体内の老廃物の排出を促すため、腸内環境が整いニキビのできにくい肌を目指せます
白湯が美容に良いと言われているけれど、気になるニキビを改善させたいときにも白湯が効果的なのかわからない、などとお悩みの方もいるかもしれません。たとえ肌のケアに気をつけていたとしても、ニキビは食事や生活状態などで悪化する場合もあるでしょう。
現在注目を集めている白湯を飲む健康法にはさまざまな効果があるとされ、美肌効果によってニキビ改善にも良いと言われています。
今回は、健康に良い白湯とは何か、白湯の作り方や、白湯を飲むとどんなメリットがあるのか、どうして美肌に効果があるとされているのかについて紹介していきます。
目次
白湯とは、15分程度沸騰させたお湯を50度前後まで冷ましたもの
ニキビに良いと言われている白湯とはいったいどんなものなのでしょう。まずは白湯の特徴や作り方をみていきます。
白湯とは
白湯とは、お水を煮沸して作る飲み物です。お茶やジュースなどとは異なり、基本的にはただのお水とも言えます。
白湯を作るときには、水道水に含まれている残留塩素やトリハロメタンを除去するために一定時間以上の煮沸を行います。その後、自然に50℃程度まで温度が下がるのを待ってからゆっくりと飲みましょう。
煮沸でカルキが抜けたお水はまろやかで飲みやすく、体に吸収されやすいという特徴があります。白湯はインドのアーユルヴェーダでも体に良い飲み物と言われ、伝統的な体に良い飲み物としても知られています。
白湯を毎日継続して飲むことで、美容や健康に効果的です。
基本の白湯の作り方
基本的には、白湯は水道水を火にかけ、充分煮沸して作ります。煮沸で不純物を除去して作るので、不純物の少ない安全な飲み物ができます。
白湯の作り方
1.やかんに水道水を入れて火にかけてください
2.お水が沸騰したら蓋を外して10～15分煮沸を続けます
3.カップに注ぎ、50℃くらいまで温度が下がるのを待つと完成です。
白湯に期待できる「美肌効果」と「デトックス効果」
白湯を飲むことには、ニキビの改善につながる美肌やデトックスなどの美容効果があります。白湯を飲むと得られる効果にはどんなものがあるのか、紹介します。
美肌効果
温かい白湯を飲むと体が温まり、血液も温まると言われています。適切な水分補給がされると、血流や代謝がアップして体内の老廃物が排出されやすくなるためです。
血流の促進により肌のターンオーバーも整い、美しい肌を維持しやすくなるなど美容に良い効果があります。
便秘・むくみ解消効果
白湯には胃腸などの内臓を温める働きもあります。体内の温度が高くなると消化器官の働きが促進されるため、便秘の解消につながります。
体温が上がると血液の巡りも良くなるため、脚などのむくみが改善するデトックス効果も得られるでしょう。
基礎代謝向上
白湯によって内臓温度が上がると、基礎代謝も向上すると言われています。内臓温度が1℃上がると基礎代謝は10～12％程上昇するので、日常生活で消費されるカロリー量が増加し脂肪が燃焼されやすくなります。
基礎代謝を高められると痩せやすくなるので、白湯を飲むのはおすすめのダイエット方法です。
ホルモンバランスの乱れもニキビの原因になる
ニキビなどの肌荒れは、ホルモンバランスの乱れが原因で発生する場合もあります。特に大人ニキビにお悩みの場合には、ホルモンバランスにも気をつけることで美しい肌へ近づくことができます。
ニキビとホルモンの関係
女性ホルモンには、プロゲステロン（黄体ホルモン）とエストロゲン（卵胞ホルモン）があります。それぞれのホルモンは生理周期に合わせて増減すると考えられています。
生理前には、男性ホルモンと似た働きをするプロゲステロンが増加するため、皮脂量が増え、毛穴が詰まりやすくニキビができやすい状態です。精神的にもイライラする時期なので、ストレスをためないことも大切です。
生理の1週間後くらいには、逆にエストロゲンの量が増加して、肌のバリア機能が高まり肌荒れしにくくなるとされています。ストレスや食事、生活習慣の乱れなどもホルモンバランスを崩す原因になるので、生活習慣を整えるなどホルモンバランスの改善をはかると美肌につなげられるでしょう。
夜寝る前の白湯で改善
就寝前に温かい白湯を飲むとリラックス効果が得られるとされています。体に刺激が少ない白湯をゆっくりと飲んで体を温め、美肌を目指しましょう。
レモンを加えて美肌・ダイエット効果アップ！
そのまま飲んでも肌に良いとされる白湯ですが、レモンなどでアレンジを加えると、より美肌効果を高められます。美味しくて美容に良い白湯のアレンジレシピ、レモン白湯やはちみつ白湯、ショウガ白湯の作り方を紹介します。
レモン白湯
レモンには美肌効果のあるビタミンCやクエン酸などの成分が含まれています。また、肥満ホルモンを減少させる効果や動脈硬化予防の働きがあると言われているため、ダイエット中の方にもおすすめです。
レモンの香りには鎮静効果もあるとされ、ストレス解消にも役立つなどさまざまなメリットが得られます。
レモン白湯の作り方
1.マグカップに約50℃の白湯200ml程度を入れます
2.レモン1/2個分の果汁を絞ります（市販のレモン果汁大さじ1でも可能）
その他のアレンジ
そのまま飲んでも肌に良いとされる白湯ですが、レモンなどでアレンジを加えると、より美肌効果を高められます。
美味しくて美容に良い白湯のアレンジレシピ、レモン白湯やはちみつ白湯、ショウガ白湯の作り方を紹介します。
はちみつ白湯
昔から万能薬としても使われてきたはちみつも、白湯のアレンジにぴったりです。白湯に小さじ1杯のはちみつを入れるだけのはちみつ白湯は、はちみつに含まれているブドウ糖で脳が活性化されると言われています。
また、ミネラル、ビタミン類も多く含まれているので、乾燥肌の改善にも効果的です。
ショウガ白湯
ショウガ白湯は、白湯にショウガの薄切りを1枚（ショウガチューブは小さじ1杯）を入れて作ります。お好みではちみつや砂糖を加えるのもおすすめです。
ポカポカと体が温まるので、寒い日には白湯にショウガを入れてみるのもいいでしょう。
ポカポカと体が温まるので、寒い日には白湯にショウガを入れてみるのもいいでしょう。
（まとめ）「白湯」はニキビ改善に効果があるの？
体内の老廃物の排出を促すため、腸内環境が整いニキビのできにくい肌を目指せます
白湯は、煮沸して塩素やトリハロメタンを除去した温かいお水です。白湯を飲むと血行が促進され、便秘が解消されるなどのメリットがあると言われています。
ニキビなどの肌荒れが気になるときには、白湯によって肌のターンオーバーが促進されて肌が美しくなれるでしょう。特に朝は、白湯を飲むのにおすすめの時間帯とされています。
生理前などにホルモンバランスが乱れてニキビができている場合には、就寝前に白湯をゆっくり飲んでリラックスすることも大切です。レモン白湯やはちみつ白湯など、効果や味の好みでアレンジを加えて白湯を日常生活に取り入れてみてください。
- はらメディカルクリニック「白湯の効果」
- にん内科「白湯の効果」
- 相澤皮フ科クリニック「ホルモンバランスの乱れ」
- 農林水産省「しょうがは身体を温める効果があるそうですが、どのような成分が働いているのですか。」
- わかさ生活「レモン」
- 山田養蜂場 健康科学研究所「はちみつの甘さと栄養成分」
【この記事の執筆】
ピュアハワイアンWebマガジン編集部
この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。