寝る前の白湯は体を温めることでリラックス効果を高め、就寝中の代謝アップにもつながります
白湯を寝る前に飲むとどんな効果があるのか、寝る前に飲むのはおすすめなのかなど、夜に飲む白湯について詳しく知りたいと思っている方もいるかもしれません。白湯はモデルや健康に気をつけている方が飲んでいることも多く、健康法のひとつとして現在注目を集めています。
白湯は飲む時間帯、タイミングによって得られる健康効果が異なるとされているため、飲む時間などにも気をつけることが大切です。朝に白湯を飲むと体がすっきり目覚める役に立つと言われていますが、白湯を夜寝る前に飲む場合にはどのような効果が得られるのでしょう。
白湯を飲むのにおすすめのタイミングや白湯の効果、アレンジレシピに紹介していきます。
目次
白湯とはそもそもどんなもの？
白湯は健康や美容にいいと言われている飲み物です。まずは白湯とはどんな物か、白湯の特徴やどうやって作るのかなどを確認していきましょう。
白湯とは
白湯とは、水道水やミネラルウォーターなどのお水を沸かし、一定時間煮沸したお水のことです。ただ温めただけのお湯ではなく、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも、火・水・風をバランス良く取り込んだ飲み物とされており、体の健康を維持する働きをすると言われています。
基本的な白湯の作り方
1.やかんに水道水やミネラルウォーターを入れて火にかけます
2.水が沸騰したら蓋を取って10～15分ほど煮沸を続けます
3.カップに注いで50℃程度まで冷まして完成です
しっかり煮沸することでお水に含まれている塩素などの不純物が除去されます。体に優しい50℃まで冷ましてから飲んでください。
白湯はゆっくり飲むのがおすすめです。白湯を飲むと胃腸などの内臓が温まり、体が内側から温められます。
「寝る前の白湯」で期待できる飲む効果とは
寝る前に白湯を飲むと、内臓から体が温まって冷え性の改善やリラックス効果があると言われています。白湯を夜に飲む場合には、さまざまなメリットとともに気をつけたい注意点もあります。
リラックス効果
夜寝る前に白湯を飲んで体が温まることで、副交感神経が優勢になると心身のリラックス効果が期待できます。白湯での水分補給により、落ち着いて眠りにつきやすくなるため、夜寝つきが良くないというときにもおすすめです。
温かい白湯をゆっくりと飲む時間を持つことで、よりリラックスできます。
冷え性改善
白湯が内臓を温めると、体内を循環している血液も温まり血液の流れが促進されると言われています。そして温かい血液が全身を巡るため、白湯により体温が上がって冷え性の改善にも役立ちます。
夜寝る前に体の冷えが気になるときには、白湯をゆっくり飲むと体が温まるのでおすすめです。
寝る前に白湯を飲むときの注意点
寝る直前に白湯を飲むと、寝ている間にトイレに行きたくなる場合もあります。寝る前に白湯を飲むときには、夜中に目が覚めないように寝る30分前までに飲んでおきましょう。
寝る前以外にもある！白湯を飲むべきタイミング
白湯を飲むのにおすすめのタイミングは、夜以外にも朝や食事前、食事中、食後などがあります。白湯を飲むタイミングによって、美容や健康効果など得られる主なメリットには違いがあるため、白湯を飲むのに適したタイミングとそのメリットについてみていきましょう。
朝・起床後
寝ている間に冷えていた胃や腸などの内臓は、朝起きてすぐに白湯を飲むと温めることができると言われています。朝食を食べる30分程前までに白湯をゆっくりと飲んで胃腸を温めると、消化機能が活性化されて朝から消化がスムーズに行われます。
白湯を飲むのに一番適しているとされているのが、朝起きてすぐのタイミングです。白湯で体が温まると血流が改善して基礎代謝がアップし、カロリー消費量が上がるなどのダイエット効果にもつながります。
吸収のいい白湯での水分補給と腸への刺激により、便秘の解消も期待できます。
食事前・食事中
昼食や夕食の食事中には、コップ1杯の白湯を少しずつゆっくり飲むのがいいとされています。白湯によって消化器官などの内臓が活性化されるので、食事の消化吸収を高める役に立つでしょう。
食事前にゆっくりと白湯を飲むと、代謝がアップして体内の老廃物が排泄されやすくなり、デトックス効果が得られるとされています。食事前に白湯を飲んで満腹中枢が刺激されていると、食事の量が抑えられるのでダイエットにもおすすめです。
ただし、白湯を一気に飲むと胃液が薄まって消化しにくくなるので、食事中の白湯の飲み方には注意が必要です。
食後
食後には、食べ終わって30分以上経ってから白湯を摂取するようにしてください。食後にも、ゆっくりと時間をかけて白湯を飲むのがおすすめです。
食事の消化が進み、胃が落ち着いてから白湯を飲むと、消化機能が促進されると言われています。
簡単に作れる方法とアレンジで、生活に取り入れてみよう
白湯を煮沸するのが面倒に感じる場合、電子レンジやウォーターサーバーを利用して白湯を作ることもできます。煮沸をしない方法では、水道水ではなく塩素を含まないミネラルウォーターを使用しましょう。
電子レンジで白湯を作る方法
市販のミネラルウォーターなどをカップに入れ、500Wの電子レンジで1分30秒～3分程度加熱して50℃程度まで温めます。
ウォーターサーバーで白湯を作る方法
ウォーターサーバーを使用すると、他の方法よりも白湯を簡単に作ることが可能です。サーバーの温水と冷水をカップに混ぜて、50℃程度になるよう調節するだけで、忙しい朝でもすぐに白湯の準備ができます。
白湯のアレンジ方法
いつも同じ味で飽きてきたという場合には、白湯にアレンジを加えてみるのもおすすめです。味や香りで気分を変えて、美容と健康にいい白湯を楽しく続けていきましょう。
はちみつ
コップ1杯の白湯にはちみつを小さじ1杯入れます。はちみつ白湯は甘くて飲みやすく、むくみ解消にもいいと言われています。
レモン
コップ1杯の白湯にレモンを一切れ、またはレモン汁を入れます。疲労回復や美肌効果が期待できます。
しょうが
お水にしょうがの薄切りを入れてから加熱して白湯を作ります。チューブの場合には、コップ1杯の白湯に小さじ1杯程度を加えて作ってください。冷えが気になるときには、しょうが白湯で体が温まります。
オリーブオイル
コップ1杯の白湯に小さじ1杯のオリーブオイルを加えるのもおすすめです。整腸効果により、便秘解消・予防効果が高まります。
（まとめ）寝る前に飲む「白湯」はどんな効果がある？
寝る前の白湯は体を温めることでリラックス効果を高め、就寝中の代謝アップにもつながります
温かい白湯を寝る前に飲むと、胃腸などの内臓から体が温まりリラックス効果が得られると言われています。体内の循環が良くなって、冷え性の改善にもつながるなどのメリットもあります。
体の冷えなどが原因で寝つきが悪いときには、夜寝る前に白湯を飲むと眠りにつきやすいのでおすすめです。ただし、寝る直前に白湯を飲んでしまうと夜中にトイレに行きたくなるので、飲む時間には注意しなければいけません。
朝の起床後や食事前、食事後などの時間帯も白湯を飲むのにおすすめです。温かい白湯で胃腸を活性化させて消化機能を高めるなどのメリットがあるため、良いタイミングにゆっくりと白湯を飲む習慣を身につけて、美容と健康に役立てましょう。
<参考文献>
- サワイ健康推進課「体温を上げて 免疫力アップ」
- はらメディカルクリニック「白湯の効果」
- 医療法人高生会「白湯を飲んで健康になろう！」
- にん内科「白湯の効果」
【この記事の執筆】
ピュアハワイアンWebマガジン編集部
この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。