1歳児の便秘は、水分不足も原因の一つです

便は、健康状態が現れると言われています。便秘になってしまうとお腹が張るため、食欲低下などの症状を招くと考えられています。

便秘になる原因はさまざまありますが、水分の量も影響しているとされています。とくに卒乳することによって、水分が不足しやすくなります。

水分をきちんと摂るようにしましょう。また便秘によって血便があるような場合には、医療機関を受診させてください。水分以外にも食事や運動などを心がけましょう。

卒乳によって水分が減り、水分不足に陥りやすくなります

便秘になる原因は、人によってさまざまです。水分の不足も便秘になる原因の一つです。

1歳の頃は便秘になりやすいと言われています。それは1歳頃に卒乳する人が多いからです。

離乳食が始まり、卒乳することによって母乳やミルクから得られる水分が極端に減ってしまいます。その結果として体内の水分が不足しがちになるとされています。

そのため卒乳する場合、意識的に水分を促すようにしてください。1歳に必要な水分量は、約1.3Lと言われています。

1.3Lは飲み水だけでなく、食材から摂取する量も含まれています。そのため便の形状を見ながら、水分量を調整するようにしましょう。

便秘のサイン
  • 排便が1週間に2回より少ない
  • 下腹部が張っている
  • 便が少ない(硬い)
  • 屁の臭いが強い
  • 泣く回数が多い
  • 普段より水分を摂っていない

これらの症状がある場合には、便秘を疑ってください。ただし便通の状態など個人差があります。1歳の腸は、まだ完成されていません。

そのため排便の周期はばらつきがあります。もし3日以上排便がないからと言って焦る必要はありません。機嫌がよいかなどもチェックするようにしましょう。

⇒1歳児に必要な水分量に関する記事はこちら

血便があるときは、医療機関を受診しましょう

数日排便がないからと言って、すぐにクリニックなどを受診する必要はありません。いつも通りに元気に遊んでいたり、食欲も低下していなかったりする場合は問題ないと言われています。

  • 血便がある
  • 緑色の嘔吐をした
  • 嘔吐が続いている
  • お腹の張りが強い

ほかにも食欲が極端に減っている、元気がないなどの症状がある場合にもクリニックを受診するようにしましょう。それらの症状は便秘でも引き起こる可能性があります。

つまり便だけの状態ではなく、全身状態を見ながらクリニックを受診するか決めてください。便の色がいつもより違うと言った場合には、便秘以外の別の病気になっている恐れもあり注意が必要です。

1歳のときには、はっきりと痛みや苦しみなどを言うことができません。小さな変化に気がつくことが症状を悪化させないために重要となります。

こまめに水分補給を

便秘を悪化させないためにも、いつでも水分が補給できるような環境を作るようにしてください。見える範囲にマグなどを用意しておくことで、自然と喉が渇いたら飲むようになってきます。

さらにウォーターサーバーなどを設置することによって、いつでも美味しいお水を提供できる環境を整えやすくなります。

ただウォーターサーバーのなかには、1歳には適していないお水もあるため、設置する場合には注意してください。

⇒1歳児が水分を飲まないときの対処方法に関する記事はこちら

便秘は食事で腸内環境を整え、体を動かす運動をしましょう

便秘になる原因は、水分だけとは言い切れません。食事内容や運動習慣、先天性の病気なども原因となります。

食事は食物繊維を意識

食物繊維を多く摂取するようにしましょう。野菜が苦手と言った場合には、食物繊維が不足しやすくなります。さつまいもやバナナ、

その場合には少しでも食物繊維が摂れるようにメニューを工夫するようにしましょう。

生活に運動習慣を

腹筋を使うような運動によって、腸が刺激されやすくなると言われています。

外遊びが少ないなど活発な遊びが少ない場合にも便秘になりやすいため注意してください。体全体を使うような遊びを生活に取り入れるようにしましょう。

便通が悪い場合には、腹部を優しくマッサージをするやり方もあります。円を描くように、おへその周りをマッサージしましょう。力を入れすぎないようにしてください。

腸内環境を整えよう

腸は健康な身体を守る免疫機能を持っているので、腸内環境を良好に保つことが健康な身体の維持にもつながります。人の腸内には、約1,000種類の腸内細菌が棲んでいると言われているため、この腸内に棲む細菌の状態を改善すると腸内環境を整えられるでしょう。

善玉菌とは

腸内にいる細菌は、身体にいい働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、どちらか優勢な細菌に味方をする日和見菌に分類できます。腸内の善玉菌、悪玉菌、日和見菌は、お花畑のように群生していて、その様子は「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、身体に悪い毒素を出す悪玉菌の増殖を防ぐ働きをするため、普段から善玉菌を助けて悪玉菌を抑えることが必要です。善玉菌が優勢だと腸内の有害物質の排出も促されるため、お腹の調子も改善されます。

腸内環境の改善

腸内の善玉菌を増やして腸内フローラのバランスを整えることが腸内環境の改善に役立ちます。善玉菌の一つとされるビフィズス菌や乳酸菌を摂取し、善玉菌のエサになるオリゴ糖や、食物繊維を摂取すると、腸内環境の改善につながります。

ビフィズス菌や乳酸菌は、ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物などに多く含まれ、オリゴ糖が多く含まれているのは、大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・バナナなどです。食物繊維は豆類やキノコ類・海藻類・さつまいも・ごぼう・バナナ・リンゴなどの野菜や果物に豊富に含まれているので、積極的に食べさせてあげましょう。

1歳児の腸内細菌

生後間もない赤ちゃんの腸内細菌は、善玉菌ばかりだと言われています。ところが、離乳食を始めてからは悪玉菌や日和見菌が増えやすくなるため、腸内環境が悪化して便秘や下痢になってしまうかもしれません。

デリケートな赤ちゃんの腸内環境を整えるためには、善玉菌やオリゴ糖、食物繊維などの入った食べ物もバランスよく摂取させることが大切です。

⇒1歳児の嘔吐下痢による水分不足の対処方法に関する記事はこちら

(まとめ)1歳児の便秘は水分が影響しているの?

1歳児の便秘は、水分不足も原因の一つです

1歳児が便秘になる原因には、水分の摂取量も影響すると言われています。赤ちゃんが離乳食を始めて卒乳することにより、さらに水分摂取量が減って体内の水分が不足しやすくなります。

1週間に1回程度しか便がでない、便が硬い、下腹部が張っているなどの不具合が見られ、よく泣くようになった場合には、赤ちゃんが便秘になっているかもしれません。便秘を解消させるためには、赤ちゃんにこまめな水分補給をしてあげたり、運動や食事に気をつけたりすることが大切です。

便秘が気になるときには、赤ちゃんの様子にも気をつけましょう。元気がなく、血便がある場合などは、すぐに病院で診てもらうと安心です。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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