白湯の効果は利尿作用が高まる以外に、ダイエットや美容などの健康効果も期待できます

白湯の利尿作用と健康効果について説明する画像

白湯を飲むと体にいいと聞いたことがあるけれど、どんな効果が得られるのかよくわからないという方もいるかもしれません。白湯は美容や健康に良いと言われ、美意識の高い方、健康に気をつけている方などの水分補給に活用されています。

煮沸によって不純物が除去されているので、デリケートな赤ちゃんが飲む刺激の少ない飲み物としてご存知の方もいるでしょう。インドの伝統的なアーユルヴェーダにおいては、白湯は毒素を排出してくれる体に良い飲み物と考えられています。

このように身体にたくさんの良い効果をもたらすと言われている白湯について、白湯を飲むことで得られるさまざまな効果を詳しく紹介していきます。

朝一番の白湯は「体を目覚めさせる」

そもそも白湯とはどんな飲み物なのでしょう。まずは白湯について、その特徴や白湯を朝飲んだときに得られるメリットについて見ていきます。

白湯とは

白湯とは、水道水などのお水を一定時間沸騰させてから、適度な温度まで冷ました飲み物のことです。沸騰させてカルキなどの不純物を除去しているので、口当たりが柔らかくなり、内臓など体への負担もかかりません。

体温よりも少し温かい40~50℃くらいの温度にしてから飲むので、白湯を飲んだあとは体の中から温まり内臓機能などの向上が期待できます。

朝の目覚めに最適

寝ている間、体からはコップ1杯の水分が失われています。成人の体は55~60%程度が水分でできていて、脳、腸などの内臓は80%近くが水分とされています。

朝起きてから白湯を飲むと、水分が不足している脳や内臓の水分補給になり、頭や体が活性化されるでしょう。朝にすっきり目覚めたいときには、白湯を飲むのがおすすめです。

内側から温まり「便秘解消」や「冷えの改善」につながる

普段から便秘や冷え性にお悩みの場合には、白湯を飲むことで改善できるでしょう。便秘や冷え性に悩む方は多く、現代では夏でも冷えに悩む方が増加しています。

温かい白湯を飲むことは、胃や腸の調子を整えるために役立ち、体調の改善につながります。

便秘解消

胃や腸の働きは、37℃前後で活発になると言われています。白湯は温かい飲み物なので、冷えていた腸が温められると消化機能が高まり、便秘の解消に効果的です。

冷え性の改善

白湯は体温よりも温かいため、冷えが気になる胃や腸などを内側から温めることができます。深部体温と言われる内臓の温度が上がると、血液の循環も促進されます。

温まった血液が全身に巡ることによって、体全体も温まるでしょう。冷え性が気になっている方は、白湯を飲んで体を内側から効率よく温めることがおすすめです。

⇒白湯を飲む効果に関する記事はこちら

利尿作用の促進により余分な老廃物が排出され「美肌」へと導く

辛い冷えや便秘をそのままにしていると、肌荒れの原因にもなるなど美容面での問題も生じてしまいます。白湯を飲むと、美容面でもうれしい効果が得られます。

白湯によって得られる美容効果にはどのようなものがあるのでしょう。

デトックス効果

白湯は体に優しく吸収されやすいため、白湯を飲むと利尿作用が高まると言われています。利尿作用が促進されると、体内の余分な水分が排出されてむくみ解消につながります。

消化しやすい温かい白湯で行う水分補給は、血液を温めて血管を広げるため、血流促進に効果的です。血流が改善して代謝が高まり、体内に蓄積している不要な老廃物や毒素を排出するデトックス効果も得られます。

美肌効果

デトックス効果には肌を美しくする働きもあります。代謝が高まると肌のターンオーバーのサイクルが整い、肌荒れやニキビなどのトラブルが改善しやすくなります。

⇒白湯とニキビの関係に関する記事はこちら

基礎代謝がアップし「ダイエット効果」も期待できる

白湯を飲むだけで痩せられる「白湯ダイエット」は、多くの女優やモデルも行っている注目のダイエット方法でもあります。白湯を飲むとどんなダイエット効果が得られるのか、痩せやすくなる理由にはどんなものがあるのか、見ていきますので参考にしてください。

ダイエット効果

白湯を飲んだあとには胃や腸などの内臓が温められるため、血行が良くなり基礎代謝が上がると言われています。基礎代謝が上がると、1日に消費されるカロリーが増加して脂肪燃焼効果が得られ、太りにくい体質になります。

内臓温度が1℃上がると基礎代謝は10%程度上がるとされているので、白湯を飲む習慣が身につくとダイエット効果が高まるでしょう。冷たいものを飲んで内臓を冷やしてしまうと、まわりに脂肪が蓄積されやすくなるので注意が必要です。

むくみの解消

白湯によって血流が促進され代謝が上がると、体内の余分な水分が代謝によって流され、尿から排出されます。白湯により利尿作用が高まることで、むくみの解消や予防にもつながります。

作り方は簡単!飲む量とタイミングが重要

白湯はお水から作ることができます。水道水やミネラルウォーターなど、どんなお水を使ってもかまいません。

水道水に含まれている残留塩素を除去するには、お水を10~15分程度煮沸する必要があります。不純物が少なく塩素を含まないミネラルウォーターや浄水器を通したお水の場合には、電子レンジで白湯を作ることも可能です。
白湯にビタミンCが豊富なレモンを入れたり、内臓を温める生姜を入れたりと、健康や美容に良いさまざまなアレンジを楽しみながら飲みましょう。

【基本的な白湯の作り方】

1.やかんや鍋に水道水やミネラルウォーターを入れ、蓋をして火にかけます

2.沸騰したら蓋を取って煮沸を続けてください

3.10~15分程煮沸したあと50℃程度まで冷まして完成です

【電子レンジを使った白湯の作り方】

1.浄水器を通したお水やミネラルウォーターをカップに入れます

2.カップに入れたお水を500Wの電子レンジで約2分温めます

3.白湯を50℃程度まで冷ましたら完成です

【ウォーターサーバーを使った白湯の作り方】

温水機能のあるウォーターサーバーの場合には、温水と冷水を混ぜるだけで白湯を作ることができます。温水と冷水を合わせてお水を約40~70℃の温度にすると白湯が完成します。

ウォーターサーバーで白湯を作ると、わざわざ煮沸する時間がかかりません。飲みたいときにすぐ白湯が飲めるおすすめの作り方です。

白湯を飲むおすすめのタイミング

白湯は、少しずつ時間をかけて飲むことが大切です。1日に700~800ml程度の量を目安に、コップ1杯程の白湯を複数回にわけて飲んでください。

【朝・起きてすぐ】

朝起床時に白湯を飲むと睡眠中に冷えた胃腸が温まり、寝ている間に落ちていた消化機能が活性化します。体が温まって基礎代謝が上がり、空腹の状態で適度な水分補給を行うことで便通も良くなるなど、さまざまなメリットが得られます。

【食後】

食後30分後くらい、胃の消化が落ち着いた頃が白湯を飲むのにおすすめのタイミングです。白湯によって消化が助けられます。

【夜】

夜寝る前も白湯を飲むのにおすすめです。白湯で体を温めるとリラックスして寝つきが良くなります。

冷え性の方には特に、夜寝る前の白湯が適しています。寝る前の水分摂取は、夜中にトイレのため目が覚める場合もあるので、寝る直前に白湯を飲むのは避けた方が良いです。

⇒白湯を飲むタイミングに関する記事はこちら

(まとめ)白湯を飲む一番の効果は利尿作用?

白湯の効果は利尿作用が高まる以外に、ダイエットや美容などの健康効果も期待できます

白湯を飲むと胃や腸など内臓が温められるため、胃腸の調子が良くなり血流が促進されます。胃腸が活性化されることで便秘解消につながり、血流の促進は冷え性を改善させるなど、健康に良い効果があると言われています。

白湯を飲んで体温が上がり、血行が促進されると基礎代謝が向上し、消費カロリーが増加して痩せやすくなるため、ダイエットにも効果的です。デトックス、美肌効果など、美容にもおすすめのいろいろな効果が得られるでしょう。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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