夏は脱水症を起こしやすいため、妊婦の水分補給は重要です

妊娠中ホルモンのバランスが乱れやすくなっているため、自律神経のバランスも崩れやすくなると言われています。そのため体温調節が上手くできずに、夏は余計に暑さを感じてしまいます。

そのため暑い夏は汗を多くかいてしまうため、妊婦は水分不足を起こしやすいと考えられています。脱水症を予防するためにも、いつも以上に水分を補給するように心がけましょう。

暑い夏は、水分の不足に注意が必要となります

妊娠していると黄体ホルモンの分泌量がアップし、ホルモンのバランスが乱れやすくなると言われています。そのため自律神経のバランスが崩れ、体温の調節がスムーズにできなくなると考えられています。

その結果として妊婦は通常よりも暑さを感じ、汗を多くかいてしまいます。また妊婦は膀胱が子宮に押されることによって、尿の回数が増えやすいとされています。

さらに胎児に栄養を送るため、血液に含まれる水分の量が増えています。羊水にとっても水分は必要とされています。

これらの原因により、妊婦は水分不足を起こしやすい状態と言えます。水分不足を予防するためにも、いつも以上に水分を多めに飲むように心がけてください。

妊婦の目安は1日2リットル

妊娠以前は一般的に1.5リットルの水分を摂取する方が良いと言われています。妊婦はもっと多く、2リットル以上の水分の量が推奨されています。

妊娠20週頃より徐々に水分摂取量を増やすようにしてください。30週頃から胎児は急激に成長するため、水分補給をしっかり行うようにしましょう。

その日の温度や室温、活動量によって汗の量も変わります。外での活動が多い日など余計に汗をかいた日は、上手に水分を増やし対策をとるようにしましょう。

妊娠初期のつわりは脱水症状を引き起こしやすい

妊娠初期に起きるつわりの症状には、吐き気、食べづわりや吐きづわりなどさまざまなものがあります。症状や程度には個人差がありますが、ずっと吐き気や嘔吐が続く吐きづわりの方はとくに、体内の水分を失って脱水状態になりやすいでしょう。

暑い季節に脱水気味の状態になっていると、汗をかいたときなどに熱中症になりやすいという問題があります。

つわりの症状が脱水を進めやすい

妊娠初期の吐き気がひどいときには、つわりで吐いたあとに水分を摂ることが難しい場合が多いです。ところが吐いてしまうのが辛いからと言って、食べ物や飲み物をとらないでいると、余計につわりが悪化してしまいます。

食べづわりでも吐きづわりのときでも、ひどい吐き気のときと同様に、脱水症状にならないよう水分補給だけでもこまめに行うことが大切です。こまめな水分摂取が吐き気や体調の悪化を防ぐことにもつながります。

具合が悪く吐いてばかりいる場合には水分と塩分が不足しているので、とくに注意が必要です。

不安があるときにはすぐ病院へ

お水を飲んでも吐いてしまうなど、水分をとれなくなり、尿量が少ないようなときは脱水になっているかもしれません。血流も悪化してしまい、妊婦さんにはとても危険な状態です。

脱水症状が悪化すると妊娠つわりになる場合があり、病院での治療が必要になります。頭痛やだるさ、体重減少などの症状が出ているときには、早めに医師に相談しましょう。

水分不足は、ママにも赤ちゃんにも影響が出る恐れがあります

妊婦自身が気付かないうちに、水分不足になっていることがあります。症状を悪化させないためにも、早期に自分の体調の変化に気付くようにしましょう。

まず水分不足が起こると、めまい・頭痛・手足が痺れる・むくみやすくなる・足がつるなどの症状が起きやすくなります。さらに脱水症が進行すると、妊婦の身体だけでなく胎児にも良くないと言われています。

ドロドロ血液になる

水分が足りないと、血液の流れが悪くなります。そのため血液がドロドロしてしまい、最悪の場合は詰まる、血栓ができるなどの状態に陥る恐れがあります。

便が出にくくなる

妊婦になると腸の動きが悪くなりやすいと言われています。体内の水分が少ないと、便が硬くなり体外に排出しにくくなってしまいます。

便秘をそのままにすると、口臭や嘔吐などを引き起こす可能性もあるため注意しましょう。

羊水が減る

羊水は毎日、何度も新しい羊水に入れ替わっています。

羊水が減ってしまうと、胎児は呼吸が上手くできないと言われています。そのため肺機能が低下する恐れがあります。

妊婦の水分補給は、常温または温かいお水がおすすめ

妊婦の場合、スポーツ飲料など糖分を多く含む水分には注意が必要です。糖分が多く含まれているため、カロリーオーバーになる恐れがあります。

できる限りカロリーのないお水を飲むようにしましょう。またノンカフェインのお茶も良いと言われています。

麦茶やルイボスティーなど自分の体調に応じて、選ぶようにしてください。ただしカフェインは多量に摂らないようにしてください。

カフェインとアルコールには注意

コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、胎盤に運ばれ胎児に影響があると言われています。そのためコーヒーなどは、妊娠中控えるようにしてください。

どうしても飲みたい場合には、カフェインが含まれていないコーヒーもあります。必要があれば、チェックしてください。

またアルコールは胎児の発育遅延や形成異常、脳に発育障害などを引き起こす可能性があるため、妊娠中には禁酒が推奨されています。

温かい飲み物を

どの飲み物でも、冷やし過ぎないようにしましょう。夏に冷たいものを飲み過ぎると、体調を壊すことがあります。

また身体を冷やしてしまうため、むくみなどの原因にもつながります。体調を整えるためにも、冷たい飲み物は控え、常温や温かい飲み物を選ぶようにしましょう。

(まとめ)妊婦は夏にどのくらいお水を飲んだ方が良いの?

夏は熱中症や脱水症を起こしやすいため、普段以上の水分補給が必要です

妊娠中は、ホルモンバランスが乱れてしまうため、暑い夏に汗をかきやすくなると言われています。妊婦は赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増加し、お腹の羊水にも水分が必要なので、妊娠前よりも水分を多めに摂ることが大切です。

妊娠初期のつわりの時期は、嘔吐が続いてより脱水になりやすい状態になっているかもしれません。具合が悪く飲食が難しい場合でも、こまめに水分補給を行って脱水による体調の悪化を防ぎましょう。

水分不足になると、めまいや頭痛、むくみなどの症状が出たり、赤ちゃんに悪影響が出たりする場合があります。妊婦の水分補給には、カフェインやアルコールが含まれない飲み物がおすすめです。

カロリーオーバーにならないよう糖分の入っているジュース類も控えて、カフェインを含まない麦茶やお水などを選んでください。

 

【この記事の執筆】

hawaiiwater

ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

ピュアハワイアン(ハワイアンウォーター)について詳しくはこちら