大量の水分を摂取するダイエットを行うことで、消化不良を起こすことがあります
消化不良になると胃もたれや嘔吐、便秘、下痢などの症状などを引き起こします。消化不良を起こす原因は様々です。
暴飲暴食や過度な飲酒などが原因に挙げられますが、大量に水分を飲むことでも消化不良を招く可能性があるでしょう。
水分ダイエットを行う場合でも、適正な摂取量を守っていれば、消化不良を起こすことはありません。
また常に消化不良を起こしやすい方であれば、内臓に負担をかけないピュアウォーターを選ぶようにしてください。それでも消化不良が続くときは、病気を疑いましょう。
目次
食事中の過度な水分補給は消化不良を起こしやすいです
食事中にお水を飲むと、胃腸に負担がかかる場合があると言われています。なぜ胃腸に負担がかかるのか、そしてどのような飲み方に気をつけたらいいのでしょうか。
食事中はお水をあまり飲まない方が良い
食事のときに食べた食物は、胃の中で胃酸によって溶かされ、消化されます。しかし、食事中に水分を摂取すると胃酸が薄まり、消化する力が弱くなると言われています。
消化に時間がかかると、胃は長い時間活発に活動しなければなりません。そのため、水分摂取による消化不良で胃に負担がかかることになります。
消化不良を起こさないようにするには、食事の30分前までに水分を摂取しておくと安心です。もし食事中にお水が飲みたくなったときにはコップ一杯位までと決めておくと、消化不良になりにくいでしょう。
消化不良は暴飲暴食や過度な飲酒などが原因で起こります
消化不良になると、嘔吐や胸やけ、胃もたれ、便秘、下痢などの症状を引き起こします。消化不良になる原因は、人によって異なりますが、主な理由は食習慣でしょう。
消化不良になる原因
- 刺激物の多い食事
- 脂肪分が多い食事
- 暴飲暴食
- 過度な飲酒
上記のような食生活を送っている人は消化不良が起こりやすいでしょう。しかし食習慣はちゃんとしていても、消化不良が起こることがあります。
それは精神面によるものです。精神面が乱れてしまうと、交感神経が過剰に興奮を起こします。
胃の蠕動運動は副交感神経によって引き起こされるため、蠕動運動が抑制されてしまうでしょう。そうなれば消化がきちんと行えずに、消化不良になってしまいます。
他にも薬剤の副作用なども原因として挙げられます。常備薬がある場合には、副作用に消化不良がないかチェックしましょう。
消化不良の対処法
消化不良の対処は、原因を除去することが最も大切です。食生活の乱れが原因の方は、食生活を整えるようにしてください。
- 禁煙する
- 精神面を安定させる
- 夜遅くに食事をとらない
- 食事の時間を同じにする
- 咀嚼回数を増やす
- 常備薬の変更を相談する
上記のような対処が効果的です。できる範囲の対策から実施しましょう。消化不良を引き起こしそうな食材を避けることも効果的です。
大量の水分摂取によって、嘔吐などの症状が現れます
消化不良には、大量の水分摂取も影響しています。水分が良いとは言っても、大量に摂取することでリスクを高めてしまうでしょう。
大量の水分摂取によるリスク
大量に摂取することで、正常な臓器では処理することができなくなります。そのため水分摂取が臓器に負荷をかけてしまうでしょう。
さらに血液の濃度が薄くなってしまいます。そうなれば電解質のバランスを乱れてしまうでしょう。
その結果、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こします。最悪の場合には、呼吸困難も起こるため大量の水分摂取は控えてください。
冷水によるリスク
消化不良を水分で起こす原因として、冷たすぎることも考えられます。水分が冷たすぎてしまうと、消化器官にダメージを与えてしまうでしょう。
そのため腹痛や下痢などの症状を引き起こします。つまり量だけでなく、温度にも注意してください。
種類によるリスク
また水分に溶け込んでいる物質の影響によって、消化不良を引き起こすこともあります。マグネシウムが多く溶け込んでいれば、下痢などの症状が起こるでしょう。
そのため、どの程度の物質が溶け込んでいるかラベルで確認しましょう。
水分ダイエットは適正な水分摂取量を守って行いましょう
水分ダイエットは、水分を大量に摂取するダイエットではありません。適切な方法でダイエットを行うようにしましょう。
そうすることで、健康的にダイエットを行うことができます。
1.5L程度の水分摂取を目安に
1日に2.5L程度の水分が失われています。食事からも水分は摂取できるため、飲料としては1.5~2L程度摂取してください。
それ以上の水分を摂取することは、大量になってしまいます。臓器や健康を保つためにも大量摂取は控えましょう。
常温の水分を摂取する
水分ダイエットには、常温が最も適しています。常温であれば、臓器にダメージを与える心配はないでしょう。
そのため常温の水分がダイエットには効果的です。
体調に合った水分を摂取する
人によって合う、合わないは様々です。人によってはマグネシウムが溶け込んでいる水分でも問題ない人もいるでしょう。
また反対に少しのマグネシウムでも消化不良を起こすこともあります。そのため水分を摂取した後に体調がどうかを確認してください。
少しでも不調がある場合には、別の水分を摂取しましょう。
一度に摂取しない
水分を一度にがぶ飲みしてしまえば、消化不良が起こりやすくなります。消化不良を起こさないためにも、水分は少しずつ摂取してください。
また少しずつ摂取することで、臓器への負荷も最小限に抑えることができるでしょう。
消化不良が続く場合には、病気を疑いましょう
消化不良を引き起こす病気もあります。症状は持続する際は、病院を受診しましょう。
逆流性食道炎
胃酸が逆流することで、食道の粘膜を酸によって炎症を引き起こす病気です。胸やけや胃酸の逆流などを感じる症状が現れます。
内服による治療や食生活の見直しなどの治療を実施します。
消化性潰瘍
胃や十二指腸が胃酸によって損傷します。その結果、腹痛が引き起こされるでしょう。深刻な場合には嘔吐や出血を伴います。
出血が多い場合には、手術を必要とすることもあるでしょう。
機能性ディスペプシア
特に検査では異常が見つかりません。しかし胃もたれや胃痛などの症状はあります。
精神面によるものと考えられており、過労や睡眠不足がある場合には注意が必要です。
他にも胃がんなどでも消化不良が起こります。
- 50歳以上
- 体重減少
- 便が黒い
- 尿から出血する
上記に当てはまるときは、重大な疾患が隠れている可能性もあります。そのため早めに内科や消化器科などを受診してください。
もし何も疾患がない場合にも、消化不良を抑える内服薬などを処方してもらうこともできます。消化不良だからと言って軽く考えずに、万が一のケースも考えて早め、早めに動きましょう。
慢性化してしまえば、症状が長く続いてしまいます。そのため少しでも消化不良に悩んでいる場合には相談した方が良いでしょう。
(まとめ)水分ダイエットで消化不良を起こすって本当?
大量の水分を摂取するダイエットを行うことで、消化不良を起こすことがあります
消化不良になると嘔吐や胸やけ、胃もたれなどの体調不良が生じます。消化不良の原因には、主に食習慣やストレスなどがありますが、大量の水分摂取により消化不良が起きることもあるとされています。
水分ダイエットをしようと過剰に水分を摂取したときには消化不良が起きることがあるので、水分の摂取方法に注意しましょう。元々水分ダイエットは、ただ大量に水分を摂取するダイエットではありません。
適正な水分摂取量を守り、身体に合う水分を少しずつこまめに摂取すると、臓器への負担を抑えられます。