紅茶に含まれるポリフェノールには、脂肪吸収を抑える効果があると言われています
紅茶の成分は、ポリフェノール・カテキン・カフェインなどです。それらの成分によって、血糖値の急上昇を予防することが期待できます。
また脂肪の吸収を抑制し、脂肪の燃焼効果を高めると言われています。
紅茶に含まれるポリフェノールが脂肪の分解を助けるリパーゼという酵素を阻害し、脂肪が体内に吸収されるのを抑える効果があるのです。そのためダイエットにおすすめと言えるでしょう。
ダイエットの効果をアップさせるためには、水分を意識するだけでなく食事や運動も気をつけるようにしてください。
ただコーヒーよりは少なめですが、カフェインが含まれています。摂りすぎは胃腸に負担をかけることもありますで、注意しましょう。
目次
紅茶に含まれるポリフェノールやカフェインの成分はダイエット効果が期待できます
紅茶ダイエットが効果的だとされるのは、紅茶に含まれる様々な成分の作用が深く関係しています。紅茶に含まれる成分とダイエットに良いとされる体への作用を見ていきましょう。
紅茶の色素成分、紅茶ポリフェノールには抗酸化作用があります。体内に取り込んだ酸素は、一部老化や生活習慣病をもたらす活性酵素に変化します。
紅茶ポリフェノールには、活性酵素の作用を妨げる効果が期待できます。さらに糖分の分解を促す酵素の働きを抑える作用もあるのです。
その結果、腸管に吸収される糖分量が減るので、血糖値の上昇を抑えることができます。また脂肪吸収の抑制作用もあると言われています。
紅茶のマイルドな苦み成分カフェインには、脂肪分解を促す作用があります。さらに、利尿作用や発汗作用により、体内の老廃物を排出させるデトックス効果も期待できます。
覚醒作用により目覚めにも効果的です。他にも脳を活性化させるため、集中力の向上、疲労回復や筋肉の収縮力を上げて、運動を効果的に行えるなどの作用があります。
緑茶に含有するカテキンは紅茶にも渋み成分として含まれています。カテキンには殺菌作用があるので風邪や食中毒などの予防にも効果的です。
紅茶ポリフェノールと同様に抗酸化作用もあります。さらに、花粉症や鼻炎、ぜんそくなどのアレルギー症状を緩和する作用もあると言われています。
また、体内に蓄積された脂肪を燃焼させて分解し、活動のために必要なエネルギーを変換させる作用もあります。そのため体脂肪の減少にも効果的だと言えるでしょう。
紅茶の甘み、うま味成分として含有しているのがビタミンやアミノ酸です。ビタミンは疲労回復や糖質の分解を促すビタミンB群をはじめ、抗酸化作用のあるビタミンEなどが含まれます。
さらに、粘膜や皮膚を強化するビタミンAや血管壁を強くして、高血圧を予防するポリフェノールに近いビタミンP(フラボノイド)なども挙げられます。アミン酸はデアニンやアルギニン、グルタミン酸などが含まれ、リラックス効果をもたらすとされています。
紅茶ダイエットの方法は、1日3~5回あたたかい紅茶を飲むことがポイントです
紅茶ダイエットは正しい方法で行うことでより効果が得られやすいと言えます。ただし、飲む回数やタイミング、飲み方などに気をつけてください。
紅茶ダイエットでは紅茶を1日3~5杯飲むだけと簡単です。タイミングはポリフェノールの脂肪吸収を抑える効果を期待するなら、食事中もしくは食後30分位までに飲むことが大事です。
また、カフェインには脂肪燃焼効果があるので、運動の30分前に飲むと効率的です。アミノ酸によるリラックス効果もあるので、仕事中に休憩して一息つきたい時に飲むのも良いでしょう。
砂糖や牛乳を加えるとカロリーが増え、ダイエット効果が薄れるためNGです。甘みが欲しい場合は、ノンカロリーシュガーなどを活用してください。
紅茶と一緒についお菓子を食べてしまうのも逆効果になるので注意が必要です。アイスよりはホットで飲むとカフェインが吸収されやすく、体が温まり、代謝が上がるのでおすすめです
より効果を実感したい場合は生姜を入れるのがおすすめです
紅茶だけでもダイエットには効果的だと言われていますが、より効果を高めるには生姜を加えると良いとされています。生姜に含まれる成分は、体に良い作用をもたらします。
生姜には体を温めて血流を促す作用があり、むくみや冷え性の緩和にもつながるのです。また、代謝を上げて脂肪を燃やし、エネルギーに変える効果もあるとされています。
ティーパックや茶葉を使って熱湯を入れてホット紅茶を作り、そこへ生姜を加えるだけです。甘みが欲しい場合は、はちみつなどを加えてください。
生姜はすりおろしたものだと香りが強く、うま味が増します。しかし、チューブの生姜を使っても成分が同じなので問題ありません。
ただし、チューブの生姜は多く入れると苦みを感じることもあるので量に気をつけましょう。生姜紅茶はぴりっとここちよい辛みもあります。
朝の寝起きは体がむくみやすく、何となくだるいという人もいるかもしれません。そんな時に生姜紅茶を飲むと目が覚めて体もしっかり温まり、むくみも引きやすいのでおすすめです。
紅茶だけでは水分量が不足してしまうので、お水も飲むようにしましょう
お水には、そもそもカロリーがありません。そのためダイエットに最適な飲み物と言えるでしょう。
反対に清涼飲料水などは、多くの糖分が含まれています。たかが飲み物と思いがちですが、ダイエット中には少しでもムダなカロリーは抑えた方が良いでしょう。
更にお水であれば、身体に余計なストレスがかかりにくいと言われています。ただミネラルが多く溶けているようなお水は、ミネラルを分解するために負担がかかるので注意してください。
お水を飲んだ後で、お腹が痛くなるなどの症状がある場合にはミネラル分がより少ないものを選ぶようにしましょう。
⇒ダイエットにほうじ茶を取り入れたい場合には、こちらの記事ダイエット中の水分は、ほうじ茶でも良いの?をお読みください。
ダイエットは飲み物だけでなく、食事や運動が必要です
ダイエットは、飲み物だけで成功するわけではありません。食事や運動などを意識することでダイエットを健康的に行うことができます。
ダイエットをする際、量だけを減らす人が多くいます。これは太りやすい体質を作ってしまうため、良いダイエットとは言えません。
そのため食事の質を上げるように意識しましょう。野菜を中心とした食事に変更することが大切です。
野菜やタンパク質、ビタミンなどを積極的に食事に取り入れましょう。また腹8分目を意識し、摂取カロリーも調整するようにしてください。
運動を取り入れることで痩せやすい体質に変化することができます。年齢とともに筋肉の量が減りやすくなるでしょう。
その結果として年齢とともに太りやすい状態になってしまいます。悪循環を断ち切るためにも、筋トレやウォーキングなどを行うようにしてください。
忙しく時間がなければ歯磨きの間スクワットするなど、ながら運動でも構いません。急に激しい運動を行うと、筋肉痛などによって継続して行うことができなくなるでしょう。
そのため徐々に運動強度をアップするようにしましょう。運動でもっとも大切な点が継続することです。
ムリのない範囲で行い、運動を継続しましょう。
運動中の水分補給や食事中の飲み物として、紅茶を積極的に取り入れてみましょう。紅茶の健康効果を利用して効率的にダイエットをしてみましょう。
⇒生理中のデリケートな時期のダイエットについては、こちらの記事【保存版】生理中のダイエットはお水を飲むと効果的なの?をお読みください。
(まとめ)紅茶ダイエットは効果があるの?
紅茶にはダイエットに効果的だとされる様々な成分が含まれています。血糖値の上昇を抑える紅茶ポリフェノールをはじめ、脂肪分解を促し利尿作用で老廃物を排出するカフェイン、脂質代謝を上げて体脂肪を減らすカテキンなどです。
こういった成分が上手く体内で作用することで、ダイエット効果が実感しやすいと考えられています。紅茶ダイエットでは1日3~5杯程度の紅茶をホットで飲むのが効果的です。
食事中から食後30分まで、運動の30分前などのタイミングがおすすめです。体を温めて代謝を上げ、血流を促す作用のある生姜を加えるとよりダイエット効果が高まるとも言われています。
ただ、紅茶だけでは水分不足になりやすいので、お水も摂取することを忘れないようにしましょう。ダイエットは飲み物だけではなく、バランス良いヘルシーな食事と適度な運動も必要となるので生活習慣を見直して取り入れてください。