ウォーターサーバーの消費電力は冷水が80~90W、温水が350W前後であることが多いです
ウォーターサーバーを設置する場合、サーバーレンタル、お水などの費用の他に消費電力の電気代がかかります。消費電力は、どの機種を使っても同じという訳ではありません。
ウォーターサーバーの消費電力は冷水の場合で80~90W、温水で350W使われるのが一般的です。消費電力を節約したいからとコンセントを抜くことは衛生面が保たれないため、基本的にはさしたままにしてください。
電気代を節約したい場合には、エコモードや省エネ機能があるような機種を選択し、自分に目的や生活に合ったウォーターサーバーを設置しましょう。
目次
消費電力は、各メーカー大きな差はありません
ウォーターサーバーの場合、機種によって電力の消費量は異なるため、一概にどの程度とは言えません。ただ多少の差で月々の電気代に換算すると、ほとんど変わらないと言われています。
基本的には冷水の方が消費電力は少なく、およそ80~90W前後です。温水になると消費電力が多く、およそ350Wになるでしょう。
月々の消費電力は、この二つを合わせたものになるため、およそ430~440Wとなります。1Kwhあたり20円で換算すると、電気代は月に1,000円前後です。
小さな違いはあるにせよ、どのメーカーも電気代としてはこのくらいの電気代が発生するので、導入の際の目安にすると良いでしょう。
電気代は、電気ポットとそれほど変わりません
どのような家電を設置する場合でも消費電力は必ずかかります。そのため、電気代もプラスになってしまうでしょう。
しかしウォーターサーバーだからと言って、他の家電よりも電気代が高いとは言い切れません。月々1,000円前後の電気代であれば、電気ポットと同じ程度の費用と言われています。
電気ポットは、温かいお湯をすぐに給水できる便利な家電です。しかしウォーターサーバーなら温かいお湯だけでなく、冷たいお水もすぐに給水できます。
そのためウォーターサーバーの設置で電気ポットをおく必要がなくなり、さらに便利にお水を活用できます。
月々の電気代は?
1か月の電気代は、メーカーによって多少の差があります。ウォーターサーバーに温水モードがあるかどうか、ボトルの大きさはどの位か、消費電力を抑えるエコモードがついているかなど、搭載されている機能によっても電気代に違いが出ます。
活用頻度が多いほどエコモードが解除されるので、電気代が上がりやすくなるでしょう。
また、ウォーターサーバーの省エネ機能搭載機種は、同レベルの機種より70%も電気代が安くすむ場合があります。
ウォーターサーバーの月々の電気代は、300~1,000円程度と機種によって差があるため、機種を決める際の参考にしてください。
電気ケトルとはどのくらい違う?
電気ケトルは、500mlのお水を沸かすのに約2円の電気代が必要です。1日に4回お湯を沸かしたときには、1日約8円、1か月では240円程度の電気代がかかります。
やかんでお湯を沸かした場合には、都市ガスで1lのお水を沸かすときにかかるガス代が4円ほどで、1日2回沸かす場合には1か月240円程度となります。
ウォーターサーバーは基本的につけっぱなしで使い、使う回数が多い場合でも1000円程度ですむ計算です。
ウォーターサーバーではすぐにお湯が出せるように設定されているため、お湯を沸かしたいときには短い時間で簡単にお水を沸かせます。そのため、冷水からお水を沸かす場合よりも電気料金が安くすみます。
電気ポットと比べても電気料金はほとんど変わらないので、温水と冷水どちらも自由に使えるウォーターサーバーの方がお得感があるかもしれません。
電源を抜くのは衛生面からもNGです
電気代は、毎月必ずかかってくる費用です。そのため少しでも費用を抑えたいと考える人は多いでしょう。電気代を節約するために、電源をOFFにし、待機電力を抑える人もいるのではないでしょうか。
しかしウォーターサーバーの場合、コンセントを抜くのはやめましょう。コンセントを抜いてしまうと、ウォーターサーバーのお水を安全に安心して給水できなくなってしまいます。
常にコンセントは入れたままにしておきましょう。
ウォーターサーバーのコンセントを抜かない理由
ウォーターサーバーの中には、常にお水が蓄えられています。電力を使うことで、ウォーターサーバーの内部の減菌や滅菌に効果的です。
しかし電源を切ってしまうと、電力が消費されないためうまく衛生状態をキープできません。その結果、細菌の温床の原因につながる恐れが出てきます。
安全・安心のお水を供給するためにも、常にコンセントはさしたままにしましょう。
長期間外泊するときは?
2~3日の外泊であれば、そのままコンセントをさしたままでも問題はないでしょう。しかし1か月以上外泊する場合には、電源を切っても構いません。
しかしその場合には、必ずタンクやサーバー内のお水を抜くようにしてください。お水が残ってしまうと細菌が増え、次回使用する際に影響を及ぼすリスクが高くなります。
また再度使用する場合には、しっかり説明書をチェックし手順を守るようにしてください。正しい手順で行うことで、問題なくウォーターサーバーを再び使用できるでしょう。
ただし少しでも音や温度に違和感がある場合には、コールセンターに連絡するようにしてください。なんらかの問題が発生している場合があるため注意しましょう。
電気代を抑えたい場合には、エコモードや省エネ機能があるサーバーがオススメ
コンセントを抜かなくても、消費電力を抑える方法があります。
エコモードを活用する
ウォーターサーバーの機種の中には、エコモード機能や省エネ機能が搭載しているものがあります。エコモードや省エネ機能を使用することで、大幅に電気代を節約する効果が期待できるでしょう。
エコモードは基本的には普段使っていない時間帯に、温水のキープ温度を少し下げる方法をとっています。温度を下げることで、普段よりも消費電力を抑えることが可能です。
普段使っていない時間帯だけ作用するため、日頃の生活に支障が出ることは少ないと言われています。
また温度を少し下げているだけなので、エコモードの時間帯であってもお湯を給水できるため安心してください。
設置場所に注意する
ウォーターサーバーは、温度を一定に保つために電力が消費されます。そのため直射日光に当たるような場所や温度変化が激しい場所に設置すれば、余計な電力が増えてしまう恐れが出てくるでしょう。
ウォーターサーバーを設置する場所は、できる限り温度変化が少なく、直射日光が当たらないような空間を選んでください。それだけでも電気代節約につながってきます。
チャイルドロック機能がついているものなら、子供の手の届く範囲でも安心して設置できるので、場所を十分に検討しましょう。
こまめなお手入れが大事
ウォーターサーバー本体の背面は、ホコリが溜まりやすい部分です。ウォーターサーバーは、水を冷やしたり温めたりする際に熱を発生させ、本体内に熱がこもらないよう、背面から外に放熱させる仕組みになっています。
しかし、背面にホコリがあると、放熱を妨げるため消費電力が増えることにもなりかねません。
月額の電気料金を下げるためには、本体の背面のホコリをこまめに拭ってキレイにすることが大切です。
壁と本体の間を少し空ける
ウォーターサーバー本体を設置する際、収まりが良いからと壁や棚、テーブルなどにくっつけてしまう方もいるかもしれません。しかし、本体と壁が近いとうまく排熱できずに熱が溜まり、結果的に消費電力が増えることになります。
そのため、本体を設置する際は壁から15センチメートル以上は離し、背面からの排熱を妨げないようにしましょう。
電源をオンのままにしておく
電気代節約のために、使用しないときは電源を切る方もいるでしょう。しかし、電源を切ることは、かえって消費電力が増える原因となるため注意が必要です。
コンセントを抜くと、冷水機能や温水機能が停止します。次に使用する際に冷水や温水を適温にするまでに時間がかかり、その分電気を余計に消費することになります。
さらに、電源を切った状態ではクリーン機能も作動しないため、内部で雑菌が繁殖し不衛生な状態になってしまいます。使用しなくても電源を入れておきましょう。
省エネモードモード搭載のウォーターサーバーもあるので、そのようなウォーターサーバーを選ぶのがオススメです。
温水の設定温度に気を付ける
ウォーターサーバーの熱いお湯をすぐに使いたいと思い、温水の温度を高めに設定している方もいるかもしれません。しかし、お湯を加熱し高温状態で保温しておくために、電力が多く消費されてしまいます。
いつも温水の温度を高く設定していては、電気代がかさんでしまいます。家族が使う温水の適温を把握し、その温度に合わせてできるだけ低い温度で設定しておけば電気代節約にもつながるでしょう。
ウォーターサーバー設置にかかるトータルコスト
ウォーターサーバーを設置するための費用が、どの程度かかるのか心配している人も多くいるでしょう。ウォーターサーバーを設置する場合、お水の購入費用以外にもさまざまなコストがかかってきます。
ウォーターサーバーのレンタル料
ウォーターサーバーの機種によって異なりますが、ウォーターサーバー本体のレンタル料がかかる場合があります。無料のものから毎月千円程度かかる機種まで、費用はさまざまです。
無料の機種よりもレンタル代がかかる機種の方が高性能のケースも多くあります。
お水のボトル代
家族構成や使用頻度によって、どの程度かかるのかは変わってきます。ウォーターサーバーを設置しなくても、お水にこだわれば必ずかかってくる費用です。
ウォーターサーバーならペットボトルで購入するよりも費用を抑えられるかもしれません。またウォーターサーバーの設置で、お水を飲む頻度も増え、健康効果もアップしやすいといったメリットもあるでしょう。
ウォーターサーバーの場合、お水の宅配が一般的です。そのため送料がかかるケースもあります。
ウォーターサーバーを設置する際には、必ず送料がどの程度かかるのかもチェックするようにしてください。
メンテナンス費用
ウォーターサーバーの場合、セルフメンテナンス以外にも専門家によるメンテナンスが必要になってきます。頻度や費用は機種によってさまざまです。
定期メンテナンスが無料のメーカーもあるため、必ずチェックするようにしましょう。
消費電力の費用
ウォーターサーバーも家電です。そのため必ず消費電力が発生します。
ウォーターサーバーの場合、給水するための消費電力はごくわずかです。主にサーバーの中にあるお水の温度を一定に保つために電力が使われます。
他にも解約金・違約金などの費用がかかる可能性もあるでしょう。全体的な費用を計算しながら、ウォーターサーバーを選択するようにしてください。
⇒ウォーターサーバーの人数別の平均使用量に関する記事はこちら
メーカーサイトを見て、一度計算して考えてみましょう
ウォーターサーバーはエコモード搭載機種も多いため、一概に普段の消費電力だけで比較することはできません。そのため一つひとつのシステムをチェックし、消費電力を計算するようにしましょう。
ウォーターサーバーのサイトをチェックする
ただ自分で計算するのは、複雑なため難しいです。ウォーターサーバーのサイトをよく確認し、どの程度の消費電力なのかチェックしましょう。
消費電力以外の項目もチェックする
消費電力だけでなく、全体的な費用の計算が大切です。ウォーターサーバーによっては、何年以上使用しなければ違約金が発生する可能性もあります。
そうなれば実際に使用した後に、解約したいと思っても後悔につながるでしょう。契約する前にしっかり、どのような費用がかかるのか把握することが重要です。
全体の費用やメリット、デメリットなどを把握し、ウォーターサーバーを設置するようにしましょう。
(まとめ)ウォーターサーバーの消費電力ってどのくらい?
ウォーターサーバーの消費電力は冷水が80~90W、温水が350W前後であることが多いです
ウォーターサーバーの消費電力は、冷水で約80~90W、温水が350W程と言われています。
ウォーターサーバーを設置するときには、衛生面を保つためにもコンセントを差し込んだままにしておく必要があるので、エコモードで電気代が安く抑えられる機種は節約に役立つでしょう。
お水を沸かすときに電気ケトルややかんを使うと、電気ケトルは1日4回、やかんは1日2回ほどで月額240円の電気代、ガス代がかかります。
その都度お水を沸かす手間の必要な電気ケトルと比べ、いつでもすぐに適温のお水やお湯が使えるところが、ウォーターサーバーの便利なポイントの1つです。