冷たい水に比べ吸収速度は劣りますが、身体に負担をかけずに水分補給することができるからです
お水を飲む時には常温のお水を飲むのが良いとよく言われますが、なぜ常温のお水が良いのでしょう。普段お水を飲む時には冷たい冷水を飲むという方もいるかもしれません。
お水には、冷水や常温の水、白湯、お湯など温度が異なるものがたくさんあります。お水の温度によって体調への影響が変わる場合があるので、飲むお水の温度は大切です。
水分補給のためにお水を飲むことは大切とされていますが、飲む時にはお水の温度にも気をつける必要があります。
目次
常温のお水は「日常的な水分補給」にオススメです
冷たいお水は普段の水分補給に適していないと言われています。冷たいお水を飲むと胃や腸が冷えやすくなるため、内臓に負担がかかるかもしれません。
胃や腸に負担がかかりやすい食事後や夜寝る前などには、常温のお水を飲んで負担を軽減させるのがおすすめです。また、冬場には冷たいお水を飲むと身体を冷やす原因にもなる場合があります。
どちらかと言うと寒さに強い男性よりも冷え性に悩んでいる女性の場合、冷たいお水の摂取には注意した方がいいでしょう。
常温のお水
冷やしたり温めたりしていない状態の、約20～30℃のお水が一般的な常温のお水です。身体に与える刺激が少ない常温のお水を普段から飲んでいると、健康的に必要な水分を補給できるので、様々なメリットが得られます。
常温より温かい白湯にも、常温のお水と同じように健康に良い効果があると言われています。
便秘の改善
常温のお水で水分補給をすると、水分不足で硬くなっていた便が水分を含んで柔らかくなります。水分が血液やリンパの流れを活発にさせるため、便が排出されやすくなりデトックスにも効果的です。
ダイエット効果
水分補給により不足していた体内の水分量が改善すると、ドロドロしていた血液がサラサラになるとされています。血液がサラサラになり血流が改善して代謝が上がることで、痩せやすくなります。
美肌効果
常温のお水を飲んで体内の水分が充分に保たれていると、ハリやつやのある美しいお肌の維持もできるでしょう。水分が不足して乾燥している肌とは異なり、水分があって代謝の良い状態になると栄養や水分が行きわたった美肌の維持につながります。
運動時には常温のお水より「冷たいお水」が向いています
スポーツなどの運動時には汗をかいたり体温調節をしたりするため、普段よりも多くの水分を摂取しなければなりません。運動時の水分補給には、様々な理由から常温のお水よりも冷たいお水がおすすめです。
冷水での水分補給
運動やスポーツをしていると、体温が上昇して大量に汗をかく場合が多いでしょう。冷水は上がった体温を下げるのに役立ち、また身体に早く吸収されやすくスムーズに水分補給できるため、運動時には冷水での水分補給が適しています。
冷水の特徴
冷水とは、5～15℃くらいに冷やしたお水のことです。夏場や運動して暑さを感じている時には冷たいお水がおいしく感じられるため、常温のお水よりも飲みやすいはずです。
普段よりも高い体温の調整や水分補給には冷水がおすすめですが、飲みすぎると身体の冷えや胃腸への負担がかかるので注意が必要です。
熱中症対策には「塩分」も意識しましょう
暑い夏には適切な水分補給を行っていないと、脱水症状になったり、吐き気、頭痛、高熱が出る熱中症にかかったりする恐れがあります。熱中症にかかって悪化させてしまうと、意識をなくすなどの危険な事態に及ぶかもしれません。
熱中症対策には水分補給を行うことが大切ですが、同時に不足しやすい塩分の摂取もしっかりと行うことが大切です。
熱中症の要因
熱中症を引き起こす要因には、「環境」「からだ」「行動」の3つがあると言われています。高い気温や湿度、強い日差しなどの環境要因や、高齢者や乳幼児、肥満の方、体調不良などの要因、激しい運動をした時や水分補給できなかった時などの行動要因により、熱中症が起きる場合があります。
これらの要因によって体温が上昇し、体温調節機能が働かなくなった時に熱中症にかかってしまうため、無理せず体調の変化に気をつけましょう。
熱中症対策
熱中症にならないためには、日差しの強い場所を避けたり冷房を使ったりして、高温多湿の環境を避けることが重要です。暑い時には汗をかいて身体の水分と塩分が不足するため、水分補給と塩分補給がかかせません。
こまめにスポーツドリンクやイオン飲料を摂取し、水分と塩分を補給してください。
体調やシチュエーションによってお水の温度を使い分けましょう
毎日の水分補給は、そのシチュエーションによって適したお水の温度が異なります。起床時や寝る前など水分が必要な時に適した方法でお水を飲むと、より美容・健康に良い効果が得られるでしょう。
適したお水の温度
基本的には常温のお水が水分補給にいいとされていますが、状況によって冷水が適している時や温水が適している時があります。冷たいお水での水分補給が適しているのは、前述したように、夏の暑い時や運動後、お風呂の前後などです。
朝の起床時に冷たいお水を飲むと、下がった体温を戻すためにカロリーが消費されやすくなります。逆に身体が冷えている時や寝る前の水分補給には温かいお水がおすすめです。
冷えている身体を温めて副交感神経を優位にし、リラックスできる状態になるため質の良い睡眠がとれます。
ウォーターサーバーなら温度調節が簡単
冷水や温水、常温のお水など、美容や健康のためにお水の温度にも気をつけたいという場合には、ウォーターサーバーの利用がおすすめです。ウォーターサーバーには温水と冷水が出せるタイプがあるので、温水や冷水、さらに白湯まで、いつでもレバーひとつですぐに準備できます。
起床時や寝る前など、お水を準備するのが面倒な場合でも、サーバーからすぐにお水が出せるウォーターサーバーがあると、毎日の水分補給も手軽に行えます。ウォーターサーバーの電気代を抑えたいという場合には、エコモードや省エネモード機能のあるサーバーがおすすめです。
（まとめ）常温のお水を飲むメリット・効果は？
冷たい水に比べ吸収速度は劣りますが、身体に負担をかけずに水分補給することができるからです
水分補給に飲むお水は、常温のお水が健康や美容にいいと言われています。常温のお水は、胃や腸などの内臓や身体を冷やすことがないため、身体に負担なく必要な水分を補給できます。
運動時や暑い日などには、急激な水分不足を改善したり体温を下げたりするために冷水での水分補給を行ってください。また、食事の後や寝る前などには、胃や腸を温められる温水での水分補給がおすすめです。
シチュエーション、体調に合わせたお水を選んで水分補給を行うと、ダイエットや体調を整える役に立つでしょう。
<参考文献>
- 日本スポーツ振興センター「暑熱環境下における水分補給」
- 大塚製薬「熱中症からカラダを守ろう」
- 一般財団法人日本気象協会「熱中症について学ぼう：予防と対策」
【この記事の執筆】
ピュアハワイアンWebマガジン編集部
この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。
