カテキンを多く含む緑茶はダイエットに適した水分です
緑茶は日本人に最も馴染み深い飲み物の一つです。緑茶に含まれるカテキンには、ダイエット効果があると言われています。
このカテキンには体脂肪を減らす効果が期待でき、さらに便通改善にもパワーを発揮するでしょう。つまりダイエットを行う方には、積極的に摂りたい水分の一つです。
ただし摂りすぎは副作用をもたらします。貧血や睡眠阻害、尿路結石などの副作用があるため注意が必要です。
カテキンの量は茶葉によっても異なります。茶葉の種類や入れ方にも注意しながら、緑茶を摂るようにしてください。
目次
カテキンには、脂肪を燃焼させる効果が期待できます
お茶は奈良や平安時代に伝わり、日本全土に広まったとされています。今では緑茶はペットボトルなどでも市販されており、気軽に飲めるお茶の一つです。
そのため緑茶を良く飲むという人も多いのではないでしょうか。緑茶には多くのパワーを持っていると言われています。
緑茶に秘められたパワーは、ほとんどがカテキンによるものです。カテキンを飲むことで、ダイエットに繋がる効果を発揮してくれるでしょう。
カテキンには殺菌効果があり、悪玉菌を攻撃する作用があると言われています。それによって善玉菌が増え、腸内環境が良い状態に整ってくれるでしょう。
腸内環境が正常化することによって、お通じが出やすい状態になります。特に便秘に苦しんでいる人には、最適な飲料と言えるでしょう。
炭水化物をとると胃や小腸でブドウ糖に分解され、血管内に溶け込みます。その結果、血糖値が食後に上昇し、インスリンが過剰に分泌される仕組みです。
インスリンには脂肪の合成を促進し、体脂肪を蓄積しやすい状態にする作用があります。そのためインスリンが過剰に分泌すれば、太りやすくなると言えるでしょう。
緑茶を飲むことでブドウ糖に分解することを妨げる作用があります。そのため血糖値の上昇を防ぎ、体脂肪をつくことを邪魔する効果が期待できます。
この効果はカテキンではなく、ビタミンCの作用によるものです。緑茶には、ビタミンCがたっぷり含まれています。
ビタミンCは肌にとって重要な栄養素です。メラニンを肌に沈着することを予防、ハリや弾力をキープするなど女性にとって嬉しい作用が様々あります。
つまり緑茶を飲むことによって、肌を綺麗にしてくれる効果が期待できるでしょう。
ほかにも風邪や高血圧、動脈硬化などの予防、発がん抑制作用、コレステロール上昇抑制など多くのメリットが期待できます。上手に緑茶を飲むことで、身体に嬉しい作用をえることができるでしょう。
緑茶を摂りすぎることで、貧血や尿路結石などを引き起こします
緑茶は嬉しい効果が沢山ありますが、たっぷり飲めば良いということではありません。たっぷり飲みすぎることで、副作用も起こるため注意しましょう。
緑茶には、特有の渋みを味わうことができます。この渋みを感じさせるのはタンニンによるものです。
このタンニンは鉄分とくっつくことで、身体に鉄分が取り込まれることを邪魔する作用があります。そのため貧血に苦しんでいる人が飲むことで貧血症状を重篤化する恐れが出てくるでしょう。
そのため貧血に苦しんでいる人は、一度医者に確認してから飲むようにしてください。
緑茶にはカフェインが多く含まれています。そのためカフェインの影響によって興奮作用を招く恐れがあるでしょう。
もちろん日中であれば問題はありません。作業効率を高めるなどのメリットになります。しかし夜に飲むことで眠りを妨げてしまうことも考えられるので夜は控えた方が良いでしょう。
緑茶に含まれているショウ酸が原因物質です。ショウ酸とカルシウムがくっつくことによって、尿路結石を招く恐れがあります。
普通の量を飲んでいれば基本的に問題はありませんが、過剰に飲む、一気に飲むことでリスクを高めるので注意してください。
緑茶は身体を冷やす作用のある飲み物と言われています。利尿作用があり、尿と一緒に熱を奪ってしまう仕組みです。
そのため冷え症で苦しんでいる人が飲むことで、症状をひどくさせる恐れがあるので注意が必要となります。冬場などは特に飲む量に配慮しましょう。
緑茶の種類によってもカテキンの量が異なります
では、どの程度が適量なのでしょうか。正しい飲み方も把握して、身体に嬉しい方法で飲みましょう。
緑茶は一日に1L程度であれば、問題ない量とされています。2、3杯程度でも効果を十分に発揮できるともいわれており、食事の合間で飲む習慣をつけると良いでしょう。
カテキンは一気に飲んでも、ほとんどが吸収せずに出されてしまいます。そのため一日の中で、こまめに飲んだ方が良いでしょう。
食事の後などに1~2杯程度を目安に飲んでください。
緑茶と一言で言っても、様々な種類があります。抹茶や煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶などです。
この種類によってもカテキンの量は全く異なり、最もカテキンを多く含んでいるのが煎茶です。煎茶には、およそ12%も含まれていると言われています。
紅茶やほうじ茶なら2%程度なので、煎茶はすごく多いと言えるでしょう。つまりカテキンのパワーを十分に生かしたい場合には、煎茶を選ぶようにしてください。
もちろん他の種類の緑茶もカテキンは含まれるので、好みに応じて選んでも構いません。
緑茶以外にもお水なども摂りましょう
一日に水分は2Ł前後飲むことが推奨されています。そのため緑茶だけでは推奨量を飲むことはできません。
緑茶だけでなくお水なども併用し、推奨されている水分を飲むように心がけてください。
お水は緑茶と異なり、ほとんど成分が含まれていません。そのためカラダに負担をかけることは少ないでしょう。
しかしお水を飲むことによって、血の巡りを良くするなどの効果が期待できます。健康面を考えても、お水は積極的に飲むようにしましょう。
緑茶だけで極端にダイエットができるとは言えません。ダイエットを行うためには、ほかのダイエットも併用することが大切です。
ダイエットを続けるためにも、楽しく行うようにしてください。ハードすぎるダイエットは続かないため適していません。
少しずつダイエットに取り組むようにしましょう!
(まとめ)緑茶はダイエットに向いている水分なの?
緑茶に含まれるカテキンは体脂肪を減らす効果が期待できます。さらに便通促進にもつながり、ダイエットの強い味方になるでしょう。
摂りすぎると貧血や尿路結石などの副作用をもたらします。茶葉の種類や煎れ方も考えて、緑茶を飲みましょう。
緑茶にはカテキンなどの多くの成分が含まれています。悪玉菌を攻撃することで善玉菌を増やし、腸内環境の正常化に繋がるでしょう。
ブドウ糖の分解を抑制することでインスリンの分泌を抑制します。血糖値の上昇抑制や発がん性抑制などの効果が期待できます。
緑茶を飲みすぎると副作用をもたらします。タンニンの成分によって、貧血症状を重篤化させます。
眠りを妨げる、尿路結石、冷え症などの副作用も考えられるため、飲み方には注意してください。
緑茶は1日1L程度にしましょう。一気に飲んでもカテキンが吸収されないため、食後に飲む習慣をつけてください。
緑茶には煎茶や抹茶、ほうじ茶など様々な種類があります。カテキンが最も多く含まれているのが煎茶です。
水分は一日2L前後飲むことが推奨されています。緑茶だけでなく、お水などの水分を併用しましょう。
お水には血の巡りを改善する効果が期待できます。ほかのダイエットも併用しながら、楽しく取り組んでください。