白湯には、はちみつ白湯や生姜白湯などがあり、体調や好みに合わせてアレンジしてみましょう
白湯のアレンジでは、効果が変わるのでしょうか。そのまま飲んだほうが良いのか、それともアレンジしたほうが良いのか悩んでいるかもしれません。
はちみつ白湯や生姜白湯などのアレンジ方法では、白湯の効果を高めてくれます。体調に合わせて、紹介する白湯アレンジレシピを活用してみてください。
また、この記事では白湯を飲むメリット、飲むタイミング、飲む量の情報もあります。正しい情報を知って、さらに白湯の効果を高めてみてはどうでしょうか。
目次
白湯アレンジの代表は、はちみつ白湯や生姜白湯
白湯そのものが飲みにくいときや、味をつけて気分を変えたいときには、白湯のアレンジがおすすめです。アレンジ方法には、はちみつや生姜を加えるやり方があるので、いくつか紹介します。
はちみつ白湯
白湯に甘みが欲しいときは、はちみつ白湯がおすすめです。甘みが加わると白湯が飲みやすくなり、はちみつの香りも楽しめます。
はちみつは、喉の不快感を和らげるのに効果的です。喉を酷使したときや、乾燥で喉が痛くなったときは、白湯にティースプーン1杯のはちみつを加えて飲みましょう。
生姜白湯
白湯で体を温めたいときには、生姜白湯が効果的です。白湯に生姜を加えるとスパイシーな大人の味になります。
生姜は血流アップ効果が期待できるため、冷え性対策におすすめです。薄くスライスした生姜を2~3枚とお水を鍋に入れて沸騰させれば、生姜白湯が出来上がります。
また、生姜は市販の生姜チューブやジンジャーパウダーを使う方法もあります。生姜スライスを入れて煮出すのが面倒なときに使ってみてください。
レモン白湯
白湯にレモンを入れるとさっぱりとした味が楽しめるため、はちみつレモン白湯にアレンジしても良いでしょう。レモンにはビタミンCが豊富に含まれており、疲労回復や美容対策に効果的です。
レモン白湯の作り方は、白湯に薄切りのレモンを浮かべるだけです。生のレモンがないときは、市販のレモン汁を入れる方法もあります。
梅干し白湯
白湯に酸味を加えたいときは、梅干し白湯のレシピがおすすめです。梅干しは、クエン酸、カリウム、カルシウム、鉄、ポリフェノールなどの栄養素が摂取できます。
特に、梅干しに含まれるクエン酸はエネルギー代謝を高め、梅リグナンというポリフェノールによる抗酸化作用で、生活習慣病対策、ダイエットや美容に効果的です。また、梅干しの抗菌作用により、風邪予防にも使うことができます。
梅干し白湯の作り方は簡単で、トースターで梅干しを焼いてから白湯に入れるだけです。表面が黒っぽくなるまで加熱すると、脂肪燃焼作用のあるバニリンが生成されます。
スパイス白湯
白湯にスパイスを入れると、スープ感覚で飲みやすくなります。クミン、コリアンダーを白湯に2振り程度入れると、カレースープのような味になり、冷えにおすすめです。
他にも月桂樹、ブラックペッパー、シナモンを白湯に入れる方法もあります。シナモンは香りが良く、体を温める目的や胃腸の不調改善、香りで心を癒すためにも使えます。
白湯は、便秘改善やリラックス効果が期待できる
白湯を飲むと、体を温めることができます。体を温めると得られる健康効果は複数あるため、詳しく解説します。
便秘解消
白湯を飲むと内臓が温められ、消化力アップや、腸のぜん動運動を促し便秘解消効果が期待できます。また、白湯で腸に水分を届け、硬くなった便を柔らかくするためにもおすすめです。
温かい白湯で内臓が温められると、尿や便の量が増えて、デトックス効果も期待できます。老廃物が体に蓄積すると肌荒れの原因にもなるため、毎日白湯を飲んで対策すると良いでしょう。
ダイエット効果
白湯を飲んで内臓の温度が1度上がると、10%程度の基礎代謝アップ効果が期待できます。エネルギー代謝が高まり、脂肪を燃焼しやすくなるのです。
また、白湯を飲んで尿量が増えると、むくみ対策にもなります。白湯を飲んだだけで大幅に痩せるわけではありませんが、ボディラインをスッキリさせるためには役立ちます。
免疫力の向上
体内にある免疫細胞の「NK細胞」は、体温が高いと働きが活発になります。白湯で体を温めることで、NK細胞が活性化され、免疫力向上に役立ちます。
免疫力をアップさせる方法は、花粉症やアレルギー対策に効果的です。また、白湯を飲むとウイルス感染対策にもなります。
美容効果
白湯で体が温まると、血行が良くなり老廃物の排出に効果的です。結果的に肌のターンオーバーが整って、美肌に導くことができます。
また、白湯による水分補給は、肌の乾燥改善にもおすすめです。
リラックス効果
白湯のような温かい飲み物は、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。副交感神経が刺激され、リラックスしやすくなり、安眠対策としてもおすすめです。
また、交感神経が優位になっていると、血管が収縮して冷えを感じやすくなります。ストレスが溜まっているときは、白湯を飲んでほっと一息つき、副交感神経を刺激して血流を良くしましょう。
白湯を飲む目安量は、1日600〜800ml
白湯を飲む量の目安は、1日に必要となる水分量の一部を白湯に置き換える方法がおすすめです。体や内臓を温めたいときや、リラックスしたいときに合計で600~800mlが目安になります。
1日に必要となる水分量は2.5L
人は、尿と便、呼気、汗から1日に約2.5Lの水分が失われています。1%でも体内の水分が失われると喉が渇き、脱水が始まっているため、失われる約2.5Lを補う必要があります。
食事からは約1L水分が補給できるので、残りの1.5Lを水分摂取で補いましょう。
白湯は1日に600~800mlが目安
1日の水分摂取量の目安は1.5Lですが、一部を白湯に置き換える方法がおすすめです。1日に600mlの白湯を飲むとすると、200mlのマグカップ3杯となり、無理なく続けられるでしょう。
白湯を飲むタイミングは、例えば体温を上げたい朝、消化吸収を上げるため昼食前後、リラックス効果を高める目的で就寝前に飲む方法があります。好みに合わせて、日中の水分補給にも白湯を取り入れてみてください。
飲み過ぎによる水中毒に注意しよう
白湯やお水を飲み過ぎると、水中毒になる可能性があります。水中毒とは、低ナトリウム血症が引き起こされた状態のことです。
体内は一定のミネラルバランスが保たれていますが、白湯やお水の飲み過ぎで、ナトリウムの濃度が低くなってしまいます。結果的に、吐き気、意識障害、呼吸困難などの症状が現れ、最悪の場合は死に至ることもあるため注意が必要です。
体から代謝されて失った量を白湯やお水で補うことは身体に良いことです。しかし、一度に必要以上の水分補給は、身体に悪影響を及ぼすことは覚えておきましょう。
飲むタイミングは、起床後と就寝前
白湯の効果を引き出すため、おすすめの飲むタイミングを紹介します。
朝起きたら
寝ている際には汗をかいており、体は脱水になりやすいため、起床時の水分補給がおすすめです。お水でも水分補給はできますが、朝起きたばかりは体温が下がっており、白湯で体を温めると良いでしょう。
また、朝は胃腸も冷えているため、白湯で内臓を温めて血流を良くし、消化吸収や腸のぜん動運動を促す対策としてもおすすめです。結果的に、朝からしっかりと栄養補給ができるようになり、朝の排便も促すことができます。
夜寝る前に
寝る前の白湯は、水分補給の目的と、体を温めリラックス効果を高めるためにおすすめです。就寝30分前くらいに温かいお湯をゆっくりと飲むと、副交感神経が刺激され、体や心の睡眠の準備を整えることができます。
特に、寝つきが悪い人に、就寝前の白湯はおすすめです。
リラックスしたいときに
白湯のリラックス効果は、休憩時や落ち着きたいときにも役立ちます。例えば、仕事の合間の休憩時間や、気分の高まりを抑えたいときにも有効です。
日中に白湯を飲んでも、適量であれば問題はありません。必要以上にリラックスしすぎることもないため、リフレッシュとして白湯を飲んでみましょう。
温度に注意!白湯を飲むときの注意点
白湯を飲むときは、いくつかの注意点があります。飲む温度やタイミングに注意が必要なため、ポイントを事前に確認しておきましょう。
白湯の温度は50~60度
白湯の温度は、50~60度がおすすめです。沸騰したお湯は100度になっているので、少し時間を置くか、お水を入れて適温に冷まします。
沸騰したお湯が白湯に適していない理由は、熱いお湯は交感神経を刺激してしまうからです。交感神経が優位になると、消化吸収が悪くなりリラックスできなくなるため、白湯は50~60度がおすすめです。
冷めた白湯を沸かし直さない
白湯の起源は、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダです。アーユルヴェーダでは自然界と同じように人も「火」「水」「風」の3つの要素で成り立っていると考えます。
お水を沸かすと「火」が加わり、沸かす際に気泡が入り「風」も加わり、3つすべての要素を満たすのが、白湯です。冷めた白湯を沸かし直すと、3つのバランスが崩れることから、NGとされています。
また、水道水を沸かすと塩素が抜けており、白湯が冷めると雑菌が繁殖している可能性からも、沸かし直しは避けたほうが良いでしょう。一度に白湯を作りたいときは、保温ポットや水筒などで保温する方法がおすすめです。
白湯を避けたいタイミング
白湯は、食後すぐや、就寝直前に飲むのはおすすめできません。なぜなら、食後すぐに白湯を飲むと胃液が薄まってしまい、消化吸収力が低下し、胃腸に負担をかけやすいからです。
寝る直前に白湯を飲むと就寝中にトイレに行きたくなり、睡眠を妨げる可能性があります。就寝前に白湯を飲むときは、30分~1時間前がおすすめで、寝る前にトイレに行くと良いでしょう。
白湯づくりにはハワイアンウォーターがオススメ
白湯を飲むなら、手間の少ないハワイアンウォーターがおすすめです。なぜ、ハワイアンウォーターが白湯作りに適しているのか、その理由を紹介します。
お湯を沸かす手間がない
白湯を作る際にお水を一定時間沸かす理由は、水道水に含まれる塩素を除去するためです。また、火を入れることでアーユルヴェーダの3つのバランスを整える意味もあります。
ハワイアンウォーターは不純物を除去したRO水のため、塩素を除去する理由で沸かす必要はありません。白湯が飲みたいと思ったら、コックやボタンを操作するだけでウォーターサーバーから温水が出てくるため、すぐに白湯が飲めるのです。
沸騰させて100度に達しないと白湯ではないとの意見はありますが、ハワイアンウォーターは90度まで加熱しており、十分白湯として使えます。
白湯の温度調節がしやすい
ハワイアンウォーターは、不純物を除去したRO水の冷水も使えます。季節によって白湯の温度を変えたいときに、冷水が便利です。
水道水より不純物が少ない
ハワイアンウォーターのRO水は、ROフィルターを使って徹底的に不純物を取り除いています。白湯はデトックス効果を得るための飲み物のため、できるだけ不純物が少ないお水を使いたいので、ハワイアンウォーターは白湯作りに最適です。
(まとめ)白湯はアレンジ次第で効果が変わる?
白湯には、はちみつ白湯や生姜白湯などがあり、体調や好みに合わせてアレンジしてみましょう
白湯は、そのまま飲んでも美味しい飲み物ですが、気分を変えたいときは紹介したアレンジレシピを活用してみてください。さらに食材をプラスすることで、温める効果が高まり、美容や健康にも良い飲み物になります。
また、白湯を飲むときは、タイミングにも注意しましょう。この記事で紹介した効果を高める飲み方や、避けたほうが良いタイミングも確認することをおすすめします。