睡眠中は身体から多くの水分が失われるので、寝る前の水分補給が必要です


寝る前に水分補給をした方が良いのか、とくにダイエット中は、夕食の量を調節したり食事内容を見直したりする方が良いでしょう。

しかし水分に関しては、一概に控えた方が良いとは言えません。それは寝ている間に大量の水分が失われるからです。

トイレに行きたくなってしまうからと水分を控える方もいらっしゃいますが、脱水状態を予防するためにも、寝る前にコップ1杯程度の水分は補うようにしましょう。

ただし糖分のあるような水分は控えた方が良いでしょう。白湯など温かなお水を飲むことで、睡眠の質を上げたり、夜間の体調を整える効果も期待できます。

寝る前の水分補給は脱水症状や脳梗塞など病気の予防につながります

寝る前に水分を摂取した方が良い理由

人間は何の活動をしていなくても、常に水分を失っています。それは汗や呼吸、皮膚などから蒸発しているからです。

ダイエット中やむくみが気になるからなど、寝る前の水分補給を控えている方もいるかもしれません。

ところが、実際には寝る前に水を飲むことは睡眠中の水分不足を防ぎ、健康の維持につながると言われています。

熱中症・脱水症状の防止

寝ている間には、呼吸や汗によって体の水分が失われています。

一般的には夜の間に200ml程の水分が呼吸や汗で失われるとされ、暑い時期には300mlや500mlなど、さらに多くの水分が寝ている間に失われているかもしれません。

夏場には熱中症や脱水症状になる恐れもあるので、寝る前に水分補給を行うことはとても大切です。

脳梗塞・心筋梗塞の予防

脳梗塞や心筋梗塞は明け方にもっとも多く発生すると言われています。

生活習慣病が気になる中高年の方でとくに気を付けたい脳梗塞や心筋梗塞は、寝ている間の脱水状態が大きく関係していると言るでしょう。

寝る前に水を飲むと体内の水分量を維持することができ血液の流れが滞りにくくなるため、脳梗塞などの予防につながります。

疲労回復・代謝の向上

寝る前の水分補給は、疲労回復や新陳代謝の向上にもつながるとされています。

水分補給によって体内の水分が適度な状態に維持されると、血流の悪化を防いで老廃物が排出されやすくなるでしょう。

余分な水分を尿で排出するなど、新陳代謝の向上やデトックス効果も期待できます。

夜は太りやすいのでカロリーの高い飲み物は避けるようにしましょう


夜に水分が奪われるからと言って、何でも飲んで良いというワケではありません。注意しなければいけないのがカロリーです。

夜の過ごし方でダイエットは成功するか否かが決まると言ってもいいでしょう。

夜太る理由

夜寝る前は、食事量を調整した方が痩せやすくなると言われています。それは夜の活動量は、昼と比べると少ないからです。

そのため食べてしまうと、食べた分がそのまま脂肪に変わりやすくなるのです。つまりダイエットを行いたいのなら夜食などはできる限りやめる方が無難でしょう。

また寝る前に食べることで、消化するために内臓が働きます。その結果、熟睡を妨げ、睡眠の質を下げる可能性もあるので注意してください。

夜にオススメの水分

夜はカロリーがあるような飲み物は避けるようにしてください。たとえばジュースやスポーツドリンクはダイエットをしているのなら、やめた方が良いでしょう。

お水がもっともオススメです。カロリーのない飲み物としてお茶もありますが、お茶にはカフェインが含まれているものが多くあります。

カフェインは寝る前に控えた方が良い成分です。利尿作用があるため、水分の排出を促してしまいます。

そのためお茶を飲むのであれば、カフェインが含まれていないものを選ぶか、摂取量に気を付けるようにしてください。

牛乳はダメなの?

牛乳はカロリーがゼロではありません。そのため太る可能性はゼロではありません。

ただ牛乳に含まれる成分によって安眠につながる効果もあると言われています。その成分の一つが「オピオイドペプチド」です。これは、神経を穏やかに落ち着かせる作用があると考えられています。

もう一つの成分が牛乳に含まれる必須アミノ酸でもある「トリプトファン」です。この成分は鎮静や睡眠を促す効果があると言われています。つまりそれらの成分の働きによって心地よい眠りにつくことができるでしょう。

ただ飲み過ぎには注意してください。牛乳を飲むのであれば、牛乳のカロリーも考慮して、夕ご飯の量を考えるようにしましょう。

むくみが気になるからと水分補給をしないのは逆効果です

足がむくんで眠れないというときもあるでしょう。状態がひどければ、つることもあります。

夜は、身体を休めるための重要な時間です。身体を休めなければ、疲れが取れない、仕事の効率がダウンするなどのマイナスが出てくるでしょう。そのため夜は、休息が取れるような過ごし方をしましょう。

むくみがつらいときの対処法

むくみがつらいときは、足下に枕やクッションなどを置きましょう。足を高く持ち上げることで、血流を心臓に送りやすくなります。

また寝る前にストレッチやマッサージをすると良いでしょう。足先から身体の中心に向かって、ゆっくりマッサージを行ってください。

やりにくいと感じる場合は、丸い棒などを用いて行うと良いでしょう。痛みがない範囲の力加減で行ってください。

また寝る前に足を高く上げ、ブラブラとつま先を振るのも良いでしょう。早めにむくみを緩和させ、翌日に疲労を残さないようにしてください。

むくみがあっても水分は摂った方が良いの?

むくみがあるからと言って、水分を飲まないのは逆効果です。水分を飲まなければ、血液の流れが悪くなり、さらにむくみやすい状態になってしまいます。

むくみがある場合も、しっかり水分を補給するようにしてください。ただし、いきなり大量の水を飲むと水中毒になる可能性があるのでこまめに摂取するのがオススメです。

むくみの予防には半身浴や食事内容の見直しをしましょう


むくみは、体を動かしたり入浴したり、食事などに気を付けることで予防することが可能です。

体を動かして筋力アップ

むくみは筋力不足が原因で生じることもあります。

運動不足を感じている方は、むくみを予防するために足首を回したりつま先立ちを繰り返したりするなどの動きを生活に取り入れてみてください。

足を意識的に動かすことで、むくみの解消につながります。

入浴と水分補給

入浴時にしっかりと湯船につかって体を温め汗をかくと、血流が良くなります。ぬるめのお湯での半身浴は、のぼせにくいのでオススメです。

入浴後にも水分をしっかり補給してください。デトックスにもなる美容方法として女性に人気のケア方法です。

食事内容に注意

むくみが気になるときには、食事内容にも充分に気を付けましょう。むくみはタンパク質やビタミンB群、ナトリウム、カリウムなどのミネラル類が不足しすると生じる場合があります。

血液中のタンパク質アルブミンには、血管の中と細胞内の水分量を調節する働きがあるとされています。タンパク質の摂取量が少ないと、水分量の調整ができずむくみが生じるかもしれません。

ビタミンB群

ビタミンB群には、糖質や脂質、アルコールや水分などの代謝をサポートする働きがあります。

女性は生理前の女性ホルモンが崩れやすいときにむくみが出やすくなるので、女性ホルモンのエストロゲン代謝に必要なビタミンB6が不足しないようにしてください。

カリウムとナトリウム

体内の水分バランスを整える働きがあるのがカリウムとナトリウムです。

細胞外液にナトリウム、細胞内液にカリウムが多く存在しているのですが、このバランスが崩れると水分バランスも崩れると言われています。

塩分を摂り過ぎたときや夜遅くに食べる食事では、カリウムを多めに摂るようにしましょう。

健康維持のためには日中もお水やお茶が欠かせません

水分は寝る前だけでなく、身体を動かし正常に働かせるために必要です。そのため水分補給は、日々行うように心がけましょう。

水分補給のタイミング

水分補給は、いつしても大丈夫です。朝目覚めてすぐは、コップ1杯程度飲むようにしてください。

また汗をかくときにも水分を補給しましょう。1日10回程度を目安に行えば、2,000ミリリットル程度摂取したということになります。

水分補給のタイミングは、朝起きてすぐ、お風呂の後、食事の前、たくさん汗をかいた後などはこまめな水分補給を心がけてください。

冷たいお水よりも白湯

寝る前であれば、ややHOTなお水の方が望ましいでしょう。HOTを選ぶことで、リラックス効果が期待でき安眠につながると言われています。

日頃も、やや温かめの温度で飲むようにしましょう。そうすれば内臓を冷やすことがないので、代謝が低下する心配は少ないと言われています。

ただすぐに水分を補給したいときであれば冷たいお水の方が良いでしょう。冷たいお水の方が吸収率は高くなります。

運動後は冷たい水でもOK

また運動後は体の熱を冷ますために冷たいお水でもいいでしょう。脱水の状態から、いち早く抜け出すことができます。ただ毎回冷たいお水を選ばないようにしてください。

冷たいと内臓を冷やし、代謝を落とす原因になると言われています。状況に応じて、水温や何を飲むかチョイスしてください。

水分に配慮を行うことで、ダイエットをサポートすることができるでしょう。キレイになるためにも、水分に意識を向けてください。

ウォーターサーバーが便利でオススメ

水には天然水やRO水など、さまざまな種類があります。地中から湧き出た天然水をろ過して殺菌した水が天然水で、逆浸透膜という超微細なフィルターを通過させた水がRO水です。

RO水はミネラル成分も除去された純水に近い水で、ミネラルを含んでいないところが天然水と大きく異なる点です。天然水は含んでいるミネラル成分の違いからさらに軟水や硬水に分けられます。

ウォーターサーバーでは、使い方や好みに合わせてさまざまな種類の水を選ぶことができます。純水は体への浸透が早く、内臓への負担が少ないなどのメリットが特徴、誰に対してもオススメの水と言えるでしょう。

(まとめ)寝る前に水分補給はなぜ必要?ダイエット中は?

睡眠中は身体から多くの水分が失われるので、寝る前の水分補給が必要です

睡眠中には体の水分が失われてしまうので、睡眠中に血流や代謝が悪くならないように普段から寝る前の水分補給をしておいてください。

脳梗塞や心筋梗塞は体の水分が減少する明け方に多いと言われているので、寝る前の水分補給は予防にもつながります。

ダイエット中でも、寝る前に水分を摂ることは問題ありません。ただし寝ている間には活動量が減るため、カロリー消費量も少ないでしょう。

夜寝る前には、カロリーが高く糖分のある水分ではなく、糖分を含まない水で水分補給するのがオススメです。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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