離乳食期の赤ちゃんの水分補給は、母乳やミルクと合わせた量で考えましょう

離乳食期の赤ちゃんにはどのくらい水分をあげたらいいのかがわからない、離乳食期の赤ちゃんの水分補給方法を知りたいなど、赤ちゃんの水分補給をどうすればいいか迷っている方もいるかもしれません。初めての育児の場合にはとくに、日に日に成長していく赤ちゃんのお世話で迷うことも多いでしょう。
赤ちゃんは大人に喉が渇いたことを伝えることができないため、赤ちゃんの水分補給は充分気をつけてあげなければなりません。デリケートな赤ちゃんを健康に育てるためにおすすめの、正しい水分補給方法を説明していきます。
目次
離乳食が始まるまでの水分補給は、母乳やミルクで十分です
赤ちゃんが生まれてすぐの時期から、母乳やミルクだけで栄養が足りている4~5ヶ月頃の時期には、水分の摂取量も母乳やミルクだけで充分といわれています。母乳やミルク以外不要な状態から徐々に離乳食に切り替え始めた時には、不足しがちな水分の補給が必要になるでしょう。
水分補給を始める時期
赤ちゃんが母乳やミルクだけ飲んでいる4~5ヶ月の時期が過ぎて離乳食を食べる時期に、水分補給も徐々に始めていきます。離乳食を始める5~6ヶ月の時期には、少しずつ母乳やミルクを飲む量が減り始めます。
母乳やミルクを飲む量が減少するとそれまで足りていた水分量が不足するため、ミルクを減らした量を目安に水分補給を行わなければなりません。
赤ちゃんに必要な水分補給量
1歳未満の乳児が1日に必要な水分量は、体重1kgあたり約125~150mlといわれています。これは、1日のうちに必要な水分全てが含まれている量なので、この水分摂取の全体量から1日に与えるミルクの量を差し引いて、お水で水分補給をする量を計算します。
赤ちゃんが嘔吐や下痢などにかかっている時は身体の水分が大量に失われているので、脱水症にかからないよう通常よりも注意してあげなければいけません。水分不足に気をつけて、欲しがるだけ水分補給を行う必要があります。
離乳食を始める頃から、湯冷ましやお茶などの水分を与えてみましょう
赤ちゃんの水分補給は、離乳食が始まる頃から少しずつ与えていくようにしてください。赤ちゃんに飲ませることができる飲み物にはどんなものがあるのか、赤ちゃんに飲み物を飲ませる方法について説明していきます。
白湯・湯冷まし
赤ちゃんの水分補給でおすすめの飲み物が白湯・湯冷ましです。水道水などを10分以上沸騰させてから冷ましたお水のことで、煮沸により水道水のカルキ臭さを飛ばしてから冷まして作ります。
日本の水道水はきちんと浄水処理されているので、大人なら基本的には何の問題もなく飲むことができます。赤ちゃんでも、現在では水道水でそのまま水分補給ができるとされていますが、より安全に水分補給を行うためには、白湯や湯冷ましで水分補給を行うのがいいでしょう。
ベビー用のお茶
胃腸が未熟な赤ちゃんでも、ノンカフェインのベビー用の麦茶やタンポポ茶は、内臓に負担をかけることなく飲ませることができます。
水分補給の方法
赤ちゃんの水分補給をする時には、赤ちゃん用のスプーンや哺乳瓶、成長に応じてスパウトマグやストローマグなどを使って飲ませてあげてください。離乳食初期の頃にはまだうまく飲めないため、哺乳瓶に入れて水分補給を行うことが多いでしょう。
離乳食後期の8ヶ月位からは、ストローマグが使える赤ちゃんも多くなります。幼児に向けて徐々にコップに口をつけて飲めるように慣らしていきます。
赤ちゃんが汗をかいた時には、脱水症状に注意が必要です
生まれたばかりの赤ちゃんは、体内の水分量が約80%もあるといわれています。赤ちゃんにとって身体の大半を占めている「水分」はとても大切です。
もしも暑い日に汗をたくさんかいている状態を放っておくと、あっという間に体内の水分量が減少して、脱水症状を起こしてしまうかもしれません。脱水症状が起きている時には水分だけではなく、ナトリウムなどの電解質も入っているイオン飲料や経口補水液で水分補給を行ってください。
赤ちゃんの脱水症状のサイン
赤ちゃんが脱水症状を起こしている時の症状には、以下のものがあります。
- 尿の色が濃い
- 涙が出ない
- 目がくぼんでいる
- ひどいしわやたるみが生じている
- 手足の体温が冷たくなる
- 意識がなくなる、けいれんが起きる
赤ちゃんに脱水の症状が出ていた時には、たとえ夜間や休日でも急いで病院に連れていき、医師に診てもらう必要があります。上記のような症状は出ていないけれど、下痢や嘔吐が続いているなどの場合は、診療時間内に病院で診てもらうと安心です。
ミルク作りや離乳食は、ウォーターサーバーでママの負担を減らそう

赤ちゃんのミルク作りや離乳食作りには、ウォーターサーバーがおすすめです。ウォーターサーバーには温水と冷水の両方が出るタイプがあるためいつでもすぐにお湯が出せ、ミルク作りや離乳食作りなどいろいろな用途に使うことができます。
ミルク作り
ウォーターサーバーのお水には、水道水とは異なり残留塩素やトリハロメタンが入っていません。消化機能の弱い赤ちゃんのミルク作りにできるだけ安心なお水を使いたいという場合には、煮沸不要でそのまま身体に優しいお湯を使るウォーターサーバーがおすすめです。
とくに純水(RO水)は、特殊なRO膜を使って不純物をほとんど除去したお水です。ミネラル分の刺激にも注意が必要な赤ちゃんのミルク作りに安心して使用できます。
離乳食作り
大人の食事とは異なり、離乳食は赤ちゃんが食べやすいように水分が多く柔らかいものを作る必要があります。ウォーターサーバーで安全なお水やお湯がさっと使えると、すりつぶした野菜などのペースト作りにも便利で、離乳食の水分調整も楽にできます。
カフェインレスのコーヒーやお茶でママもほっと一息
ウォーターサーバーの温水は約80℃のものが多く、コーヒーやお茶を入れる時に適しています。家事や育児で疲れたママが、空いた時間にすぐ好きな飲み物を準備することができます。
赤ちゃんに母乳を与えているママは、カフェインの摂取量に注意が必要なので、カフェインレスのコーヒーやハーブティーなどを楽しんでみてはいかがでしょう。
(まとめ)離乳食期の赤ちゃんの水分補給、量や飲ませるものは?
離乳食期の赤ちゃんの水分補給は、母乳やミルクを合わせた量で考えましょう
離乳食期には、今まで赤ちゃんが飲んでいた母乳やミルクの量を減らして離乳食に切り替えていきます。これまでミルクで補給できていた水分量が不足するため、不足を補うために水分補給をしなければいけません。
赤ちゃんの水分補給は、離乳食中でも1日に与えるミルクの量を考慮することが大切です。離乳食期の初期からスプーンやストローなど、赤ちゃんの成長に合わせて飲める方法で無理なく水分補給を行いましょう。
安全なお水を便利に使るウォーターサーバーを利用すると、赤ちゃんのミルクや離乳食作りが楽になり、時間のゆとりにもつながります。