妊婦さんは摂取量に注意すれば綠茶を飲んでも大丈夫ですが、日常的にはノンカフェインの飲み物がオススメです

緑茶はカフェインが含まれる飲み物ということで、妊娠中に飲んでも大丈夫か不安な方もいるのではないでしょうか。緑茶といっても様々な種類があり、それぞれ含まれるカフェイン量も異なります。

緑茶に含まれるカフェイン量を理解し、妊婦さんでもどの程度なら飲めるかを知っておきましょう。更に水出し緑茶についても、お湯で淹れる場合とのカフェイン量の比較や作り方なども紹介しています。

また、緑茶以外に妊婦さんにおすすめのお茶や、カフェイン以外に妊娠中に注意したい成分など役立つ情報もあります。そして、手軽に水分補給できるウォーターサーバーのメリットも紹介していますので、参考にしてみてください。

妊婦さんでも摂取量に注意すれば、緑茶を飲んでも大丈夫

妊娠中は緑茶を飲んでも大丈夫か、胎児への影響はないかについて解説するので、目を通しておきましょう。

緑茶に含まれるカフェインとは

カフェインというと、覚醒作用や疲労軽減作用などがある食品成分の一つです。他にも、血管収縮や利尿作用などがあります。

コーヒーやエナジードリンクなどの飲料に含有していますが、実は緑茶にも含まれています。

カフェインの代謝に要する時間

カフェイン入りの飲料を飲むと、体に吸収されて代謝、排出までに約6~16時間もの時間が要すると言われています。つまり、長時間にわたりカフェインは体内に留まることになるため、妊婦は特に注意しましょう。

カフェインの胎児への影響

妊婦がカフェイン入りの飲料を摂取する際は、摂取量に注意しなければなりません。なぜなら、カフェインを過剰摂取すると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすリスクが高まるからです。

カフェインは、中枢神経に過度の刺激を与えることにより、めまいや動悸、吐き気や下痢、不眠症や気分の高揚、震えなどの副作用を招くことがあります。妊婦が摂取したカフェインは、胎児と母体をつなぐ胎盤を通じて、羊水や胎児の血液中へと送られます。

しかも、代謝によりカフェインが薄まるまでに、ある程度時間が必要です。その間にカフェインの作用により胎盤の血管を収縮させ、胎児の心拍数を増やす可能性もあるとされています。

妊娠時期別のカフェインの影響

妊娠初期は流産のリスクも高いとされており、母体も不安定な状態です。カフェインは中枢神経を刺激し、高血圧や心拍数の増加をもたらすため、控えたほうが良いでしょう。

また、カフェインは胃腸も刺激するため、つわりを悪化させる可能性もあります。妊娠中期になると、つわりが収まる妊婦さんも増えるため、つい緑茶を飲んでしまうという方もいるかもしれません。

少量なら問題ないという報告もありますが、やはりノンカフェインの飲み物を飲むことをおすすめします。妊娠後期はお腹が大きくなり、膀胱を圧迫するので頻尿になりがちです。

カフェインの利尿作用により、頻尿を悪化させたり、体内の水分量を不足させたりする可能性もあるでしょう。そのため、妊娠後期もカフェインを含む飲料の摂取は控えたほうが良いと言えます。

緑茶に含まれるカフェイン量と摂取量の目安

緑茶にはどの位の量のカフェインが含まれるのでしょうか?他の飲み物と比較しながら見ていきましょう。

1日に摂取可能なカフェイン量の目安

カフェインは、過剰摂取すると様々な副作用が起きるので、摂取量の上限が決められています。健康な成人では1日約400mgまでとなっています。

また、妊娠中はカフェインを摂取しすぎると、母体や胎児に悪影響を及ぼすので特に注意が必要です。妊婦の場合、1日約200mgまでとされています。

ただ、個々の体の状態は異なるので、できる限りカフェインは控えたほうが良いでしょう。

緑茶に含まれるカフェイン量

緑茶には、一般的にコップ1杯約200mlあたり、28mgものカフェインが含まれるとされています。水分補給として、1日に何杯も緑茶を飲んでいると、カフェインの過剰摂取につながるので注意してください。

どうしても緑茶を飲みたい場合は、カフェイン量を抑えた低カフェイン緑茶や、カフェインレス緑茶もおすすめです。

他の飲み物とのカフェイン量の比較

緑茶以外でカフェインを含む飲み物というと、コーヒーや紅茶などが挙げられます。コーヒーはコップ1杯約200ml中に、カフェインは約120mg含まれます。

紅茶はコップ1杯中、カフェインの含有量は約60mgとコーヒーの半分程度です。

煎茶や玉露は?緑茶の種類による違い

緑茶といっても、茶葉によっていくつかの種類があります。また種類ごとに含まれるカフェイン量も異なるので知っておきましょう。

緑茶とは

お茶は基本的に発酵の方法によって、発酵茶、半発酵茶、不発酵茶に分けられます。緑茶とは、摘み取った茶葉を発酵させない状態で作られた、いわゆる不発酵茶のことです。

緑茶の中で、茶葉の育て方や摘む時期によって、玉露や煎茶などに分けられます。

緑茶の種類

緑茶の中でも、一般的に良く飲まれるのが煎茶でしょう。煎茶は、茶葉を日光に当てた状態で栽培し、摘み取ってから蒸して揉み込み作られたお茶です。

番茶は、茶葉を摘み取る時期によって呼び方が異なります。その年最初に摘み取った茶葉は、一番茶、二番目が二番茶というように名前が付けられます。

更に玉露は、新芽が3枚程開いた後、日光を遮った状態で栽培されたお茶です。渋みもなくまろやかで風味が強いのが特徴です。

玄米茶は、お水にお米を浸してから炒り、煎茶や番茶に加えたお茶になります。

緑茶の種類ごとに含まれるカフェイン量

緑茶の中でも玉露は、コップ1杯約200ml中、カフェインは約320mgと、緑茶の中でもかなり多く含まれます。煎茶とほうじ茶はコップ1杯中、カフェインは約40mg含まれています。

更に、玄米茶はコップ1杯中、カフェインは約20mgとやや少なめです。

水出し緑茶でカフェイン量を控える方法

緑茶を水出しで作れば、カフェイン量が抑えられます。そこで水出し緑茶の作り方と、期待できる効果について紹介していきます。

水出し緑茶のカフェイン量

緑茶を淹れる際に、茶葉にお湯を注ぐと、カフェインがより抽出されやすくなります。しかし、常温のお水を茶葉に注いで抽出されるカフェイン量は、お湯を使った時の半分程度になります。

更に0℃のお水で緑茶を淹れると、カフェインの抽出量は常温水の半分にまで減るのです。

水出し緑茶の利点

緑茶を水出しで作ることで、カフェイン量を半分以下に抑えることが可能です。カフェインは過剰摂取すると、副作用が起こることがあります。

しかし、緑茶には細胞の劣化を防ぐ抗酸化作用や、抗炎作用のあるカテキンが含まれており、適量飲むことで体に良い効果をもたらすと言われています。

適量飲めばリラックス効果もある

緑茶に含まれるテアニンには、心を落ち着かせる作用があります。テアニンを体内に取り込むと、脳の興奮が沈静化され、心地よい眠りがもたらされます。

緑茶は飲み過ぎると、カフェインの過剰摂取につながりますが、適量を飲めばテアニンによるリラックス効果が期待できるでしょう。

水出し緑茶の作り方

お茶ボトルにお水1L、茶葉15gをティーバッグに入れたものを準備します。

1. 冷水ポットにティーバッグ入りの茶葉を入れます
2. お水を注いで、冷蔵庫に入れて2~6時間程度冷やしながらじっくり抽出すれば完成です

夜寝る前に作って冷蔵庫に入れておけば、翌朝には飲める状態になります。また、水出し緑茶には保存料が入っていないので、できれば1日で飲み切るようにしましょう。

カフェイン以外に妊婦さんが注意したい成分

カフェイン以外にも、妊婦さんが注意したい成分があります。どのような成分に気を付けたほうが良いかチェックしておきましょう。

胎児の成長に関わるビタミンA

茶葉に含まれるビタミンAには、注意が必要です。過剰摂取すると、胎児の先天的な異常を引き起こすリスクも報告されています。

逆にビタミンAが不足すると、胎児の成長を妨げることになります。ビタミンAは、体内で生成されないため、食事から適量をきちんと摂取するようにしてください。

胎児への影響が懸念されるカテキン

カテキンは、緑茶に含まれる渋み成分のことです。胎児の形成に必要である、葉酸の吸収を阻害します。

葉酸が不足すると、胎児の発育不全につながるリスクもあるので、気を付けましょう。また、過剰摂取により血管収縮をもたらし、血流が滞るリスクもあるため注意が必要です。

胃腸に負荷がかかるタンニン

タンニンは、ポリフェノールの一種で、赤ワインや渋柿などに含まれる渋み成分のことです。緑茶にも含まれており、過剰摂取すると吐き気や、胃の不快感など消化器系に悪影響を及ぼします。

また、鉄の吸収を妨げるのが特徴です。特に妊娠中は鉄分不足になりやすく、鉄剤を処方されている方もいるため注意が必要です。

緑茶以外のお茶は?妊婦さんにオススメのお茶

緑茶以外で、妊婦さんにおすすめのお茶があります。どんなお茶が良いか紹介するので、目を通してみましょう。

麦茶

麦茶はノンカフェインで、妊娠中でも安心して飲めるお茶の一つです。ミネラル分が豊富なため、水分補給としても最適だと言えます。

ただし、原料の大麦には体を冷やす作用があります。妊婦さんは体が冷えると血流が悪くなってしまうため、冷たい麦茶を大量に飲むのは控えましょう。

黒豆茶

黒豆茶とは、焙煎した黒豆から成分を抽出したお茶のことです。カフェイン量が少ないため、妊婦さんが飲むお茶としておすすめです。

さっぱりした口当たりの中に、ほのかな黒豆の甘みも感じられるため、飲みやすいお茶と言えます。黒豆にはポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれています。

アントシアニンは血流を促す作用があり、腎機能を活性化して、余分な水分や老廃物を排出したり、体を温めたり、お通じを促す効果が期待できるのです。

ハーブティー

ハーブティーは、植物の葉や花などから抽出されたお茶です。カフェインレスでティーバッグタイプのものも多く、妊娠中でも手軽に楽しめます。

抗酸化作用があり、ビタミンCが豊富なローズヒップやエルダーフラワーは、免疫力アップ効果が期待できます。カモミールやローズマリー、ジャスミン、レモングラスなどは香りが良くてリラックス効果が高いハーブティーです。

しかし、子宮収縮作用があるため、妊娠中は控えたほうが良いでしょう。

ほうじ茶

ほうじ茶は、焦げ茶色になるまで焙煎した緑茶の茶葉を使ったお茶です。香ばしい香りが特徴で、苦みや渋みも少なく飲みやすいです。

煎茶に比べると、含まれるカフェイン量も少ないため、妊婦さんも飲むことができます。また、胎児の発育を促す葉酸も多く含まれます。

妊婦さんの水分補給にもハワイアンウォーターがオススメ!

水分不足になりやすい妊娠中は、手軽に水分補給ができるウォーターサーバーが便利です。中でも、ハワイアンウォーターがおすすめの理由を紹介します。

手軽に水分補給ができる

妊娠中は、胎盤を通じて胎児に水分や栄養分を供給するため、水分不足に陥りがちになります。また、代謝が良くなり血流が促されるため、水分が不足すると血液が流れにくくなります。

その結果、胎児の発育にも影響を及ぼす可能性もあるでしょう。そのため、妊娠中は適度な水分補給が必要となってきます。

ウォーターサーバーがあれば、いつでも美味しいお水を飲むことができるため、とても効率的だと言えます。

体に優しく安全なRO水を提供

ハワイアンウォーターでは、ハワイの地下水をくみ上げ、RO膜という細かく特殊な膜でろ過したRO水を提供しています。ウイルスや細菌、カビなどの不純物が取り除かれ、ほぼ純水に近いお水です。

安心安全なお水なので、妊娠中の水分補給に最適と言えるでしょう。

お水を買いに行かなくても良い

ハワイアンウォーターでは、水ボトルの宅配サービスを行っています。自宅にお水が届くので、重たいペットボトルを買いに行かなくても済みます。

妊娠中は、安全のためできる限り重たいものを持たないほうが良いので、妊婦さんにとって嬉しいサービスだと言えるでしょう。

(まとめ)妊婦は緑茶を飲んでも大丈夫?

妊婦さんは摂取量に注意すれば綠茶を飲んでも大丈夫ですが、日常的にはノンカフェインの飲み物がオススメです

緑茶にはカフェインが含まれており、胎児の成長に影響を及ぼすリスクもあるため、過剰摂取は控えたほうが良いです。しかし緑茶には、リラックス効果や抗炎作用などの心身に良い効果もあります。

水出し緑茶にすれば、カフェインの含有量が大幅に減ります。ただ、妊婦さんはカフェイン以外にもタンニンやカテキンなどの成分にも注意が必要です。

麦茶やほうじ茶などはカフェインレスなので、妊婦さんでも安心して飲めます。ウォーターサーバーを導入すれば、手軽に安全なお水で水分補給ができるのでおすすめです。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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