ダイエット中の水分補給は、適度であれば烏龍茶でも問題はありません
どんなときでも水分は重要です。その中で烏龍茶には、烏龍茶ポリフェノールという成分によって肥満予防の効能があると言われています。ただしカフェインも含まれており、覚醒作用もあります。そのため大量に摂取するのは控えるようにしてください。
烏龍茶だけでなく、お水などの水分も一緒に飲むようにしましょう。水分によって、ダイエットしやすい状態に導いてくれます。大量の水分を一度に飲むのではなく、コップ1杯程度を定期的に飲むようにしてください。
目次
烏龍茶の場合、カフェインが含まれるので注意しましょう
烏龍茶は、緑茶や紅茶と同じ茶葉からできています。それらの違いは発酵度合いです。
緑茶は発酵をさせていないもの、紅茶は発酵が進んでいるものとなります。烏龍茶の発酵度合いは、その間で半発酵状態のものです。お茶は基本的に健康に良いと言われています。その中でも烏龍茶はダイエットに向いているでしょう。
烏龍茶ポリフェノール
基本的にお茶にはポリフェノールが含まれています。その中でも烏龍茶には特有の烏龍茶ポリフェノールがダイエットに効果的な成分の一つです。
この成分には中性脂肪の燃焼を促進させる効果があると言われています。そのため肥満の予防などに効果が期待できるでしょう。とくに脂っこい食事などを摂ったときは、烏龍茶を飲むようにしてください。
カテキン
緑茶にも含まれている成分がカテキンです。カテキンは、ビタミンEの50倍程度の抗酸化作用があると言われています。
つまり抗酸化作用によって、アンチエイジングの効果が高いと言るでしょう。さらに血糖値の上昇を穏やかにするなどの作用も期待できます。
タンニン
烏龍茶の特有の成分で苦みを引き起こします。タンニンには収れん作用があるとされています。毛穴の引き締めなど、肌にとっても嬉しい効果が期待できるでしょう。
テアニン
烏龍茶の特有成分です。リラックスや集中力を高める効果が期待できるでしょう。仕事で苛々しているときなど、烏龍茶はおすすめです。
カフェイン
カフェインには疲労回復や覚醒作用があると言われています。そのため眠気を覚ますときにはおすすめの水分と言るでしょう。しかし夜に烏龍茶はおすすめできません。覚醒作用によって、睡眠の質を妨げる可能性があるでしょう。
水分を飲むことは、ダイエットに効果的と言われています
烏龍茶は飲み過ぎに注意が必要です。そのため烏龍茶は正しい飲み方をしましょう。
烏龍茶の適切な飲み方
烏龍茶は、基本的に1日1~2杯程度が理想です。もっと飲みたい場合には、お水を増やし、少し薄めで飲むようにしましょう。また空腹のときの水分補給には適しません。胃に負担をかけてしまうので、食事と一緒に飲むように心がけましょう。
食事と飲むことによって、分解を助ける効果も期待できます。烏龍茶を飲み過ぎると、下痢や胃痛の原因になる恐れがあるでしょう。鉄分の吸収を妨げる作用があるので、貧血がある方はとくに烏龍茶を飲み過ぎないようにしてください。
烏龍茶以外の水分も飲みましょう
烏龍茶の適正量がコップ1~2杯であれば、1日の水分は不足してしまいます。そのため烏龍茶以外にもお水などの水分を飲むようにしてください。
お水をしっかり飲むことによって、血の巡りを改善する効果が期待できるでしょう。その結果、毛細血管まで血を届けることができるため冷え症などの予防にもつながります。
便通改善などダイエット効果も期待できるでしょう。水分が不足しないように、少量ずつ飲むように心がけてください。
熱中症対策に「烏龍茶」はおすすめできません
烏龍茶にはカフェインが含まれているため、熱中症対策の水分補給には適していないとされています。カフェインには利尿作用があり、摂取後には尿の量が増えてしまいます。
カフェインの摂取は体内の水分が減少する恐れがあるので、水分補給が必要なときにはカフェインの脱水作用に注意しましょう。
水や経口補水液が適している
基本的に、水分補給にはお水が適しています。普段から1日に必要な水分摂取量を維持するために飲むのは、糖分やカフェインなどを含まないお水がおすすめです。
ただし、汗をかいたときには水分だけでなくナトリウムなどのミネラル分も不足しているため、水分と同時にミネラルの補給もしなければなりません。スポーツなど運動後の水分補給には、水とブドウ糖などを含んでいる経口補水液が適しています。
経口補水液はスポーツドリンクよりもナトリウムを多く含んでいるので、長時間の運動後や、強い脱水症状があるときの水分補給にもおすすめです。ブドウ糖を含む体液に近い成分が、体内に素早く浸透するでしょう。
汗をかいたときには「麦茶」がおすすめ
麦茶にはミネラルが豊富に含まれているため、さまざまな効果があるとの研究結果が発表されています。麦茶に含まれた豊富なミネラルにより抗酸化作用があり、血液をサラサラにしたり、胃の粘膜を保護したりする働きがあるとされています。
汗をかいて体内の塩分やミネラル成分が失われたときには、塩分を含んだ麦茶でミネラルと塩分、水分が効率良く補給できるでしょう。
ダイエットのためにも、水分は正しい飲み方が大切です
水分は間違った飲み方をすれば、身体に余計な負担をかけてしまうでしょう。そのため負担がかからない飲み方を心がけてください。
少量ずつ飲むようにする
一度に多くの水分を飲んでしまうと、不純物をろ過するために臓器がオーバーワークを起こす可能性があります。その結果、むくみなどの症状を引き起こしやすくなるでしょう。水分は、ゆっくり少量ずつ飲むように心がけてください。
体調に応じて水分を選ぶ
お水と一言で言っても、多くの種類に分類されます。ミネラルが多く含まれているお水であれば、ミネラルの作用によって胃腸の働きを活発にする効果が期待できるでしょう。
そのため臓器が丈夫な人であれば、ミネラルが多いお水を飲んでも構いません。しかし臓器が衰えている、未熟な人の場合、ミネラルが含まれないお水が良いでしょう。純水であれば不純物を含まないため、臓器の負担がかかりにくいお水と言えます。
冷たすぎるお水は避けましょう
冷たいお水を飲むことによって、胃腸を冷やす可能性があります。胃腸が冷えることで代謝が悪くなるため注意が必要です。そのため冷たすぎる水分を飲むことは、避けるようにしてください。
できれば常温や温かい水分を飲むようにしましょう。胃腸の温度が上がれば代謝も良くなると考えられています。
痩せるためにも水分を摂取する習慣をつけましょう
水分を飲むことは、身体にとって多くのメリットを得ることができるでしょう。そのため積極的に飲むように心がけてください。
血の巡りが良くなる
血液も水分からできています。そのため水分が多く体内にあれば、血の巡りも良くなるでしょう。血の巡りが良くなれば冷え症などの症状も改善しやすくなります。
デトックス効果
血の巡りが改善することによって、不純物の排出も促されるでしょう。そのためデトックス効果が高まり、美肌作の効果が期待できます。
満腹中枢への刺激
水分を飲むことで、胃の中にものが入った状態が継続します。そのため空腹を感じにくくなる効果があるでしょう。その結果、ムダな間食などを予防しやすくなります。
病気の予防
ドロドロした血液によって梗塞などの病気が起こりやすくなると言われています。血の巡りが良くなれば、サラサラした流れに導くことができるでしょう。梗塞などの病気を予防する効果が期待できます。
(まとめ)ダイエット中の水分補給は烏龍茶でも良いの?
ダイエットの水分は適度であれば烏龍茶でも問題はありません
ダイエット中には、肥満予防に良いと言われるポリフェノールを含む烏龍茶はおすすめの飲み物です。ただし、烏龍茶には利尿作用のあるカフェインも含まれているので、大量に摂取することは避けた方がいいでしょう。
烏龍茶は、1日1~2杯程度に抑えて、お水で水分補給を行うことがおすすめです。熱中症対策のためにも水分補給が必要ですが、熱中症対策には、利尿作用のある烏龍茶よりも麦茶や経口補水液などが適しています。
麦茶や経口補水液にはミネラルが含まれているため、汗をかいたときに失われたミネラルの補給にも役立ちます。



