白湯とは、お水を10~15分沸騰させた飲み物のことです

白湯の効果を説明する画像

白湯という名前を聞いたことがあっても、どんな飲み物で、どんな効果が得られるのかを具体的に理解している方は少ないかもしれません。なんとなく体に良さそうというイメージがありますが、白湯を取り入れるなら基礎知識も深めたいものです。

この記事では、白湯とはどんな飲み物なのか、基本概要を解説します。具体的な効果や、おすすめの飲み方の情報もあります。

白湯の情報を理解してから取り入れると、飲む目的が明確になり、続けやすくなるのでおすすめです。ぜひ最後までお読みいただき、白湯の基礎知識を深めてください。

白湯とは

白湯とは、お水を10~15分沸騰させた飲み物のことです。お湯以外何も入っていないため、胃腸に負担をかけることがなく、水分補給としても最適です。

白湯は、「さゆ」と読みます。または「しらゆ」と言われることもあります。

赤ちゃんに与えることがある「湯冷まし」も白湯と同じ飲み物です。湯冷ましは薬を飲むときの飲み物としても利用されることがあります。

白湯の発祥

白湯は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」が発祥と言われています。日本古来でも白湯や湯冷ましを健康法として飲んでいました。

白湯は温かくお湯以外何も入っていない飲み物のため、消化力を高め、体を温める効果が期待できます。冷え性を感じる方や、老廃物の排出を促したい方、ダイエットや美肌効果を得たい方などの間で白湯は人気です。

似た言葉に「白湯(ぱいたん)」がありますが、豚骨や鶏ガラを煮たスープのことなので、白湯とは意味が異なります。白湯(ぱいたん)は、白濁した肉のエキスが入ったスープを指すため、間違わないようにしましょう。

白湯とお湯の違い

10~15分沸騰し続けるのが白湯

白湯とお湯との違いは、一定時間沸騰させているかどうかです。お湯もお水を沸騰させますが、沸騰したら火を止めます。

一方で白湯は、お水を10~15分沸騰し続ける点が異なります。沸騰させる際にはやかんの蓋を取り除いており、水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタンを除去できる点が特徴です。

一定時間お水を沸騰させると、軟水になり口当たりが優しくなります。白湯は余計なものが含まれていない飲み物のため、赤ちゃんや高齢者、薬を飲む際の飲み水としても最適です。

50度前後まで冷ます

また、白湯は一定時間沸騰させた後、飲めるくらいまで冷まします。50度前後まで冷ましてから飲むため、適度に温かく飲みやすいのが特徴です。

白湯の作り方は、やかんでお水を一定時間沸かすのが基本です。最近では、手軽に白湯を取り入れられるように、電子レンジやウォーターサーバーで作る方法もあります。

電子レンジで加熱する方法は加熱時間が短いため、水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタンは除去できません。そのため、電子レンジで作った白湯は、飲みやすく冷ました白湯の特徴だけを取り入れており、白湯というよりお湯に近くなります。

ただし、アーユルヴェーダに基づき正しい方法で白湯を取り入れたいときは、一定時間沸騰させる必要があります。

白湯の効果

白湯を飲むと、冷え性改善・ダイエット効果・デトックス効果・美肌効果が期待できるほか、体調チェックにも役立ちます。健康や美容のために、白湯はおすすめの飲み物です。

冷え性改善

白湯は50度くらいの温かい飲み物のため、飲むだけで体の内側から内臓を温めます。夏の暑い日には冷えた飲み物が美味しく感じられますが、内臓が冷えるため注意が必要です。

胃腸などの内臓が冷えると、消化力が落ちます。夏に食欲がわかないときは、白湯を飲んで胃腸を温める方法がおすすめです。

また、白湯で胃腸が温まると体に熱が生まれ、新陳代謝が上がる効果も期待できます。冷え性を感じている方にはもちろん、夏のクーラーで体が冷えやすい方にも、白湯はおすすめです。

ダイエット効果

白湯を飲むと、内臓の温度が1度上がります。内臓の血行が良くなり、体温が1度上がると基礎代謝は10%程度高くなるため、白湯はダイエットにおすすめです。

内臓の血の巡りが良くなれば、食事から得たエネルギーを使いやすくなるので、脂肪の燃焼を促す効果が期待できます。食事や運動習慣は変えずに、白湯を飲むだけで痩せやすい体を作ることができます。

白湯によるダイエット効果はわずかですが、365日毎日続け年単位で考えると、見逃せない効果です。毎日続けやすいのが白湯の良い点なので、長い目で見てダイエットに取り入れると良いでしょう。

デトックス効果

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、「水」「火」「風」のバランスを整えることが重要だとされています。白湯は、お水を沸かすことで「水」と「火」の要素が加わり、蓋を開け空気を取り込むことで「風」の要素が含まれており、体の毒素を排出するために白湯を飲んでいるのです。

白湯を飲むと内臓が温まり、胃腸に溜まった未消化物質や老廃物の排出を促す作用により、デトックス効果が高まるとされています。また、白湯で膀胱や肝臓を温め、血行を良くすることで、老廃物排出効果が期待できます。

白湯を飲むと尿量が増え、リンパの流れがスムーズになるため、適量の白湯は体のむくみ解消にもおすすめです。肝臓も解毒に重要な内臓なので、白湯で温めてデトックス効果を高めると良いでしょう。

美肌効果

白湯を飲むと、内臓が温まり新陳代謝が活性化するため、肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。年齢とともに肌の再生サイクルが遅くなりやすく、ストレスや栄養不足の影響で肌のサイクルは乱れます。

肌の生まれ変わり速度が遅いと感じられる方や、逆に早すぎて肌が敏感になりがちな方に、白湯はおすすめです。白湯で水分補給ができる点や、便秘解消によるデトックス効果も期待できるため、美肌作りに役立ちます。

体調チェック

白湯はお水そのものの味しかしないはずなのに、その日によって味が違うと感じられることがあります。味が変わるのは体内のバランスが変わっているからで、白湯の味の感じ方から、その日の体調を知る手がかりになります。

白湯が苦く感じられる場合は、胃酸過多や疲労蓄積に注意が必要なときです。甘く感じる場合は、体に水分が溜まりやすくなっている状態です。

酸っぱく感じる場合は体の水分不足を、しょっぱく感じる場合は体が冷えている状態を示しています。白湯は余計なものが含まれていないからこそ、体の変化で味に違いが出るので、体調管理に白湯を活用するのも良いでしょう。

その日の体調の変化によって白湯の味が気になる場合は、はちみつやレモンを加えると飲みやすくなります。美味しくないと感じる白湯を無理して飲む必要はなく、飲みやすい味にアレンジしても効果に大きな違いはありません。

⇒白湯ダイエットに関する記事はこちら

1日で白湯を飲む量とおすすめのタイミング

白湯は体に良いからと飲み過ぎるのはおすすめできません。毎日白湯を飲む健康や美容対策をしたい場合は、飲む量とおすすめのタイミングを事前に確認しておきましょう。

1日に800mlが目安

白湯の1日の適用は800mlです。白湯は体への吸収量が高いため、飲み過ぎは避けてください。

体への吸収量が高い白湯をたくさん飲むと、血液量が増加します。一度に処理できる水分量には限度があるため、むくみやすくなる恐れがあり注意が必要です。

白湯の飲み過ぎだけでなく、お水の飲み過ぎも体には良くありません。過剰に水分を摂取すると、体内の電解質バランスが崩れてしまい、体の機能を正常に保てなくなるからです。

また、血液量が増えることで、体に必要な栄養素まで出て行ってしまう可能性もあります。一気に白湯を飲む方法は消化を妨げる可能性があるため、白湯は1回につきコップ1杯程度に留めて、ゆっくりと飲む方法がおすすめです。

熱すぎる白湯は体への負担が大きくなるので、温度は50度くらいまで冷ましましょう。

おすすめのタイミング

コップ1杯が200mlの場合は、1日4回白湯を飲む方法が最適です。おすすめの飲むタイミングは、起床時・食前や食後・入浴後・就寝前です。

・起床後

就寝中も人は汗をかいており、体の水分が失われているため、起床時に水分補給の意味でコップ1杯の白湯を10~20分かけてゆっくりと飲みます。起床後に白湯を飲むことで内臓が温まり、消化吸収を高める効果や、排便や排尿を促すことができます。

白湯を飲むと胃液が薄まるので、白湯を飲んで30分くらい経ってから、朝食をとるようにしてください。

・食前や食後

朝食前だけでなく、昼食や夕食の前後に白湯を飲む方法もおすすめです。食前に白湯を飲むなら、30分置いてから食事をするようにします。

食後に白湯を飲むと胃液が薄まり、消化吸収の妨げになるので、食後30分置いてから飲むのが理想的です。

・入浴後

入浴中に汗をかいて失った水分を補うため、入浴後に白湯を飲みます。冷たい水分を選びたくなりますが、温まった体が冷えるため、温かい白湯がおすすめです。

・就寝前

就寝中は汗をかいて体内の水分が減少するため、就寝前に白湯を飲みます。温かい白湯を飲むことでリラックス効果が高まり、寝つきが良くなる効果が期待できます。

⇒白湯の正しい飲み方に関する記事はこちら

白湯の作り方

健康や美容にいい白湯は、残留塩素を含む水道水とは異なり、不純物が少ないお水です。白湯の作り方には、やかんやお鍋を使った方法とウォーターサーバーから作る方法があります。

基本的な白湯の作り方

白湯は水道水やミネラルウォーターなどを原水にして煮沸し、作ることができます。

  1. やかん(鍋)に水道水やミネラルウォーターを入れます
  2. やかん(鍋)に蓋をして火にかけます
  3. 沸騰してから蓋を取り、10~15分煮沸を続けてください
  4. 50℃程度になるまで自然に冷まします

ウォーターサーバーを使った白湯の作り方

ミネラル分の少ない軟水の天然水やピュアウォーターなどのお水の場合には、ウォーターサーバーを利用して煮沸をせずに白湯を作ることが可能です。温水機能がついているウォーターサーバーなら、温水と冷水を混ぜて40~70℃程度の温度に調節してください。

このように煮沸をしなくても簡単に白湯を作ることができるので、健康のために毎日白湯を飲み続けるときには、簡単に作れるウォーターサーバーの利用が便利です。

⇒水道水での白湯の作り方に関する記事はこちら

 

(まとめ)白湯とは?効果や飲み方をわかりやすく解説!

白湯とは、お水を10~15分沸騰させた飲み物のことです

白湯とは、水道水やミネラルウォーターなどのお水を沸かしてしばらく煮沸して作る温かいお水のことです。不純物をあまり含まない温かいお水なので身体に負担がかからず、普段から飲み続けることで内臓機能を活性化させるなどのメリットがあります。

白湯を飲むと、水分補給や代謝がアップし血流が促進されることから、冷え性の改善といった健康面での効果や、ダイエット、美肌などの美容面での効果が期待できます。飲み過ぎないように、1日数回にわけて水分補給を行うことがおすすめです。

お水を煮沸するのが面倒な場合には、ウォーターサーバーを利用しましょう。煮沸時間も必要なく簡単に白湯を作れるので、気軽に白湯を飲み始めることができます。