ダイエットの開始直後は、体内の水分が減ることにより体重が減り始めます
ダイエットを行ったことがある人の多くが、ダイエットの最初は一気に体重が落ちたという経験を持っている人もいるでしょう。それはダイエットの最初には水分が減っているからです。
脂肪は徐々に減っていくので、体重が極端に落ちることはありません。失った水分を補うために、水分を多めに摂るようにしましょう。
水分が少ないと便秘になりやすいので注意してください。痩せやすい体質を作るためにも定期的な運動を行うようにしましょう。
ダイエットを成功させるためにも運動と食事を見直すようにしてください。
目次
ダイエットの成功のために痩せる仕組みを理解する
ダイエットを成功させるためには、痩せる仕組みを知ることが大切です。どうやって痩せるのか知ることによって、ダイエット中の悩みを減らすことができるでしょう。
痩せる仕組み
痩せるための基本は、消費カロリーと摂取カロリーのバランスです。消費カロリーが増えれば、自然と体重は減り、痩せていきます。一方で摂取カロリーが多くなれば、体重は増加してしまうでしょう。
ダイエットを始めて、すぐのときは体重が落ちやすいと言われています。これは、ダイエットの最初が体内の水分が減るからです。
しかし水分が減っても、脂肪は減っていません。そのため理想的なダイエットとは言ないでしょう。
脂肪は一気に減ることがないと言われています。脂肪を減らすためには時間をかけて、長期的にダイエットを行うことが大切です。
⇒生理中のデリケートな時期のダイエットについては、こちらの記事【保存版】生理中のダイエットはお水を飲むと効果的なの?をお読みください。
年齢とともに体重が落ちないのがなぜ?
「食べる量は増えていないのに、太ってきた」なんて経験ありませんか?これは年齢とともに基礎代謝が下がっているからです。
基礎代謝は何をしなくても消費するエネルギーです。そのため基礎代謝が落ちてしまえば、トータル的に基礎代謝が落ちしまいます。
基礎代謝は筋肉量に関係があると言われています。そのため活動量が減り筋肉が落ちると痩せにくい身体になってしまうでしょう。
脂肪1kgを消費するには
人間の脂肪は純粋に脂肪だけでできているわけではなく、「脂肪細胞」として蓄えられています。脂肪細胞は約8割が脂肪で、残りの約2割が水分や他の物質から作られています。
脂肪1gを消費するカロリーは9kcalとされていますが、実際に1kg の脂肪を消費する場合には9000kcalも必要ありません。
約8割の脂肪分だけカロリーを消費すればいいので、「9kcal×1000g×80%」で計算されるように約7200kcalほどの消費カロリーが必要となります。
さらに7200kcalを30日で割ると、1日の消費カロリーは240kcalになります。
1日の運動量を上げてカロリー消費を増加させるか、食事制限などで240kcal分の摂取量を減らせば、1ヶ月で1kgの脂肪を減少させることができるでしょう。
また、運動により代謝機能を促進させることや基礎代謝を上げることでも、消費カロリーが増加して体脂肪率を下げることにつながります。
食事制限のダイエットでも大丈夫?
消費カロリーと摂取カロリーのバランスなら、食事を一切食べなければ痩せると考える人もいるでしょう。この考え方は間違っているわけではありません。
ただ長期間食べない状況を継続できるわけではないでしょう。身体は栄養素が失われ飢餓の状態になっています。
そのため食事を摂ると、より多く吸収しようと逆に太りやすい状態に陥ってしまうでしょう。そうなればダイエットがしにくい状態になります。
つまり適正な量の食事を摂るように心がけてください。
ダイエットで効果を出すには、水分摂取と運動が欠かせない
ダイエットを行うにあたって、運動やトレーニングは大切です。運動を行うことで消費カロリーを増やせるだけでなく、筋肉をつけることにより基礎代謝をアップさせる効果もあります。
つまり相乗効果によって、ダイエットを成功に導いてくれるでしょう。習慣付けることによって運動不足も解消されるでしょう。
どんな運動がよいの?
消費カロリーをアップさせるためには有酸素運動、筋力をつけるためには無酸素運動がよいと言われています。
つまりダイエットのためには、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせがよいでしょう。
有酸素運動とは
有酸素運動とは、十分に酸素を取り入れながら行う運動のことです。有酸素運動を行うことによって、体脂肪を減らす効果が期待できます。
マラソンやジョギング、ヨガなどが有酸素運動になるため、行いやすい運動を選択するようにしてください。
無酸素運動とは
有酸素運動とは異なり、酸素をほとんど取り入れない運動のことです。筋力を効果的にアップする効果が期待できます。
スクワットや腕立て伏せ、腹筋などの筋トレが無酸素運動です。
基本的に無酸素運動を行った後で、有酸素運動を行った方がダイエットには効果的と言われています。それは筋肉量をキープしながら、脂肪を減らしてくれるからです。
運動の順番も意識してダイエットに取り組むようにしましょう。また運動中、水分を補うことを忘れないようにしてください。
体内の水分量
人間の体は、体重の60%程度が水分で構成されていて、水分の多くは細胞内に留められていると言われています。そのため体重が60kgの人の場合、水分で占められているのは36kg程です。
塩分の多い食事をすると、細胞内の塩分が増加して細胞が水分をどんどん吸収します。そして細胞内に水が留めるため、水分と一緒に体重も増加してしまうでしょう。
塩分の摂りすぎはむくみや体重増加にもつながる場合があり、食生活によっても体内の水分量が変化すると言われています。
逆に水を多く飲んだ場合には余分な水分が汗や尿となって排出されるため、適度な水分補給によるデトックス効果が期待できます。
基礎代謝の向上にもつながるため、ダイエットのときには水分を積極的に摂るのがおすすめです。
⇒ダイエットにほうじ茶を取り入れたい場合には、こちらの記事ダイエット中の水分は、ほうじ茶でも良いの?をお読みください。
水分を摂取しないと便秘につながる恐れあり
ダイエットのためには水分も重要です。ダイエット中、便秘を感じる人が多くいるでしょう。
これは食事量が極端に減る、栄養バランスが悪いなどが原因と言われています。便秘が酷くなると、吐き気や肌あれなどの症状が引き起こる恐れがあります。
体内の水分を補う
ダイエットの最初は、体内の水分が多く失ってしまう状態です。そのため便秘にもなりやすいでしょう。そのため体内の水分を補うためにも水分を多めに摂るように心がけてください。
運動を行う
運動によっても便秘を解消することができます。とくに腹筋は、便を排出するために必要な筋肉です。
腹筋が弱ければ、便を押し出すことができずに便秘につながるでしょう。また身体を動かすことによって、腸を刺激する効果も期待できます。
そのため腸の動きを改善し、便通を促進することができるでしょう。
マッサージ
腹部のマッサージも便秘解消に効果的です。腹部の上からゆっくり腸を揉みほぐすようにマッサージを行いましょう。
便をゆっくり押し流す効果が期待できます。ただ力の入れすぎには注意してください。痛みを感じる場合には、マッサージを行わないようにしましょう。
ウォーターサーバーを活用し、痩せやすい体質に
ダイエットのためには、水分をしっかり補うことが重要です。しかし水分によっては逆効果になる可能性もあります。
お水を摂りましょう
水分と言っても、甘い飲み物もあります。ダイエットのためには甘い飲み物ではなく、お水がよいでしょう。
温かいお水にしましょう
冷えたお水は、内臓も冷やしてしまいます。そうなれば体温が低下し、代謝も低下させてしまうでしょう。
必ず温かなお水を補うようにしてください。
頻回に補う
尿や汗などから、体内の水分は常に失われています。その水分を一度に補うことはできません。少量のお水を頻回に補うように心がけましょう。
ウォーターサーバーなどを活用し、水分補給をしやすい環境をつくり、痩せやすい体質になりましょう。
ウォーターサーバーならダイエットをサポートしてくれるはずです。
(まとめ)ダイエットで体重が減り始める時期は?
ダイエットの開始直後は、体内の水分が減ることにより体重が減り始めます
ダイエットをすると、最初に大きく体重が減る場合があります。その原因は、体の60%を占めると言われる水分が失われたためと言われています。
ダイエットで食事を減らすと、食事に含まれている水分の摂取量も減少するでしょう。たとえ一時的に体内の水分量が減少して体重が減ったとしても、水分が減少しただけではすぐに体重が戻ってしまうのです。
ダイエットで邪魔な脂肪を減らすためには、運動で消費カロリーを増やしたり食事制限で摂取カロリーを抑えたりする必要があります。
むくみの原因になる塩分の摂取量を減らして、代謝をアップさせ、水分補給をしっかり行うこともダイエットの効率アップにつながるでしょう。
<参考文献>
-
- 厚生労働省「内臓脂肪減少のための運動」
- 横浜市スポーツ医科学センター「【理論3】減量に筋力トレーニングが必要な理由」
- 森永製菓「筋トレで消費できるカロリーはどれくらい?カロリー消費量を考えて運動する!」
- 江崎グリコ「有酸素運動と無酸素運動の違いを知っていますか?」
- 医療法人博真会 横田クリニック「足のむくみ」