赤ちゃんにミネラルウォーターを与える場合は、一般的に硬度100以下の軟水を選ぶことが推奨されています

赤ちゃんに使う水として、ミネラルウォーターや鉱水はいつから飲ませられるのか、また水道水はそのまま使ってよいのかと迷う家庭は少なくありません。市販の水にも種類があり、硬度やミネラル量、RO水との違いなど、確認すべき項目が多く感じられることもあります。
この記事では、赤ちゃんに使う水の種類と目安月齢、硬度・ミネラル量の考え方を解説するとともに、0〜2歳児の保護者を対象に行ったアンケート結果をもとに、水選びで不安に感じたことや普段使っている水の実態も紹介します。
目次
赤ちゃんに使う水を選ぶときの基本
母乳やミルクで足りない水分をお水で補うことがあります。赤ちゃんに与える水は大人と同じものが飲めるわけではなく、月齢や体の発達状況に合わせて選ぶことが大切です。
赤ちゃん用途で普段使われている水
実際に育児中の家庭では、どのような水が選ばれているのでしょうか。0〜2歳児の保護者を対象としたアンケート結果を紹介します。

普段使っている水として最多は「煮沸した水道水」で61.3%でした。次いで「浄水器の水」46.8%、「市販のミネラルウォーター」41.9%、「市販のベビー用水・純水」30.6%と続きます。
一方、「ウォーターサーバー」と「RO水・純水」を合わせると約19%の家庭が市販水以外の選択肢を使っていることもわかります。煮沸した水道水が主流である一方、成分や手間を理由に別の水を選んでいる家庭も一定数います。
月齢別|赤ちゃんが飲める水の種類と注意点
月齢によって飲める水の目安は異なり、生後5〜6ヶ月頃までは母乳やミルク以外の水分は基本的に不要とされています。お風呂上がりや夏場など汗をかいた場合に、必要に応じて補う程度で十分です。
離乳食が始まる頃から少しずつ湯冷ましや軟水を与えることが一般的で、胃腸の様子を見ながら徐々に慣らしていきましょう。
| 月齢・時期 | 飲める水の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 新生児〜生後5ヶ月頃 | 母乳・育児用ミルクのみ | 水分は母乳・ミルクで十分。水道水・ミネラルウォーターは不要 |
| 生後6ヶ月頃(離乳食開始) | 湯冷まし・煮沸した水道水 | 煮沸して十分に冷ました湯冷ましを与える |
| 生後7〜9ヶ月頃 | 湯冷まし・軟水のミネラルウォーター | 硬度100以下を選び、少量から慣らす |
| 生後10ヶ月〜1歳頃 | 軟水のミネラルウォーター | 胃腸の様子を見ながら徐々に増やす |
| 1歳以降 | 水道水・市販の水 | 体調や生活環境に応じて判断 |
赤ちゃんに水道水を使う際のポイント
水道水を赤ちゃんに与える場合は、一度しっかり煮沸して冷まし、湯冷ましにして使うことが一般的です。胃腸が未発達な時期は、衛生面に配慮しながら少量ずつ与えるとよいでしょう。
また、果汁などの甘い飲み物よりも、湯冷ましや麦茶など味のついていない飲み物が選ばれることも多くあります。初めて与える場合は、スプーン1杯程度から様子を見ながら進めると安心です。
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水道水を赤ちゃんに使うことへの不安
水道水は広く利用されていますが、赤ちゃんに使うとなると不安を感じる保護者も少なくありません。実際のアンケート結果を見てみましょう。

「不安あり(かなり+少し)」と回答した保護者は合計79.0%にのぼりました。「かなりあった」17.7%、「少しあった」61.3%と、程度の差はあれ多くの保護者が何らかの不安を感じていたことがわかります。
「あまりなかった」14.5%、「なかった」6.5%と、不安がなかった層は2割程度にとどまります。水道水は日本の基準では安全性が高いとされていますが、赤ちゃんへの使用には慎重に判断したい家庭が多い実態がうかがえます。
⇒関連記事:赤ちゃんの湯冷ましはいつまで?煮沸を続ける目安と作り方・保存方法
ペットボトルのミネラルウォーターを使う際の注意点
水道水への不安から、ペットボトルのミネラルウォーター(鉱水)を選ぶ家庭もあります。ただし、「鉱水」と「硬水」は似た言葉で混同されやすいため、まずは違いを理解しておきましょう。
硬度とミネラル量を確認する
「鉱水」と「硬水」は似た言葉ですが、意味は異なります。鉱水は地下水を原水とするミネラルウォーターの一種であり、硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む水を指します。
そのため、「鉱水=硬水」というわけではありません。赤ちゃんに与える水を選ぶ際は、名称だけでなく、硬度やミネラル量も確認することが大切です。
ミネラルウォーターに含まれるミネラル量が多い場合、赤ちゃんの腎臓などに影響を与える可能性があるとされています。赤ちゃんにはミネラル量が少ない水を選ぶとよいでしょう。目安として、硬度100以下の軟水が適しているとされています。
鉱水(ミネラルウォーター)を選ぶ際は、ラベルの硬度表示を確認し、できるだけ低硬度のものを選ぶようにしましょう。国内で販売されている製品には軟水も多いため、硬度表示を確認すると選びやすくなります。
開封後はその日のうちに使い切る
ペットボトルの水は開封後、時間の経過とともに雑菌が繁殖する可能性があります。赤ちゃんに使う場合は開封当日中を目安に使い切り、衛生管理に注意しましょう。
月齢や用途によっては、煮沸してから使用する方法もあります。保存する場合は清潔な容器に移し替え、冷蔵庫で保管してください。
また、哺乳びんやコップに移した水を長時間常温で放置すると衛生面のリスクが高まるため、必要な分だけ用意して早めに使い切ることを心がけましょう。
赤ちゃん用途で確認したい「硬度」と「水の種類」

赤ちゃんに使う水は、名称やパッケージだけでは成分の違いがわかりにくい場合があります。水道水・ミネラルウォーター・硬水・RO水の違いを整理し、用途に合う水を選びましょう。
| 種類 | 特徴 | 赤ちゃんへの考え方 |
|---|---|---|
| 水道水 | 煮沸して使用することが多い | 月齢や体調に応じて使用 |
| 軟水のミネラルウォーター | ミネラルが少ない | 硬度を確認して選ぶ |
| 硬水 | ミネラルが多い | 赤ちゃんには避ける方向で検討 |
| RO水・純水 | 不純物やミネラルを除去 | 成分を重視する家庭の選択肢 |
天然水・ミネラルウォーター(鉱水)とRO水の違い
ウォーターサーバーの水は大きく「天然水」と「RO水(純水)」の2種類に分かれます。天然水は地下水などを原水とし、ミネラル分を含むものが多いのが特徴です。一方、RO水は高性能なフィルターで不純物を取り除いた水で、ミネラル分もほぼ除去されています。
また、天然水やミネラルウォーターであっても、すべてが赤ちゃん向きとは限りません。製品によって硬度や含まれるミネラル量は異なるため、「天然水」という表示だけで判断せず、ラベルの硬度表示や成分表示を確認することが大切です。
赤ちゃんに使う水として硬度やミネラル量を重視したい場合、RO水は成分がシンプルな選択肢の一つです。ただし、水の選択はご家庭の判断によりますので、必要に応じてかかりつけの医師に相談しながら選ぶと安心です。
水選びで不安に感じたこと
ここまで水の種類や硬度について紹介してきましたが、実際の保護者はどのような点に不安を感じているのでしょうか。0〜2歳児の保護者へのアンケート結果を紹介します。

水選びで不安に感じたこととして最多は「煮沸が必要か」で58.1%でした。次いで「硬度・ミネラル」37.1%、「衛生面」35.5%、「買い置き」30.6%、「水道水でよいか」25.8%と続きます。
煮沸の要否だけでなく、硬度やミネラル量を気にしている保護者も3割以上いることがわかります。水の種類を選ぶ際に、成分面の確認を重視している家庭が一定数いることが読み取れます。
赤ちゃん用途の水選びでウォーターサーバーを検討する場合
赤ちゃんに使う水を選ぶ際は、硬度やミネラル量のほかに、調乳・水分補給時の使いやすさや保存のしやすさも判断材料になります。
ウォーターサーバーの中には、ROろ過によって不純物を取り除いた純水や、硬度の低い超軟水を採用している製品もあります。また、冷水・温水をすぐに使えるため、調乳や水分補給の準備にかかる手間を減らしやすい点も特徴です。
さらに、本体の衛生管理やメンテナンス体制、自動クリーニング機能の有無なども確認し、家庭に合った製品を選ぶことが大切です。
ウォーターサーバーを検討する際に確認したいこと
赤ちゃんに使う水の選択肢として、ウォーターサーバーを検討する家庭もあります。実際にどのような条件が重視されているのか、アンケート結果を見てみましょう。

ウォーターサーバーを検討したくなる条件として最多は「純水・RO水である」で40.3%でした。「すぐお湯が使える」35.5%、「赤ちゃんに使いやすい水」32.3%、「硬度が低い」29.0%、「料金が明確」22.6%と続きます。
水の成分(純水・RO水・硬度)に関する条件が上位を占めており、赤ちゃん用途では水質を重視してウォーターサーバーを選ぶ傾向が見られます。使い勝手(すぐお湯が使える)を条件に挙げる保護者も35.5%おり、調乳や水分補給の手間を意識した選択をしていることもうかがえます。
赤ちゃんに使う水に絶対的な正解はありませんが、アンケート結果からも、硬度や成分、使い勝手を重視して水を選ぶ家庭があることがわかります。
純水・RO水のウォーターサーバーを検討したい方へ
当社アンケートでは、ウォーターサーバーを検討したくなる条件として「純水・RO水である」が40.3%で最も多く、次いで「すぐお湯が使える」「赤ちゃんに使いやすい水」「硬度が低い」が上位に挙がりました。赤ちゃんに使う水を選ぶ際は、成分だけでなく、毎日無理なく使い続けられるかどうかも大切なポイントです。
ハワイアンウォーターは、ROろ過によって不純物を取り除いた超軟水・純水のウォーターサーバーです。温水・冷水をすぐに使えるため、調乳や離乳食の準備、水分補給など、育児中のさまざまなシーンで活用しやすい特徴があります。
水道水を煮沸して冷ます手間を減らしたい方や、硬度や水の成分を重視したい方は、料金プランやサーバーの機能もあわせて確認し、自分の家庭に合う製品を選びましょう。
⇒ ハワイアンウォーターのウォーターサーバーの料金・特徴を確認する
よくある質問(Q&A)
よくある質問をまとめました。赤ちゃんに使う水の選び方や水道水の扱いについて、参考にしてください。
Q1. 赤ちゃんに水道水をそのまま飲ませても大丈夫ですか?
日本の水道水は安全性が高いとされていますが、赤ちゃんの胃腸は未発達なため、そのまま与えるのは避けた方が安心です。与える場合は、一度煮沸して塩素を取り除き、湯冷ましにしてから飲ませましょう。
Q2. ミネラルウォーターと水道水は、赤ちゃんにはどちらが適していますか?
どちらの場合でも、赤ちゃんには負担の少ない水を選ぶことが大切です。水道水は煮沸が必要で、ミネラルウォーターは硬度100以下の軟水を選ぶと安心です。
Q3. 水道水を煮沸すれば、ミネラルウォーターと同じように使えますか?
水道水を十分に煮沸して湯冷ましにすれば、赤ちゃんの水分補給や調乳補助として使用できます。ただし、煮沸してもミネラルなどの成分が取り除かれるわけではありません。
Q4. ペットボトルのミネラルウォーターと水道水の湯冷ましは、保存期間に違いがありますか?
どちらも開封・作成後は雑菌が繁殖しやすくなります。水道水の湯冷ましは1日以内、ペットボトルの水も開封当日中に使い切るのが目安です。
Q5. 外出先では水道水が使えない場合、どうすればいいですか?
外出時は、硬度の低い軟水のミネラルウォーターを選び、その日のうちに使い切る方法が一般的です。
(まとめ)赤ちゃんにミネラルウォーターはいつから?選び方と硬度の目安
赤ちゃんにミネラルウォーターを与える場合は、離乳食が始まる頃を目安に、硬度100以下の軟水を少量から取り入れる方法が一般的です。また、水道水を使う場合は煮沸して湯冷ましにするなど、月齢や体調に合わせて無理のない方法を選ぶことが大切です。
今回のアンケートでは、「煮沸が必要か」「硬度・ミネラル量が気になる」といった不安を抱える保護者が多く、水の成分や安全性を重視して選んでいる実態がうかがえました。ミネラルウォーターを選ぶ際は、「鉱水」という名称だけで判断せず、硬度表示を確認して軟水を選ぶことがポイントです。また、開封後の保存方法や衛生管理にも注意が必要です。
ウォーターサーバーを検討する場合は、純水・RO水であることや硬度の低さ、温水がすぐ使える利便性なども比較材料になります。赤ちゃんに使う水に絶対的な正解はありませんが、月齢や体調、家庭の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことが安心につながるでしょう。



