ミネラルウォーターを飲み過ぎると内臓に負担をかけたり、水中毒になる恐れがあります
お水を飲み過ぎると何が身体に悪いのでしょうか。お水を飲み過ぎてしまうと、体内の余分な水分が増えると言われています。
通常では余分な水分は、腎臓で尿に変えられて体外へ排出されます。水分補給をし過ぎると、腎臓が忙しく働かなければならず腎臓にかかる負担が大きくなってしまうのです。
たくさんの尿が作られると、今度は低ナトリウム血症の症状が出る可能性もあります。このことから水分補給は、お水を飲み過ぎることなく適度に行う必要があるでしょう。
目次
ミネラルウォーターを飲み過ぎることで身体に影響を及ぼします
ミネラルウォーターは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に入っています。ミネラルは、身体の機能を保持するために欠かすことができない栄養素です。
身体を構成する、免疫力を高めるなどさまざまな働きがあります。しかしミネラルは、あらゆる食材からも補っています。
そのためミネラルウォーターを飲み過ぎることで、ミネラルが摂取過多の状態に陥る可能性があります。ミネラルの摂取過多によって、身体にとってマイナスとなる恐れがあります。
軟便・水様便・腹部の不快感
ミネラル成分の一つであるマグネシウムの働きによって、腸を活性化すると言われています。適度に摂ることで、便通を促進するなどの効果が期待できます。
しかし飲み過ぎることによって、腸の活性が強くなってしまい、軟便や水様便などの症状を呈する恐れがあります。腸が弱い体質の人は、とくに注意が必要です。
むくみや冷え性
ミネラルウォーターは、適度に飲むことによって血行をアップさせ、リンパの流れを良くする効果があると言われています。
しかし飲み過ぎることによって、腎臓がうまくミネラルを処理することができなくなると考えられています。
その結果としてミネラルが身体に蓄積してしまいむくみや冷え性などの症状をきたすとされています。
疲労感や脱力感
ミネラルは、腎臓で処理されています。ミネラルを飲み過ぎれば、腎臓に負荷が加わり、腎臓の機能が弱まる恐れがあります。
そのことによって、全身の倦怠感や疲労感などの症状を引き起こす可能性があります。
⇒ミネラルウォーターが腸内環境に与える影響に関する記事はこちら
水の飲み過ぎで起こる「水中毒」の症状とは
お水を飲み過ぎると、水中毒になったり腎臓の働きに負担がかかったりなど、問題が起きる場合があります。では、お水の飲み過ぎでどんな問題が起きるのでしょうか。
腎臓への負担
腎臓には、尿素などの老廃物を尿として排泄する働きがあります。お水を飲み過ぎると、体の水分量を調節する腎臓に負担がかかると言われています。
腎臓の機能が低下すると余分な水分が体内に残ってしまい、頭痛やめまいなどの問題が起きるかもしれません。
低ナトリウム血症
低ナトリウム血症は、体液中のナトリウム濃度が薄まる「水中毒」とも呼ばれる症状です。お水を飲み過ぎたときにかえって排泄量が増えて、脱水症状になってしまいます。
頭痛や吐き気などが起きているときは、もしかしたら低ナトリウム血症が原因かもしれません。ひどくなるとけいれんを起こし、昏睡状態になる場合や死に至る場合もあります。
水ダイエットをするときには水中毒に注意して、一度に多量のお水を飲まずに適量をこまめに飲みましょう。
こまめなタイミングで適切な水分量の摂取を心がけましょう
水分の摂取はこまめに行うことが大切です。身体に悪影響を与えないように、適した飲み方で水分を摂取しましょう。
ゆっくりとこまめに摂取
飲み物は一気に飲むと身体に負担がかかりやすくなります。
とくに硬水のミネラルウォーターの場合には飲み過ぎてお腹をこわす心配もあるので、味わうようにゆっくりと飲むのがおすすめです。
ゆっくり飲むと硬水のミネラル分も吸収されやすいです。こまめに水分補給をしていると、老廃物の排出もうながされるデトックスの働きから、身体をクリーンに保てるとされています。
飲むタイミングや適度な量
1日に摂取すべき水分量は2.5lと言われています。食事などからも水分は摂取されるため、飲料では1.5l程を飲む必要があるでしょう。
食事中、水分量の減少する運動後や入浴前後、睡眠前、起床後などに、1回コップ1杯程度(150~250ml)のお水を飲むのがおすすめです。
水の温度
水分を摂取するときには、冷たいお水は胃に負担がかかるので避けた方がいいでしょう。ぬるま湯や常温のお水を飲むと、胃や腎臓に負担がかかりません。
飲酒時には注意が必要
飲酒後の体内にアルコールがあるときには、アルコールの利尿作用によって体内の水分が不足してしまう場合があります。
脱水症状を起こす恐れがあるので、飲酒中や飲酒後にはこまめに水分を補給することが大切です。
純水であれば、身体への負担がなく水分補給できます
水分補給をするならば、身体に負担をかけないお水の「純水」がおすすめです。
純水は、ほぼ不純物が含まれていない安全なお水と言われています。ミネラルウォーターとの大きな違いはミネラルの有無です。
臓器にストレスがかかりにくく、赤ちゃんや高齢者、持病のある方でも安心して飲むことができます。
ただし、ミネラルが入っていない分、食材からミネラルを補給することが大切になってきますので、日々の食事には気を配りましょう。
純水はウォーターサーバーでも取り扱っていますので、自分の生活スタイルに合わせ、毎日の水分補給に役立ててください。
(まとめ)ミネラルウォーターを飲み過ぎると、尿路結石になる?
ミネラルウォーターを飲み過ぎると内臓に負担をかけたり、水中毒になる恐れがあります
1日に飲み物から摂取する必要があるとされている水分量は、約1.5lです。
お水を飲み過ぎると体調不良の原因になる場合もありますが、必要な水分量が摂れていないと水分不足で脱水状態になり、疲れが取れないなどの問題が生じてしまう恐れがあります。
また、一度に大量のお水を一気飲みするような飲み方は、身体に負担がかかり水中毒にもなりやすいので注意が必要です。
1日に必要な水分量を、数回に分けてこまめに飲むと問題が起きる心配はないでしょう。