赤ちゃんに適した硬度は、硬度0~60mg/l 未満の「軟水」です


お水には、カルシウムやマグネシウムなどの含有量によって硬度が変わってきます。含有量が多ければ硬水や超硬水と呼ばれます。

反対に含有量が少なければ軟水と呼ばれます。それぞれにメリットとデメリットがあります。

消化器官が未発達の赤ちゃんには含有量の少ない軟水が適していると言われています。ミルク作りや離乳食作りなど軟水を使用するようにしましょう。

硬度はマグネシウムなどの含有量によって変わります

お水は大きく硬水と軟水に分けることができます。これはマグネシウムやカルシウムなどの含有量の違いで分けられています。

  • 60mg/l未満:軟水
  • 60~120mg/l未満:中軟水
  • 120~180mg/l未満:硬水
  • 180mg/l以上:非常な硬水

硬水は含有量が多く、ヨーロッパに多いお水です。軟水は含有量が少なく、日本で湧き出ているお水に多いです。

もちろん日本にも硬水が湧き出ている地域はあります。

赤ちゃんにとって、カルシウムやマグネシウムを多く摂ることで内臓にストレスを与える可能性があります。そのため赤ちゃんには、含有量が少ないお水が適していると言われています。

赤ちゃんが硬水を飲むと、お腹を壊したり内臓を傷つけたりする恐れがあります。たとえ硬水を沸騰させても、軟水に変わるわけはありません。

沸騰させても赤ちゃんへの影響はあるため、必ず硬水は与えないようにしてください。ミルク作りの際も硬水は向きません。

ミルク作りをする場合も軟水を使用するようにしてください。

軟水は、味にクセがないため飲みやすいお水です

軟水は、日本人好みの味

比較的クセもなく、特有の香りも少ないです。そのためどんな料理にも影響を及ぼしにくいと言われています。ただマイナス面としてミネラルの補給ができない点です。

しかし赤ちゃんの場合、母乳や粉ミルクに必要なミネラルは含まれています。そのためお水でミネラルを補充する必要はありません。

またミネラルを含んでいないため、どんな人でも安心して飲むことができます。持病を持っている人・薬を飲み水として使用したい人・妊婦など、どなたでも飲むことができます。日本人に馴染みのあるお水のため、違和感もなくサラッと飲めるはずです。

硬水は飲みにくいと感じる人も多い

硬水は、便秘解消や動脈硬化の予防があると言われています。ただ誰でも飲める訳ではありません。

特有のクセがあり、飲みにくいと感じる人も多くいます。また腎臓に疾患がある人は、結石ができるリスクが高くなるなどのデメリットがあります。

また人によっては、お腹が緩くなりすぎる場合もあるため注意しましょう。軟水や硬水のメリット、デメリットを知って、自分に合ったお水を選ぶようにしてください。

⇒赤ちゃんに与えるお水については、こちらの記事【保存版】赤ちゃんにミネラルウォーターをそのまま飲ませても大丈夫?もお読みください。

赤ちゃんのミルク作りには純水がおすすめです

水道水や天然水、純水、RO水などさまざまな種類のお水がありますが、赤ちゃんのミルク作りにはどのお水が適しているのでしょうか。

デリケートな赤ちゃんにおすすめのお水と、その特徴についてご紹介していきます。

純水とは

純水とは、不純物を限りなく取り除き、ほぼ水分子だけの純度が高いお水のことです。残留塩素などの不純物が含まれている水道水よりも安全なので、安心して赤ちゃんの調乳用に使えるでしょう。

RO水という種類もあります。RO膜という特殊な膜でろ過をし、不純物やミネラルなどを1000万分の1mmの大きさのものまで完全に除去した、ほぼ純水に近いお水です。

天然水との違いは、特定の水源から採水した地下水だという点です。沈殿・ろ過・加熱処理以外の殺菌方法で処理していません。

赤ちゃんやお子様にはRO水がおすすめ

天然水には「軟水」と「硬水」がありますが、天然水のなかでも軟水はミネラルの含有量が少ないです。硬水の場合にはミネラルの含有量が多く、赤ちゃんの胃腸に負担がかかる心配があります。

天然水には最小限のろ過処理が行われるだけなので、不純物が多く残っています。不純物が気になる方や、赤ちゃんのミルク作り、水分補給に使うためには、不純物が少なく安全性の高いRO水を選ぶのがおすすめです。

ウォーターサーバーを使用すると水道水のように煮沸をする手間がなく、簡単に赤ちゃんにも安心なお水を飲むことができます。また常に温水が使えるので、調乳などでお湯を沸かす手間もかかりません。

家事や育児で忙しいママの時短に役立てられるでしょう。

ウォーターサーバーであれば、離乳食作りにも簡単に出来ます

軟水を手軽に飲む方法としてウォーターサーバーがあります。ウォーターサーバーは、温水や冷水をすぐに出すことができます。

温水は丁度ミルク作りに適した温度です。そのためミルク作りを楽に行うことができるはずです。

またお茶やコーヒーなども楽に煎れることができます。さらに料理にも使用すれば、わざわざお湯を沸かす必要がなくなるため時短に繋がります。

完全母乳の場合、母親の水分もしっかり補う必要があります。母乳によって、体内の水分が多く排出されます。

そのため便秘などの症状が現れ、酷い場合にはめまいなどの症状をきたす恐れがあります。完全母乳の場合、1リットル程度多く水分をとる方がよいと言われています。

赤ちゃんのためだけでなく、母親の体のためにもしっかり水分を補うようにしてください。母親が体調を崩せば、赤ちゃんにも影響があるため注意しましょう。

安心して飲めるお水を選ぶ際には、ウォーターサーバーも検討するようにしてください。育児や家事を少しでも楽に行うようにしましょう。

離乳食作りにも便利

ウォーターサーバーはフリーズドライの離乳食を戻す際にも使えます。水道水で離乳食を戻す場合、デリケートな赤ちゃんには残留塩素などの不純物が負担になるかもしれません。

不純物が含まれている水道水で離乳食を戻すことに抵抗がある方でも、不純物が少ないウォーターサーバーのお水なら安心して使えるでしょう。他にもおかゆやスープ、野菜、肉などを煮るためのお水にもおすすめです。

赤ちゃんに優しく、安心して使えるお水を温水や冷水で便利に使えるため、離乳食期のママの負担も軽減できます。

(まとめ)赤ちゃんに適したお水の硬度とは?

赤ちゃんに適した硬度は、硬度0~60mg/l 未満の「軟水」です

天然水には「軟水」と「硬水」があります。硬水はカルシウムやマグネシウムを多く含む硬度の高いお水で、軟水はミネラル成分がほとんどない硬度の低いお水です。

硬度の高いお水は胃腸の弱い赤ちゃんには負担が大きいため、お腹を壊してしまうかもしれません。煮沸させても硬度は変わらないので、赤ちゃんのミルク作りなどには硬水を避ける必要があります。

また、消毒後の残留塩素などの不純物も赤ちゃんには負担になります。赤ちゃんには、RO水、純水などの不純物がほとんど含まれていないお水がおすすめです。

より安全、安心に飲ませたり調乳したりできるでしょう。

<参考文献>

【この記事の執筆】

hawaiiwater

ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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