態です。どなたでも水中毒は起こる可能性があります。
水中毒になると、目眩・多尿・下痢・心不全・脳浮腫などの症状を引き起こします。早期に適切な治療を受けるようにしてください。
水分をきちんと摂れば、毛細血管にも血液を届けることができます。デトックス効果や美肌効果などが期待できるでしょう。
お水の中にはMgが多く溶け込んでいるものがあります。Mgの作用によって、お腹がゆるくなることがあるため注意しましょう。
水分をこまめに飲むことで、空腹を感じにくくする効果が期待できます。摂取カロリーが抑えられるためダイエットに効果的でしょう。
ダイエットのためには、エクササイズを併用してください。歩数を増やす、階段を使うなど活動量を増やすようにしましょう。