妊娠中に飲むお水は、腎臓に負担のかかりにくい軟水を選びましょう


妊娠中、お母さんの食べたものや飲み物が胎児に深く関わっていると言えわれています。そのため妊娠中の食べ物や飲み物は、胎児のためにも気をつける必要があります。

妊娠中には、できる限り軟水を選ぶようにしましょう。軟水は口当たりがまろやかで日本人には飲みやすいという特徴があり、腎臓にも負担がかかりにくいため、妊娠中には軟水の方がいいとされています。

妊婦さんの水分補給は、赤ちゃんの健やかな成長に繋がっているため、お水の質や量にも注意しましょう。

妊娠中のママには「お水が必要な理由」があります


妊娠中、羊水は赤ちゃんの周りでさまざまな役割を果たしています。羊水の成分は99%が水分なので、ママの水分摂取量が少ないと羊水の質に悪影響を及ぼすことになるでしょう。

羊水の役割

妊婦のお腹の羊水には、妊娠中期の赤ちゃんが飲んだり、呼吸の練習のために肺に入ったりするなど重要な働きがあります。羊水が汚れてしまうとお腹の赤ちゃんが順調に成長できなくなる恐れがあるでしょう。

赤ちゃんは通常羊水の中を自由に動き回っているのですが、羊水の水分が不足すると赤ちゃんが子宮にぶつかって衝撃や振動を受けるかもしれません。赤ちゃんのために羊水の水分を維持するには、お水をしっかりと飲むことが大切です。

水分不足の赤ちゃんやママへの影響

妊婦が水分不足になると、血液がドロドロになって固まりやすくなると言えわれています。ドロドロの血液では赤ちゃんに十分な栄養を送ることができず、赤ちゃんに危険が生じる場合もあるかもしれません。

とくに妊娠初期はつわりによってママの水分が失われやすいでしょう。妊娠中のホルモンバランスの変化からむくみや便秘になる妊婦も多いと言えわれています。妊娠前よりもたっぷりお水を飲むことで、妊婦に不足しがちな水分を補給して便秘やむくみの予防・解消にも役立てましょう。

一般的に成人女性は1日に1~1.5リットルの水分量が必要と言えわれています。ところが、妊娠中にはその倍ほどになる2~2.5リットルの水分が必要になります。妊娠中は水分補給に気をつけて、足りない水分はこまめな補給で必要な水分量を摂取しましょう。

妊娠中は水道水を避けるようにしましょう

妊娠中には、胎児に栄養を送り届けるために血液量が40%程度も増えていると言えわれています。そのため妊娠前よりも妊娠中の方が、水分を多く必要だと言います。
血液の循環を良くし、妊娠中に多い便秘などを解消するためにも、水分補給はお水が一番よいとされています。

しかし水道水にはトリハロメタンという発がん性物質が含まれている可能性があります。アメリカの健康局の調査によると、トリハロメタンを含んでいる水道水を飲むことで、流産の可能性が高くなると報告しています。

日本の場合、トリハロメタンは水道水1Lあたり0.1mg以下にするように決められているため日本の水道水は安全とも言えますが、妊娠中の身体を考えると、できれば避けた方がいいとされています。

また妊娠中は、臭いに敏感になっている場合があります。水道水のカルキ臭を感じ、気分が悪くなる恐れもあるため注意しましょう。

妊娠中に食べたものや飲んだものは「胎児にも影響する可能性」があります

たとえばカフェインを過剰に摂取すると、鉄の吸収を妨げると言えわれています。
妊娠時には貧血になりやすくなるため、カフェインを過剰に摂取することは避けた方がいいと考えられています。

妊娠中にはアルコールの摂取も避ける必要があります。妊娠中にお酒を飲むと、胎盤からお腹の赤ちゃんにまでアルコールが届き、赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうでしょう。

お腹の赤ちゃんがアルコールから受ける影響は大きく、「胎児性アルコール症候群」が発症するリスクがあります。

胎児性アルコール症候群(FAS)

胎児性アルコール症候群とは、アルコールが胎児や乳児の発達を妨げて発育に問題が生じ、低体重や頭蓋骨・顔面の奇形や脳障害などの症状が出るとされています。現在ではさらにADHDや依存症になるリスクも生じると考えられるようになりました。

妊娠期間中の時期に関係なくアルコールが少量でも発症する恐れがあるので、予防のために妊娠中には完全に禁酒しなければならないでしょう。

また、妊婦は清涼飲料水やジュースも控える必要があります。清涼飲料水やジュースは、糖分を多く含んでいる飲み物ですので、体重増加に繋がってしまいます。

体重が増加すると、血糖値が上昇してしまう「妊娠糖尿病」になるリスクが高まるので注意が必要です。

妊娠糖尿病

妊娠中は、胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが分泌されると言えわれています。妊婦の1割近くが妊娠糖尿病になると言えわれているように、それまで血糖値に異常がなかった方でも妊娠中にはインスリンの働きが弱くなって血糖値が高めになるでしょう。

この妊娠中の血糖値の上がり方が基準値を超えた場合には、妊娠糖尿病と診断されます。血糖値が高い状態が続くと、流産や早産、胎児が大きくなりすぎるなどのリスクが生じます。

つまり母体や胎児のためには、食べ物や飲み物に気をつけるようにする必要があります。

腎臓のためにも「ROろ過された軟水」を選びましょう

妊娠中、腎臓の働きが活発になると言えわれています。それは腎臓に流れる血液が増え、ろ過する量がアップするからです。妊娠中は糸球体ろ過値が、50%程度アップすると言えわれています。

妊娠中は、腎臓にかなりの負担をかけているとされています。そのため腎臓の負担を少しでも減らす必要があります。腎臓の負担がかかりすぎることで、思いもよらない病気に繋がる恐れがあります。

妊娠高血圧症やむくみなどを起こさないためにも、腎臓に負担のかからないお水を選びましょう。軟水など不純物が少ないお水が理想的です。

ミネラルウォーターには、さまざまな不純物が含まれています。腎臓は、これらの不純物をろ過する必要があるため、余計な負担をかけてしまいます。

さらにROろ過されたお水であれば、ダイオキシンや微生物、ウイルスなど多くの細菌を取り除いています。そのため妊娠中の母体や胎児にとって、理想的なお水とも言えます。

⇒RO水に関する記事はこちら

妊娠中はママの健康のため「安全で安心できるお水」を飲みましょう

妊娠中は、安易に薬を服用することができません。薬によって、胎児に影響を及ぼす危険性があるからです。そのため母体を健康に保つことがもっとも大切になります。健康のためにもこれから産まれる赤ちゃんのためにも、安全で安心できるお水を飲むようにしましょう。

妊娠中は身体を冷やす冷水は良くありませんので、できれば冷たいものではなく、常温や温かいものを飲むように心がけましょう。ウォーターサーバーであれば、温水と冷水を混ぜることで、自分好みの温度に調節することができます。

ウォーターサーバーはいつでも安全なお水を飲むことができますし、飲むためのお水だけでなく、お米をとぐ、料理に使うなどさまざまなシーンに使用することができます。とくに出産後はミルク作りの時間が短縮され大変おすすめです。

ただウォーターサーバーによっては、妊娠中の身体に向かないお水もあります。選ぶ際には、お水の種類やろ過の方法など確認するようにしてください。

(まとめ)妊娠中に水道水を飲んでもいい?赤ちゃんへの影響は?

妊娠中に飲むお水は、腎臓に負担のかかりにくい軟水を選びましょう

妊娠中は赤ちゃんが羊水に包まれて成長しています。妊婦の水分補給が足りないと、羊水が不足して胎児がお腹の中で安全に成長することができなくなる場合があるでしょう。

妊婦の血液がドロドロになって、胎児に栄養を運べなくなる場合もあるかもしれません。

水道水のトリハロメタンやカフェインの入った飲料、アルコール、ジュースなどの飲み物は、胎児の発育を妨げて障害の原因になったり、ママの病気の原因になったりすることもあります。

胎児やママには、ろ過されて余計なものが取り除かれた純粋な水がおすすめです。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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