グリコーゲンが増えすぎると、水分を停滞させダイエットに影響を与えます
グリコーゲンとは、多数のブドウ糖が繋がった物質です。つまり炭水化物の摂取が多ければ、グリコーゲンは蓄積すると言われています。
さらにグリコーゲンは水分と結び付く性質を持っています。その結果、体重を増加させるためダイエットが行いにくくなるでしょう。
そのためダイエットのためには炭水化物を過剰に摂取しないようにしてください。水分をきちんと摂取し、食べすぎを防ぎましょう。
ダイエットのためには夜の食事量を減らす、よく噛むなどが重要です。体の機能を守るためにも栄養バランスを考えてダイエットを行ってください。
目次
グリコーゲンとは糖質から作られる物質です
グリコーゲンとは、複数のブドウ糖が結び付いた多糖類のことです。私達が炭水化物を摂取すると、ほとんどがエネルギーとして消費されます。
しかし炭水化物を過剰に食べることで、消費できずに残ってしまうものがあります。それがグリコーゲンとして体内に蓄積されてしまいます。
その後グリコーゲンは脂肪に変化するので、ダイエットを行うにあたってグリコーゲンは不要と言えるでしょう。
グリコーゲンは肝臓や骨格筋で合成されます。
- 肝臓:血糖値を一定に維持する
- 骨格筋:筋肉の収縮時のエネルギー源
部位によって、グリコーゲンの作用が違ってきます。肝臓と骨格筋では、骨格筋の方がおよそ2倍多く蓄えられています。
つまりグリコーゲンはデメリットばかりではなく、体にとって重要な役割を持った物質です。疲労回復や集中力を高める、血糖値を調整するなどの効果が期待できます。
しかしダイエットを考えるとグリコーゲンはデメリットが多くあります。その一つが肥満です。
グリコーゲンは水分と結び付く性質があります。そのためグリコーゲンが蓄積されれば、体内に余計な水分を蓄えてしまうでしょう。
その結果体重が落ちない状況になると言われています。つまりダイエットのためにはグリコーゲンが蓄積される量を減らすことが重要です。
炭水化物を取り過ぎないように食生活を見直しましょう。
炭水化物制限を行う場合には、十分な水分を飲みましょう
グリコーゲンによる肥満を防ぐためには、炭水化物を制限することが大切です。ただ炭水化物は、私達の体に必要と言われる栄養素です。
そのため極端に制限を行えば、体に何らかの影響を及ぼすでしょう。
脳の栄養は、ブドウ糖しかありません。ブドウ糖を極端に制限すれば、脳が正常に機能しない恐れがあります。
その結果、判断力低下や集中力低下などの症状を招くでしょう。
肝臓は、肝臓で蓄積している糖質をエネルギーにしています。そのため蓄積する糖質がなくなれば、エネルギー不足の状態に陥るでしょう。
そのため肝機能も衰えやすくなります。
炭水化物の制限を行えば、血液中の糖分も少なくなってしまいます。エネルギーが不足すれば、少しの活動でも疲れを感じてしまうでしょう。
炭水化物を完全に抜くことで、電解質のバランスが乱れやすくなります。血液が酸性に傾いてしまい、昏睡状態に陥る恐れがあるでしょう。
つまり極端に炭水化物を制限するのはよくありません。適正量を守り摂取しましょう。
ダイエットのためには、通常の食事で摂取する炭水化物の量を半分程度に制限しましょう。その程度であれば、炭水化物不足になるリスクを下げることができると言われています。
今まで摂っていた炭水化物を減らすため、空腹を感じやすくなります。空腹を予防するためにも、十分な水分を取り込むようにしてください。
胃が水分で満たされれば、空腹を紛らわすことができるでしょう。
ダイエットしたいなら、よく噛んで食べましょう
極端に食事制限を行えば、体重は落ちるかもしれません。ただずっと制限し続けることは難しいでしょう。
そのため元の体重に戻ってしまう可能性が高くなります。きちんとダイエットをしたいなら、食生活の習慣を見直すことが大切です。
タンパク質は筋肉をつけるためにも必要な栄養素です。タンパク質が不足すれば、筋肉を増やすことができないでしょう。
肉や魚、卵、大豆など色々な食材を食べるようにしてください。
早く食べてしまえば、満腹を感じる前に食事を終えてしまいます。そのため食事量を増やしてしまう可能性があるでしょう。
また早く食べると、インスリンを急激に上昇させます。インスリンが急上昇すれば、脂肪を蓄えやすくなるでしょう。
ダイエットのためには、よく噛みインスリンの上昇を防いでください。
夜は、朝や昼と比べて、活動量が少ないでしょう。そのため摂取カロリーが多ければ、糖質が消費されず蓄積してしまいます。
そのため夜は少なめを意識しましょう。
つまり食事の食べ方を変えるだけで、ダイエットが成功しやすくなります。できることから見直してください。
全ての栄養素をバランスよく食べるようにしましょう
一食に偏ったようなダイエットを行うと、栄養のバランスが悪くなり不調をきたしやすくなります。そのためダイエット中であっても、バランスよく食べるよう意識してください。
脳などを正常に働かせるために必要な栄養素です。摂りすぎれば肥満に繋がるため注意しましょう。
筋肉や臓器などを構成する栄養素です。ダイエット中はタンパク質が不足しやすいと言われています。
肌があれる、髪がパサつくなどの状態になりやすいので注意してください。食事だけでは補えない場合には、プロテインなどを利用しても良いでしょう。
ビタミンの吸収を助ける、ホルモンを生成するなどの作用があります。比較的、とりすぎになりやすい栄養素です。
体内で作ることができないので、食事から補う必要があります。鉄やカルシウムなど種類が豊富です。
他の栄養素のサポートや免疫機能に関係する栄養素です。ビタミンB1、B2は炭水化物をエネルギーに変える作用があると言われています。
そのため炭水化物を摂る際、一緒にとるようにしましょう。
(まとめ)ダイエット中の水分とグリコーゲンの関係とは?
炭水化物の摂取が多ければ、グリコーゲンが蓄積され、水分と結び付き体重が落ちにくくなります。
水分をきちんと摂取し、食べすぎを防ぎましょう。栄養バランスを考えてダイエットを行ってください。
グリコーゲンとは複数のブドウ糖が結び付いた多糖類です。グリコーゲンは肝臓や骨格筋で合成されます。
グリコーゲンは水分と結び付く性質があります。余計な水分も蓄えられ、体重が増加し肥満に繋がってしまいます。
炭水化物の極端な制限によって、脳の栄養が不足する、肝機能が低下するなどの症状が現れます。ダイエットのためには、炭水化物の摂取量を通常の半分程度にすると良いでしょう。
十分な水分を摂取し、空腹を紛らわすようにしてください。
極端な食事制限はリバウンドしやすくなります。タンパク質を多めに食べるようにしましょう。
よく噛むことや夜の食事量を減らすことで、ダイエットが成功しやすくなります。できることから食生活を見直すようにしましょう。
ダイエット中であっても、バランスよく食べることが大切です。炭水化物やタンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンは五大栄養素と言われています。
それぞれに重要な役割があるため、しっかり食べるようにしましょう。