乳児に与える水分量は、1kgあたり100ml程度です
乳児に与える水分量は、どのくらいとはっきり言うことはできません。それは環境によって必要とされる水分量が変わるからです。
ただ一般的には、体重10kg未満であれば、体重1kgあたり100ml程度の水分が必要になると言われています。母乳やミルクなどから摂取する水分量も含まれています。
そのため母乳をたくさん飲む子であれば、母乳以外の水分は要らない可能性もあります。与える水分量は多すぎても体調を壊すため、注意するようにしましょう。
1日200ml程度の水分を与えるようにしましょう
乳児に与える水分は、基本的には母乳やミルクでも十分足りていると言われています。しかし季節などによって、汗を多くかいているときなどに水分を与える方が望ましいと考えられています。
一般的に乳児が1日に必要な水分量は、体重で変わってきます。体重が10kg未満であれば、体重1kgあたり100ml程度の水分量が必要になるとされています。
つまり体重が8kg程度であれば、800ml程度が必要になるということです。ただし活動など環境によって、もっと必要になる場合もあります。
この量は、ミルクや母乳などの水分量も含まれています。母乳を多く飲むような子であれば、母乳だけで必要な水分量は摂れている可能性があります。
反対にあまり飲まない子であれば、水分が足りていない可能性もあるため補うようにしましょう。目安としては、1日200ml程度の水分を与えるようにしましょう。
あまり飲みたがらなければ、ムリに与えるのではなく様子を見るようにしましょう。母乳やミルクでお腹が満たされていれば、ムリに飲ませることで吐く可能性もあります。
乳児に水分を与える際は、様子を見ながら欲しがる量を与えてください。
水分の与えすぎは、体調を壊す恐れがあります
脱水などの状態が心配だからといって、たくさんの水分を与えると逆効果になります。水分量が多いと、血液が薄められる恐れがあります。
その結果として電解質の状態が悪くなってしまい体調を壊す可能性があります。
またイオン水や果汁などには糖分が含まれてます。与え過ぎることで、肥満に繋がる場合もあるため注意しましょう。
さらに水分の与えすぎで問題となるのが、栄養不足です。水分でお腹が満たされていれば、母乳やミルクを飲む量が減ってしまいます。
その結果として乳児に必要な栄養を補うことができません。乳児にとって、ミルクや母乳が大切な栄養源です。
水分を与える場合には、母乳やミルクに影響を与えない程度の量を守るようにしてください。これらの状態は、一気に水分を与えることによって起こりやすくなります。
乳児の身体は、一気に大量の水分を吸収することはできません。そのため身体に大きなストレスをかけてしまいます。
水分を与えるときは、一気に与えずにこまめに与えるようにしましょう。1回の水分摂取は20ml程度未満にするようにしてください。
安全に飲めるお水を選ぶようにしましょう
水分量以外にも、水分の種類に注意する必要があります。乳児の身体にストレスをかけないためには、純水がよいと言われています。
純水とは、不純物を含まないお水のことです。そのため乳児の水分を補うためには、もっとも適していると考えられています。
ミネラルウォーターや硬水などは、ミネラルなどを多く含んでいます。つまり乳児にはストレスがかかりすぎるため、適したお水とは言えません。
ウォーターサーバーなど使用することで、赤ちゃんに適したお水を選ぶことができます。赤ちゃんだけでなく、授乳中の母親にとっても適したお水です。
授乳中の母親は、いつも以上に水分が必要と言われています。それは母乳によって、体内の水分が少なくなっているからです。
体内の水分が減ることで、体調が悪くなるだけでなく母乳にも影響を及ぼします。母乳をしっかり出すためにも、水分を多く摂るように心がけましょう。
(まとめ)乳児に与える水分量はどのくらい?
乳児に与える水分量は、環境によって左右されます。一般的には体重10kg未満であれば、体重1kgあたり100ml程度と言われています。
母乳やミルクの量も含まれているため、与え過ぎないように注意しましょう。
乳児の水分量は、ミルクや母乳で十分に足りていると言われています。体重8kg程度の子であれば、1日に必要な水分量は800ml程度です。
ミルクや母乳の量も含まれているため、どの程度飲むかによって与える水分量が変わってきます。
乳児に水分の与えすぎは、体調を崩す恐れがあります。電解質バランスの崩れや肥満、栄養不足などをきたす可能性があります。
一気に与えず、こまめに分けて水分を与えるようにしましょう。1回の水分量は20ml程度未満に抑えるようにしてください。
乳児にストレスをかけないためには、純水を選ぶようにしましょう。ミネラルウォーターや硬水は、乳児にストレスとなるため控えるようにしてください。
授乳中の母親もいつも以上に水分を補うようにしましょう。