はちみつ白湯は、喉の炎症を抑える効果や免疫力を高める効果が期待できます

白湯を飲んでみたいけれど、味のないお水が苦手…という方もいるでしょう。もしくは、健康のために白湯を飲んでいるけれど、なんだか飽きてきてしまった…という方もいるかもしれません。

今回はそのような方向けに、「はちみつ白湯」をご紹介します。白湯にはちみつを加えるだけの簡単な手順で、はちみつの効果も得られる飲み物です。はちみつ白湯の効果やアレンジ方法を解説しますので、ぜひ試してみてください。

はちみつ白湯とは、白湯にはちみつを加えたもの

はちみつ白湯は、白湯とはちみつの良いところを取り入れた飲み物です。白湯だけでも美容や健康対策として使えますが、はちみつを加えるとどんな効果があるのか、またどんな人に向いているのか詳しく解説します。

はちみつ白湯とは?

はちみつ白湯とは、白湯にはちみつを加えた飲み物のことです。味がしない白湯が飲みにくいと感じる人でも、甘みを加えたはちみつ白湯なら飲みやすいでしょう。

白湯とは、お水を一定時間沸騰させ不純物を除去し、飲みやすい温度まで冷ました飲み物のことです。残留塩素などの不純物が除去されているため、飲み口が柔らかくなり、赤ちゃんや体調が優れない人でも負担なく飲めるようになります。

そのため、日本では昔から薬を飲むときに白湯を用いてきました。赤ちゃんに飲ませるお水としても白湯が用いられており、白湯は「湯冷まし」と呼ぶこともあります。

白湯は温かい飲み物で体を温める効果や、不純物が含まれていないため毒素を排出する効果が高いとされています。そのままでも血行促進や代謝アップに役立ちますが、白湯だけだと飲みにくいときは、甘みを加えるはちみつ白湯がおすすめです。

はちみつの成分がプラスされる

はちみつ白湯は、甘みが加わりおいタしく白湯が飲めるだけでなく、はちみつに含まれる成分も摂取できます。はちみつの約80%は糖質で残りの約20%は水でできており、糖質摂取によるエネルギー補給に便利です。

はちみつに含まれる糖分は、ブドウ糖と果糖の単糖類が含まれており、これ以上分解する必要がないため、体への負担が少なくなっています。脳のエネルギー源になるのはブドウ糖のみで、頭が疲れたときの脳のエネルギー補給に、はちみつ白湯はおすすめです。

一方で、はちみつに含まれる果糖は、ブドウ糖よりゆっくり時間をかけて取り込まれます。そのためはちみつ白湯は、スポーツや運動前など持久力を高めたいときにもおすすめです。

また、はちみつはビタミンやミネラル、タンパク質の摂取もできます。他にも、有機酸・酵素・ポリフェノールや、腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれており、はちみつは栄養たっぷりですが白砂糖よりカロリーが少なく、ダイエット中の人でも取り入れやすいでしょう。

はちみつは白湯以外にもオススメ

はちみつは白湯に入れる以外にも、パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたりして食べることもできます。料理の甘みをつけるためにも使えるので、はちみつを毎日の食事に取り入れてみてください。

喉の不快感や腸内環境改善への効果が期待できる

はちみつ白湯は、白湯の体を温める効果やデトックス効果と、はちみつの成分による複数の効果が期待できます。白湯にはちみつを加えることで、白湯に比べて期待できる美容や健康効果がアップするので、幅広い人におすすめです。

腸内環境を整える効果

はちみつには、腸内のビフィズス菌の活性に役立つグルコン酸が含まれています。腸内の善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれており、はちみつ白湯を飲むと腸内環境を整え、便秘解消に役立ちます。

さらに、温かいはちみつ白湯を飲むことで胃腸が温められ、内臓機能を高める便秘解消効果や、尿量が増えてデトックス効果も期待できるのです。

成長ホルモン分泌を促す効果

はちみつには、トリプトファンという必須アミノ酸が含まれています。トリプトファンを摂取すると、睡眠や体温調節に役立つ成長ホルモンのセロトニンに変化するため、眠れないときは、寝る前にはちみつ白湯を飲むと快適な睡眠に役立つでしょう。

また、はちみつに含まれるブドウ糖は、消化機能に負担が少なく素早く体に取り込まれ、すぐに脳のエネルギー源となるので、脳の疲れを軽減してリラックス効果を高めるためにも有効です。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されており、成長ホルモンが多いと体脂肪燃焼を促すため、基礎代謝を高めるダイエット効果も期待できます。

糖質の摂取で血糖値が上がり、余ったエネルギーは体脂肪として蓄積されやすくなりますが、アカシアはちみつはGI値が低いため、ダイエット中でも安心して使えます。

喉の不調を和らげる効果

喉がイガイガしたときに、はちみつ喉飴やはちみつ大根を舐める方法は、昔から用いられています。これは、はちみつが持つ抗菌作用や抗炎症効果を期待しているためです。

喉の不調を感じたらはちみつ白湯を飲んで、はちみつによる原因菌を抑制する効果や、炎症を抑える効果、白湯で喉を潤す効果を活用してみましょう。風邪の引き始めや、喉を使いすぎたときにもはちみつ白湯がおすすめです。

体を温める効果

温かい白湯を飲むと、体を温める効果が期待できます。また、はちみつによる抗炎症作用により、体の炎症を緩和する効果も期待できるので、肩こりや腰痛などの痛み軽減対策として、はちみつ白湯を飲むのもおすすめです。

飲むタイミングは起床時や就寝前がベスト

はちみつ白湯を飲むタイミングは、目的に合わせて変えましょう。ただし糖分の摂り過ぎを避けるため、はちみつ白湯の摂取は適量を守るようにしてください。

摂取量は1日1~2杯程度

はちみつを入れた白湯の場合、糖分の摂り過ぎを避けるため、1日1~2杯が適量です。糖質は脳のエネルギー源となり、運動時の持久力アップに役立ちますが、飲み過ぎると余った糖分が体脂肪に変わりやすいため、通常の生活であれば1~2杯がおすすめです。

起床時と就寝前がオススメ

1日2回はちみつ白湯を飲む場合、起床時と就寝前に飲むと良いでしょう。睡眠中は汗をかいており、失われた水分を補給する意味で、起床時にはちみつ白湯を飲みます。

起床時の水分補給目的だけなら白湯でも問題ありませんが、胃腸を温めて腸のぜん動運動を促す効果を高めるためや、はちみつのグルコン酸やオリゴ糖で腸内環境を整えたいときは、はちみつ白湯がおすすめです。また、就寝前にはちみつ白湯を飲むことで、リラックス効果を高め、睡眠時に成長ホルモンを増やす対策になります。

寝つきが悪い人は、寝る前にはちみつ白湯を飲む習慣をつけると良いでしょう。

就寝前は寝る1時間前くらいに飲む

寝る前にはちみつ白湯を飲む方法はおすすめですが、寝る直前に飲むと夜中にトイレに行きたくなり、睡眠の質を下げる可能性があるため避けたほうが良いです。また、寝る直前に糖質が含まれるはちみつ白湯を飲むと、虫歯のリスクを高める意味でも、就寝の1時間くらい前に飲むのが適切です。

作る前に確認!はちみつ白湯の注意点

はちみつ白湯は、赤ちゃんに与えることはできません。また、はちみつの効果を最大限得るため、お湯に溶かして飲むときは注意が必要です。

はちみつをお湯に溶かすと壊れる成分

温度が高い白湯にはちみつを入れると、はちみつに含まれるビタミンC・ビタミンB1・パントテン酸・葉酸・酵素の成分が熱で影響を受けます。これらの成分摂取を目的にはちみつ白湯を飲むときは、白湯を40度くらいに冷ましたほうが良いでしょう。

熱い白湯に入れたからといってすべての成分が失われるわけではありませんが、成分が減少したり、働きが少なくなったりするため、白湯の温度には注意が必要です。ただし、白湯で体を温めるダイエット効果や便秘解消効果を求めるときは、ぬるすぎる白湯では効果が半減してしまいます。

はちみつ白湯を飲む目的がビタミンや酵素の摂取ではないなら、50~70度くらいの白湯を飲んだほうが良いでしょう。

はちみつを赤ちゃんに与えることはできない

はちみつには、ボツリヌス菌が含まれています。ボツリヌス菌は土壌にも含まれる菌で、大人の場合はボツリヌス菌を退治できる腸内環境が整っているため、はちみつを摂取しても大丈夫です。

しかし、腸内環境が整っていない1歳未満の赤ちゃんは、はちみつに含まれるボツリヌス菌を退治できません。お腹の中でボツリヌス菌が増殖して毒素を生成すると、乳児ボツリヌス症になる恐れがあるため、1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えないでください。

赤ちゃんがボツリヌス症にかかっても、便秘や元気がなくなるなどの軽症が多く、現在では治療可能な病気です。しかし、稀に亡くなってしまうこともあるため、母子手帳にも「1歳未満の乳児にはちみつを与えない」という注意喚起の記載があります。

ボツリヌス菌は熱に強く、120度以上で4分以上加熱しないと死滅しません。白湯にはちみつを入れてもボツリヌス菌は死滅しないので、赤ちゃんには白湯だけを与えてください。

とっても簡単!はちみつ白湯の作り方

はちみつ白湯は、白湯を作った後にはちみつを加えるだけです。しかし、お湯を沸騰させる時間や、はちみつを入れるタイミングにはコツがありますので、事前に作り方を確認しておいてください。

白湯の作り方

お水を鍋に入れ、10~15分沸騰させます。水道水には残留塩素などの不純物が含まれているため、15分程度沸騰させて、不純物を除去しましょう。

沸かしたお湯を、飲みやすい温度まで下げたら白湯の完成です。白湯の温度は好みや季節によっても変わりますが、50~70度くらいが最適です。

はちみつ白湯の作り方のポイント

はちみつに含まれる酵素は、60度以上の熱で作用が弱まってしまいます。酵素を摂取したいときは、白湯を40~50度に冷ましてからはちみつを加える方法がおすすめです。

なお、はちみつには純粋はちみつ・加工はちみつ・精製はちみつなど種類があります。酵素が含まれているのは、人工的に手を加えない「純粋はちみつ」のみです。

加工はちみつは熱処理されており、精製はちみつはさらに不純物を取り除いています。元々酵素が含まれていないはちみつを使うときは、白湯の温度に注意する必要はありません。

はちみつ白湯のアレンジレシピも楽しもう

はちみつ白湯は、さらにアレンジして楽しめます。はちみつと相性が良い素材を加えたレシピを紹介します。

はちみつレモン白湯

甘みだけでなく酸味も求めるときは、はちみつレモン白湯が最適です。ブドウ糖のエネルギーチャージと、レモンのクエン酸でエネルギー代謝を高めたいときにおすすめです。

作り方は、白湯にはちみつと輪切りにしたレモンを入れます。または、レモン汁でも代用できます。

シナモンはちみつ白湯

シナモンは漢方のひとつで「桂皮(ケイヒ)」とも呼ばれています。血行促進効果が期待できるため、冷え性や冷えからくる肩こりや腰痛にピッタリでしょう。

作り方は、はちみつ白湯に小さじ2分の1のシナモンを入れます。シナモンの体を温める作用と、はちみつの睡眠を快適にする作用により、寝る前の飲用がおすすめです。

はちみつ梅白湯

白湯に酸味を加えたいときは、はちみつ梅白湯のレシピがおすすめです。梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復として良く、さらにはちみつでエネルギー補給ができます。

作り方は、はちみつ白湯に梅干し1個を入れます。また、梅干しをはちみつで漬けたものを使うと、簡単にはちみつ梅白湯を作れるため、時間がないときにも便利です。

はちみつ白湯にもハワイアンウォーターがオススメ!

はちみつ白湯を作るときは、お水を一定時間沸騰させる必要があります。手間がかかり毎日続けるのが難しい場合もありますが、ハワイアンウォーターなら手間なく作れる理由を紹介します。

お湯はそのまま白湯として使える

白湯を一定時間沸騰させる理由は、水道水に含まれる残留塩素などの不純物を除去するためです。不純物を取り除いたRO水を採用しているハワイアンウォーターなら、白湯を作る際に沸騰させる必要はありません。

通常は、白湯を作るため15分程度沸騰させる必要がありますが、RO水を採用しているハワイアンウォーターでは、蛇口から出るお湯をそのまま白湯として使えます。蛇口から出るお湯は90度程度の温度で100度はありませんが、不純物が含まれていないため白湯として使えます。

蛇口から出るお湯を少し冷ますだけの作り方なら、白湯を作るための時間がかかりません。白湯の効果は即効性がないため、毎日続けやすいウォーターサーバーを活用する方法が良いでしょう。

冷水で温度調節がしやすい

ハワイアンウォーターは、冷水と温水の両方が利用できます。温水は90度程度のため、白湯として飲むなら少し冷まさなければなりませんが、不純物が含まれない冷水を加えれば、すぐに好みの温度に調節可能です。

また、はちみつの酵素を壊したくないときは、白湯は40~50度くらいに冷ます必要があります。冷水が出るハワイアンウォーターなら、温度調節がしやすく、はちみつの成分を壊さずに白湯が楽しめるメリットがあります。

(まとめ)はちみつ白湯の効果とは?おいしい作り方はある?

はちみつ白湯は、喉の不快感や腸内環境改善の効果が期待できます

風味のある飲み物に慣れている人は、お湯だけの白湯だと物足りない感じがする場合があります。白湯に何か味をつけたいときは、甘みのあるはちみつを加えてみましょう。

白湯にはちみつを加える方法は、味を変えるだけでなく、はちみつに含まれる成分による効果もプラスされます。喉や腸を整えたいときや、エネルギー補給が必要なときにも、はちみつ白湯を活用してみてください。

はちみつ白湯の味を変えたいときは、さらに酸味やスパイスを加える方法もあります。白湯は健康や美容のため毎日続けたい飲み物のため、作る手間を省けるウォーターサーバーの活用も検討してみると良いでしょう。

 

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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