ダイエットのための水分補給方法は、入浴中や入浴前にもお水を飲むことです

入浴中や入浴前後のダイエット向き水分補給方法を知りたい、入浴中や入浴前後にはどんな水分補給をするといいのかが分からないなど、水分補給についてお悩みではないでしょうか。
入浴中には汗をかいて体内の水分が大量に失われるため、入浴中や入浴前後の水分補給はとても大切です。入浴はやせたいときに活用できるダイエット方法のひとつですが、効率良いダイエットのためには正しい入浴方法で行う必要があります。
ダイエットのためにおすすめの、入浴と水分補給の関係について紹介します。
目次
入浴により、体内の水分量が不足しやすくなります
人の身体は、多くの水分が占めています。そのため脱水に傾くと、なんらかの影響をきたしてしまうでしょう。そのため水分は、こまめに摂るようにしてください。とくに脱水に傾きやすいタイミングは欠かさずに摂りましょう。
お風呂は脱水に傾きやすい時間帯です。そのためお風呂の前にも水分を補給することが大切と言われています。またお風呂上がりにも水分を補給し、身体の水分を保持するようにしてください。
脱水による症状
脱水になると、その状況によってさまざまな症状が引き起こされます。
- めまい
- 尿量減少
- 震え
- 食欲減退
- 呼吸困難
- 生命の危機
お風呂の中で、この症状が現れれば、お風呂の中で溺れる可能性も高くなります。そのためお風呂の中やお風呂上がりは、脱水症状に注意しましょう。
お風呂上がりに最適な水分とは
ダイエットの観点でいうとカロリーのないお水が最適です。ただし温度に注意が必要でしょう。
お風呂上がりは、体内の水分量が極端に少なくなっています。そのため少しでも早く水分を補給する必要があるでしょう。つまり10℃程度の冷水を飲むようにしましょう。冷水は温水に比べて、体内の吸収速度が速いという特徴があります。そのためお風呂上がりは冷水の方がおすすめです。
ただし冷水は胃腸に負荷をかけてしまうと言われています。日々の水分補給には冷水ではなく温水を選ぶようにしてください。そうすることで胃腸に負荷をかけることなく、水分補給を行えます。また温水であれば、代謝も落ちにくいため、意識して温水を選びましょう。
お風呂上がりに牛乳を飲むことで「カルシウム」を補うことができます

お風呂上がりの水分として牛乳もおすすめです。牛乳と言えば、温泉などにおいてあるイメージがあるでしょう。お風呂上がりと牛乳は、非常に相性がいいと考えられています。
お風呂上がりに牛乳を飲む理由
カルシウムを効率的に摂取するためには、寝る前の1時間半~3時間前にカルシウムを摂ることが良いと言われています。お風呂を入るのが夜だとすれば、お風呂上がりに牛乳は、カルシウムを効率的に摂ると言えるでしょう。
また神経を穏やかにさせる効果も期待できます。そのため睡眠前であれば、睡眠の質を上げるためにも良いと考えられています。
牛乳を飲む注意点
牛乳とお水の大きな違いはカロリーです。牛乳を飲む場合、カロリーが増えることを意識しなければいけません。通常通り食事を行い牛乳をプラスすると、トータルのカロリーはアップするので太りやすくなるでしょう。そのため牛乳分のカロリーを気にしながら、食事を調整するようにしてください。
状態をみながら、お水にするか牛乳にするか検討するようにしましょう。どちらもメリットがあるので、自分の摂りやすい水分を選んでください。
お風呂上がりのストレッチは、ダイエットに効果的です
ダイエットを行う場合、お風呂上がりにストレッチを行うようにしましょう。
お風呂上がりにストレッチが良い理由
お風呂上がりは筋肉や関節が温められ、軟らかくなっています。そのためストレッチが行いやすいでしょう。ストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が上がるため、血液の循環が改善しやすくなります。さらにパフォーマンス能力もアップするので、ダイエットのエクササイズが行いやすくなるでしょう。
また筋の疲労を改善する効果も期待できます。筋肉痛予防にも繋がるので、エクササイズを行っている人は積極的にストレッチも行ってください。怪我予防にも繋がるので、必ず行うようにしましょう。
ストレッチのやり方
ストレッチの基本は、ゆっくり筋肉を伸ばすことです。そのため筋肉の伸びを感じたら、その状態のまま30秒程度キープしましょう。その際、決して反動などを付けずに筋肉の伸びを感じてください。呼吸は楽に行うようにしましょう。
痛みを我慢しすぎて息を止めれば逆効果です。筋肉を痛める場合もあるので、決してムリはしないでください。同じ筋肉を2~3回ストレッチしましょう。毎日継続して行うことで、徐々に筋肉が軟らかくなっていきます。
マッサージも効果的
ダイエットには、入浴中のマッサージもおすすめです。入浴中に下半身をマッサージすると血流や代謝がアップし、むくみの解消にも繋がります。足のマッサージは、足首から太ももまで徐々に行いましょう。
足のむくみ解消ケアのマッサージは、足首からひざ裏のひざ下リンパ節まで、リンパを流すイメージで行います。やや圧をかけながら、足首、ふくらはぎ、ひざの順に手のひら全体を使ってマッサージしてください。
太もものマッサージでは、ひざから足の付け根にあるリンパ節に向けて流すイメージです。太ももは、両手の手のひらを使って内側の脂肪を引き出すようにマッサージしたり、絞るようにマッサージしたりします。最後に足の付け根に向かって流すように太もも全体をさすります。
お風呂上がりには、むくみが解消してすっきりした足になっているでしょう。
お風呂で体をゆっくりと温めましょう

お風呂はダイエットのためだけでなく、睡眠のためにも最適と言われています。
お風呂と睡眠の関係性とは?
お風呂でゆっくりと身体を温めることで、末梢血管が拡張します。お風呂から上がった後は、速やかに体温の低下が起こってくるでしょう。その作用が睡眠に導きやすくなると言われています。
そのため寝る2時間前ぐらいにお風呂に入るようにしましょう。
お風呂の入り方
睡眠の質が良くなるお風呂の入り方は、40℃前後の湯船につかることです。ぬるすぎると体温が低下する速度が速やかにならないので、睡眠の質を上げることができないでしょう。
一方熱すぎると交感神経を刺激し、興奮してしまう可能性があるので良くありません。入浴時間は、15分程度が良いでしょう。10分以下であれば、深部体温を温めることができないと言われています。あまりにも長すぎてもお湯の温度が下がってしまうので、意味がなくなります。
睡眠の質を上げるような入浴を行うことで疲労回復、ストレス発散などの効果があると言われています。できる限りシャワーで済ませるのではなく、湯船につかるようにしましょう。
ダイエットには、半身浴がおすすめです
半身浴は、全身浴と違い、上半身がお湯につからない入浴方法です。
半身浴のやり方
- 身体が冷えないように浴室を暖かくして、お腹のみぞおち部分までぬるめのお湯にゆっくりとつかります。
- 最初に浴室を25度以上に温め、お湯の温度を38~40度くらいに設定してから半身浴を始めてください。
- 20~30分ほど入浴し、よく汗をかいたら終了です。
美肌・デトックス
半身浴では、身体を温めたときに毛穴が開いて汗と一緒に毛穴汚れが落ちやすいと言われています。半身浴でリンパの流れが促進されると、体内の老廃物が活発に運ばれ、効率良く排出されるでしょう。
これにより、体内の老廃物を排出するデトックス効果と、美肌効果に役立ちます。また、ゆっくりお風呂につかることにより、リラックス効果も期待できます。
ダイエット・むくみ改善
半身浴自体はそれほどカロリー消費量が高くありません。半身浴でじっくりと身体を芯から温めることで血行を促進し、基礎代謝が上がって脂肪燃焼に繋がると言われています。
半身浴と運動を組み合わせると、効率の良いダイエットができるでしょう
半身浴前に軽い筋トレ
体の冷えを改善し、半身浴で汗をかきやすくしたいときにおすすめです。入浴前には、お湯一杯を飲み、腹筋やスクワットなど下半身の大きな筋肉のトレーニングが血行を改善するとされています。
強めの強度で3分ほど休みなしでトレーニングを行うと、身体が温まり、半身浴中の発汗量がアップするでしょう。
半身浴後に有酸素運動
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼効果を倍増させたい人にダイエット時におすすめです。半身浴で体が温まっている状態は、有酸素運動の脂肪燃焼が始まる段階に似た状態です。
半身浴後に有酸素運動を行うと、すぐに脂肪燃焼が始まって脂肪燃焼時間も長くなるなど、ダイエットの効率が上がりやすいとされています。
半身浴後にストレッチ
半身浴後に筋肉や関節が緩み、血流とリンパの流れが良くなっている状態はストレッチに最適です。筋肉を伸ばすとさらに循環が良くなり、代謝が促進されて老廃物の排出が促されます。
身体が温かいうちに、自然な呼吸とともにゆっくり筋肉を伸ばしてください。
(まとめ)入浴中や入浴前後、ダイエットに効果的な水分補給方法とは?
ダイエットのための水分補給方法は、入浴中や入浴前にもお水を飲むことです
入浴中、入浴前後は身体の水分が減少する時間帯のため、充分な水分補給が必要です。体内の水分が不足してしまうと、めまいや震え、呼吸困難などの脱水症状が起こる恐れがあります。ダイエット中には、脱水症状を起こさないように、汗をかいたらカロリーのないお水で水分補給を行いましょう。
とくに水分が不足している入浴後には、体内に吸収されやすい冷水を飲むのがおすすめです。お風呂上がりには、カルシウムを効率良く吸収できる牛乳も適しています。
お風呂上がりに牛乳を飲む場合は、カロリーのとりすぎにならないよう気を付けて摂取してください。