赤ちゃんの食物アレルギーを予防する方法は、保湿が重要です
私たちの体には、異物を取り除こうする免疫機能が備わっています。アレルギーは、この免疫機能が過剰に働くことによって起こると言われています。
食物アレルギーの原因は、口から食べるだけでなく、食物と皮膚が触れあうことによっても起こると言われています。そのため食物アレルギーを予防するためには、しっかり保湿をするようにしましょう。
また果汁も早く与え過ぎると食物アレルギーを引き起こす恐れがあります。離乳食開始頃から少しずつ与えるようにしましょう。
保湿をすることは、食物アレルギー予防に繋がります
私たちの体には、もともと異物を取り除くための機能が備わっています。アレルギーとは、その機能が過剰に反応している状態です。
アレルギーとなる原因物質は、たくさんあります。卵や牛乳などの食べ物や花粉、ハウスダストなどです。
赤ちゃんの場合、離乳食が開始される頃から湿疹が現れるなどの食物アレルギーを発症する場合が多くあります。食物アレルギーは、口から食べ物を食べることで発症します。
また食べ物が肌に触れることでも食物アレルギーが起こると言われています。赤ちゃんの場合、肌のバリア機能が確立されていません。
そのため外からの異物に対する抵抗が弱い状態です。しっかり保湿を行うことで、バリア機能を高めて食物アレルギーを予防できると考えられています。
赤ちゃんの肌は、非常に乾燥しやすいとされています。そのため入浴後や起床時など数回保湿剤を塗るようにしましょう。
ただし大人用の保湿剤には、香料など刺激物が配合されているものも多くあります。赤ちゃんの肌に適した保湿剤を選ぶようにしましょう。
市販用の保湿剤を使用する場合には、医師の判断を仰ぐようにしてください。デリケートな肌のため、保湿剤が刺激となり赤みなどの症状を発症する場合があるため注意するようにしましょう。
果汁は、離乳食開始後から与えるようにしましょう
離乳食を始める前から果汁を飲ませる人が多くいます。ビタミンなどを補う意味合いで飲ませていました。
しかし2001年アメリカ小児学会で、生後6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁を飲ませるべきではないと勧告しています。ビタミンは、赤ちゃんにとって重要な栄養素です。
ミルクや母乳にもビタミンは多く含まれており、果汁で与える必要性はありません。また果汁を与えることで、赤ちゃんに悪影響を与える恐れがあります。
オレンジ・キウイ・バナナなど多くの果物に対し、食物アレルギー症状をきたす赤ちゃんは多くいます。湿疹や赤みなどの症状をきたすと言われています。
ほかにも機嫌が悪くなると言った症状もあります。重症の場合、呼吸困難などの症状もきたします。
果物には、多くの糖質が含まれています。そのため乳歯に糖質が付着した状態が長く続くと、虫歯になるリスクが高まります。
さらに過剰に糖質を摂ると、腸でうまく吸収されません。その結果として下痢を引き起こす可能性があります。
果汁は甘く、赤ちゃんが好みやすい味です。そのため一口だけじゃなく、もっと飲みたいと欲求する場合があります。
果汁を与えすぎれば、ミルクを拒否しやすくなります。そうなると栄養が充分に摂れず、栄養障害に繋がる恐れがあります。
これらの状態を避けるためにも、生後6ヶ月以降に与えるようにしましょう。また与える際、肌の状態を確認しながら、少量から始めるようにしましょう。
白湯で薄めるようにして、薄味にしてから与えてください。
お水もしっかり飲ませるようにしましょう
肌の乾燥を予防するためには、水分をしっかり補うことが大切です。体内の水分が減ってしまうと、肌も乾燥しやすい状態になると言われています。
離乳食前であれば、ミルクを飲むことで水分は足りています。ただ発汗量が多い日には、水分を足すようにしてください。
水分が減ってしまうと乾燥だけでなく、便秘などの消化器官症状も引き起こされるため注意してください。
しっかり保湿や水分補給を行い、食物アレルギーを予防するようにしましょう。また湿疹や赤み、かゆみ、ゼエゼエしたような呼吸などの症状がある場合、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
その際に、何を食べたか医師にきちんと伝えるようにしてください。
(まとめ)赤ちゃんの食物アレルギーを予防する方法は?
アレルギーは、免疫機能が過剰に働くことで起こります。口以外にも皮膚に接触することでも食物アレルギーは引き起こされると言われています。
しっかり保湿を行い、バリア機能を高めるようにしましょう。果汁は離乳食開始後から与えるようにしてください。
食物やハウスダストなどアレルギーとなりうる物質は、たくさんあります。食物アレルギーは、肌のバリア機能を高めることによって予防することができると言われています。
1日数回保湿剤を塗るようにしましょう。大人用の保湿剤を使用するのは避けてください。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんには、果汁は与えないでください。果汁を与えることで、食物アレルギーを発症する場合があります。
果汁を与える場合は少量ずつ、薄めてから与えるようにしましょう。
体内の水分が不足することで、肌が乾燥しやすくなります。発汗が多い日には、水分を補うようにしてください。
湿疹や赤みなどの症状が現れた場合には、医療機関を受診するようにしましょう。