健康な体は弱アルカリ性に保たれているため、弱アルカリ性の「軟水」や「純水」は赤ちゃんに適しています
お水には、PH値の違いによって酸性やアルカリ性に分けられます。健康な体の場合、弱アルカリ性に保たれていると言われています。
赤ちゃんは、まだPH値を調節する能力が弱いと考えられています。そのため酸性のお水は、赤ちゃんの体に大きなストレスをかけてしまいます。
赤ちゃんの体にストレスをかけないために、弱アルカリ性のお水を選ぶようにしましょう。軟水や純水は、弱アルカリ性のため安心して赤ちゃんに与えることができます。
目次
健康な体はPH値7.4程度の「弱アルカリ性」に保たれています
PH値とは
PH値とは水素イオンの濃度によって表される数値です。酸性やアルカリ性に分けることができます。
PH値7が中性、それよりも小さな数値が酸性、大きければアルカリ性となります。人間の健康な体は、PH値7.4程度の弱アルカリ性に保たれています。
しかし食生活の乱れなどによって、体のPH値が酸性に傾くことがあります。酸性に傾くことで、肌荒れや疲労感などの症状が起こりやすくなります。
赤ちゃんのPH値
赤ちゃんの場合も同様で、PH値が7.4に保たれています。赤ちゃんはPH値を調節する能力が弱いと言われています。
そのため食べ物や飲み物の影響を受けやすいと考えられています。つまり赤ちゃんに与えるものは、弱アルカリ性が望ましいとされています。
酸性のものを与えることで赤ちゃんの体にストレスをかけ、健康に悪影響を及ぼす場合もあります。ただしPH値が大きすぎても影響をきたす恐れがあります。
赤ちゃんにはストレスがかからないように、PH値7.4に近い値のお水を与えるようにしましょう。
軟水やピュアウォーターは「弱アルカリ性」のお水です

ミネラルウォーターのミネラル
ミネラルウォーターは、商品によってPH値は変わってきます。しかし弱アルカリ性でも赤ちゃんには、あまり適しません。
それはミネラルの成分が、赤ちゃんの体にはストレスになると言われているからです。また日本の水道水の場合、ほとんどの地域で弱アルカリ性です。赤ちゃんには適したお水と言えます。
水道水の塩素
水道水には消毒のため、塩素が入っています。塩素を減らすためにも、一度沸騰させ白湯にしてから与えるようにしましょう。
ただし塩素を減らしているため、細菌は増殖しやすい環境です。長時間そのままにせず、早めに与えるようにしてください。
軟水やピュアウォーターも弱アルカリ性のお水です。そのため赤ちゃんに問題なく与えることができます。
お水を購入する場合は、必ず表示をチェックするようにしましょう。軟水や弱アルカリ性などと書かれているお水を選ぶと安心です。
ウォーターサーバーは、赤ちゃんに適したお水を選びましょう
ミルクや離乳食
赤ちゃんに与えるミルクや離乳食を作る場合も弱アルカリ性のお水で作るようにしましょう。ウォーターサーバーにも弱アルカリ性のお水が多くあります。
赤ちゃんの育児や家事などで、どうしても忙しくなります。少しでもかかる時間を短縮することが、ママの体を労るためにも大切なことです。
ウォーターサーバーはお湯を沸かす時間を短縮することができます。そのためミルクや離乳食を作ることが比較的簡単に行えるようになります。
ママの水分補給にも
また普段の水分補給もすぐ行うことができます。母乳を与えているママの場合、体が脱水傾向にあると言われています。
脱水が酷くなると、母乳が止まってしまう場合もあります。またママの体も血流が悪くなるなどの症状を及ぼすことがあります。
ママの体を守るためにも、しっかり水分をとるようにしましょう。ただしウォーターサーバーの中には、赤ちゃんに適さないお水もあります。
母乳を与えていれば、ママが飲むお水も赤ちゃんに影響を与えるため注意するようにしましょう。ウォーターサーバーを使用する場合、赤ちゃんに適したお水かどうかチェックするようにしましょう。
ママや赤ちゃんの健康を守るために、お水はきちんと選ぶようにしてください。
(まとめ)赤ちゃんにアルカリ性のお水はよいの?
お水はPH値の違いで酸性やアルカリ性に分けられます。赤ちゃんの体はPH値を調節する能力が発達していません。
赤ちゃんにはストレスがかかりにくい、軟水や純水などの弱アルカリ性のお水を与えましょう。
ミネラルウォーターや水道水などは弱アルカリ性がほとんどですが、ミネラルや塩素によって、ストレスがかかるため注意してください。
ミルクや離乳食も、弱アルカリ性のお水で作ると安心です。使用する場合は、赤ちゃんに適したお水かチェックしましょう。