ダイエットで顔が浮腫むのは、水分による影響です
浮腫みは余分な水分がとどまることによって起こると言われています。基本的に浮腫みやすい場所は、ふくらはぎです。
しかし顔も浮腫む場合があります。これはアルコール摂取や塩分摂取などが原因です。
さらに水分の飲み方によっても顔は浮腫んでしまうでしょう。何日も浮腫みが続く場合には、病気が隠れている可能性があります。
必ず医師に相談してください。顔の浮腫みを改善するためには、顔や首筋の血行をアップしましょう。
また食事内容も浮腫みが出ないように工夫をしてください。
目次
浮腫みは、ふくらはぎなど末端部に起こりやすいです
全身には血管やリンパ管が張り巡らされています。何らかの要因で水分やリンパ液の流れがとどまってしまうのが浮腫みです。
つまり浮腫みと言うのは、血流やリンパなどの流れが悪くなることが原因で起こります。
浮腫みやすい部位は、心臓から遠い末端部と言われています。ふくらはぎや手指などです。
手や指は常に動かしているため、そこまで血流がとどまることはありません。一方ふくらはぎは、座りっぱなし、立ちっぱなしなどの影響を受け夕方浮腫んでしまいます。
特に女性の場合には、男性よりもふくらはぎが浮腫みやすいと言われています。それは、ふくらはぎの筋力が弱く、血流を押し上げるパワーが弱いからです。
心臓から比較的近い箇所にある顔も浮腫んでしまうことがあります。ふくらはぎとは異なり、顔の浮腫みは朝方起こりやすいようです。
それは寝ている時間は、顔を動かさないため血流が滞ることが原因になります。普通であれば、顔の浮腫みは時間とともに改善され、元の状態に戻るでしょう。
遅くとも昼頃に戻るのが一般的です。
水分の飲み方によって、顔が浮腫むことがあります
顔が浮腫むのは、色々な原因が考えられます。
前日にアルコールを過度に飲んだ場合に、顔は浮腫みやすいと言われています。アルコールによって血管が拡張してしまうでしょう。
血管が拡張してしまうと、血管から水分が多量に滞ってしまいます。その結果、朝に顔が浮腫んでしまうのでしょう。
顔の浮腫みを起こさないためにも、アルコールは少なめに飲むようにしてください。
塩分によって浮腫むメカニズムは、まだわかっていません。ただ塩分を摂ることで、喉が渇き水分を過剰に摂取するのも原因になるでしょう。
塩分を控えることも、浮腫み予防に繋がります。
就寝前に水分を摂取しすぎれば、余分な水分が増えてしまいます。それによって浮腫みの症状が現れやすくなるでしょう。
一気に摂取するのではなく、数回に分けて摂取してください。
カリウムはミネラルの一種で、ナトリウムを排出する作用があります。カリウムが少なければ、ナトリウムを排出できずに浮腫んでしまうでしょう。
ナトリウムとカリウムは1:2の割合で摂取してください。
代謝が落ちてしまうと、汗をかかない状況になってしまいます。汗をかかないことで、体内の余分な水分が排出されずに浮腫んでしまうでしょう。
汗をかく習慣をつけることで、浮腫みの予防に繋がります。
生理前にはホルモンの影響によって、水分を溜め込みやすい状態になっています。そのため浮腫みが起こりやすいでしょう。
生理前や生理中は安静に過ごすことを心がけるようにしてください。
顔の浮腫みには病気が隠れている可能性もあります
予防を行っても顔の浮腫みが改善しないケースもあります。昼過ぎになっても症状が改善しない、何日も浮腫みが続くなどの場合には、病気が隠れていることがあるので注意してください。
そういったときには、必ず医師に相談するようにしましょう。検査を行うことによって、浮腫みの原因がわかり治療を行うことができます。
ネフローゼ症候群とは、腎臓の病気の一つです。腎臓には水分を排出する働きがあります。
腎臓の病気が起これば、水分が排出できずに浮腫みを招いてしまうでしょう。ネフローゼ症候群の場合、血尿や蛋白尿などの症状も起こります。
これらの疾患でも顔が浮腫む症状が現れます。重篤な疾患でもあるため、全身症状も起こっているでしょう。
少しでも早く治療を開始することが重要になってきます。少しでも不安な症状がある場合には、必ず診察を受けましょう。
顔が浮腫む疾患は、たくさん挙げられます。甲状腺やリンパなどの影響でも起こってしまうでしょう。
つまり顔の浮腫みが取れないときには、自己判断で病気を察することはできません。対処が遅れることで進行する疾患もあるため、半日以上浮腫みが続く場合には診察を受けてください。
浮腫んだ時には、顔や首周囲の血行をアップしましょう
顔の浮腫みが起こった時には、適切なケアを行うことで早く症状を落ち着かせることができます。
浮腫みは、血流が滞ることが原因で起こります。そのため血行を改善することによって、症状は改善しやすくなるでしょう。
温冷療法をすることで血行は改善しやすくなります。45度程度に温めたタオルと氷水で冷やしたタオルを2枚準備してください。
20秒ずつ交互に当て、それを3セット程度繰り返します。
首を回す、首周囲のストレッチをするなど行いましょう。また温めたタオルで首筋を温めるのも効果的です。
水分は夜に多くとっても意味がありません。一日の中で数回に分けてとることが大切です。
また2リットル程度を目安にとってください。それ以上の水分は、多すぎてしまう可能性があります。
多すぎても浮腫みの要因になるので、適正な量を守るようにしましょう。
カリウムを多く摂取し、塩分を控えめな食事をとることが大切です。カリウムはバナナなどの食材に多く含まれています。
外食が多い、味の濃いものが好きなど塩分が多い食事の方は、特に意識してカリウムを補うようにしてください。
(まとめ)ダイエットで顔が浮腫むのは水分の影響?
浮腫みは余分な水分がとどまることで起こります。ふくらはぎなどに起こりやすいですが、顔も浮腫む可能性があります。
アルコールや塩分、水分の取り方などの影響で浮腫みやすくなるでしょう。血行を良くするなどの対処を行ってください。
浮腫みやすい部位は心臓から遠い箇所です。ふくらはぎは夕方ごろ浮腫みが酷くなるでしょう。
顔は寝ている時間に血流が滞り、朝方浮腫んでしまいます。徐々に症状は落ち着き、遅くとも昼頃には症状が亡くなっているでしょう。
アルコールや塩分の影響によって、顔が浮腫むことがあります。水分を就寝前に飲みすぎれば、余分な水分が溜まり顔は浮腫むでしょう。
ほかにもホルモンの影響など様々な要因が考えられます。要因に合わせて、対処することが大切です。
何日も浮腫みが続く、昼過ぎまで浮腫みが取れないなどの場合には、病気の可能性があります。腎臓の疾患であるネフローゼ症候群なら血尿や蛋白尿も起こります。
肺がんや肝硬変、甲状腺などの疾患も考えられるため、早めに医師の診察を受けてください。
浮腫みが起こった時には顔や首周囲の血行をアップさせましょう。温かいタオルと冷たいタオルを交互に当てる方法も効果的です。
2L前後の水分をこまめに補給しましょう。カリウムを多くとり、塩分が少ない食事を意識してください。