グレープフルーツに含有される複数の成分により、便秘解消が期待できます

柑橘類は、栄養豊富なことで知られています。風邪のときはみかんを食べると良い、そんな豆知識もよく聞くのではないでしょうか。そんな中、グレープフルーツに含まれる栄養成分については、便秘解消を目指す上で効果的です。

グレープフルーツは、柑橘類の中でも酸味が強く、少し食べにくく感じる人もいるかもしれません。ですが、良薬口に苦しいとはよくいわれたもので、その分栄養豊富であったりもします。グレープフルーツの特徴を知って、便秘解消に役立てましょう。

グレープフルーツならではの「酸味」や「香り」が整腸に役立ちます

グレープフルーツといえば、酸っぱさやさわやかな香りが印象的ではないでしょうか。そして便秘対策を考える上では、これらが両方とも有効に作用してくれます。

なぜなら、こうしたグレープフルーツらしさのもととなっているものこそが、便秘改善に適した栄養成分であるためです。便秘のときに進んで摂って、損はないでしょう。

酸っぱさや香りまでもが便秘に有効な理由とは?

便秘に役立つ成分の代表格は食物繊維ですが、グレープフルーツはそれ以外にも魅力的な栄養素を含んでいます。だからこそ、数ある食材の中でもグレープフルーツが便秘対策におすすめといえるのです。

たとえば、グレープフルーツの特徴である酸っぱさです。この酸っぱさのもとになっているのが、クエン酸と呼ばれるアミノ酸の一種となります。レモンや梅干しの酸っぱさも、このクエン酸がもととなっています。クエン酸を適度に摂取すると、腸の動きの活発化につなげられるでしょう。

ぜん動運動も高まるので、停滞している便の動きもよりスムーズになることが期待できるでしょう。またもう一点、意外性も感じられるポイントとして、フルーティーな香りも外せません。

グレープフルーツの香りをかぐ、ただそれだけでも便秘解消を後押しできるのです。グレープフルーツの香りは、主に皮に含まれるリモネンという成分がもととなっています。

リモネンを吸収すると、脳からアルファ波が出てリラックスできるといわれています。気分のリラックスもまた、便秘解消に欠かせない方法なので、香り面からも有効なアプローチが期待できるでしょう。

グレープフルーツの食物繊維が排便を促します

日々のおやつに、ぜひグレープフルーツを選んでみてはいかがでしょう。少々クセのある柑橘類ですが、もし好みであるとなればとても理想的です。

味わいを楽しみつつ、便秘の予防や改善も同時にできてしまうためです。これも、グレープフルーツならではの成分が、有効に働いているからこそでしょう。

便秘を語る上で外せない「食物繊維」

便秘解消といえば食物繊維であり、やはりグレープフルーツもその点が重要になってきます。ですがグレープフルーツの食物繊維をしっかり摂りたい場合、食べ方に工夫が必要です。

まず、グレープフルーツに含まれる食物繊維は、ペクチンという成分です。これは水溶性食物繊維の一種で、水に溶けるとゲル状になる性質を有しています。

便秘の腸では水分が不足し硬くなった便が詰まっている状態なので、このゲル状が有効に作用します。具体的には、便を柔らかく、流動的な状態にするといった感じです。

そしてこのペクチンは、グレープフルーツ全体に含まれているわけでもありません。身を覆う、薄皮部分こそがペクチンを含んでいます。つまり、グレープフルーツを食べて便秘解消につなげたいのであれば、皮ごと食べることが欠かせないというわけです。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の違いとは

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。食物繊維には便秘解消に役立つ働きがありますが、種類によってその働きは異なります。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の働きにはどのような違いがあるのでしょう。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は、水に溶けない性質を持つ食物繊維です。水分を吸収して膨らみ、便のカサを増やすという特徴があります。

便の量が増えると腸が刺激されてぜん動運動が活発になるため、不溶性食物繊維を摂取すると便の排泄が促されて便秘解消につながります。不溶性食物繊維が多く含まれているのが、豆類やきのこ、野菜、カニなどです。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、水に溶けてゲル状に変化する性質を持つ食物繊維です。ゲル状になった食物繊維が便を柔らかくするため、便が排出されやすくなります。

水溶性食物繊維は、腸内に存在している善玉菌のエサになるという特徴もあります。水溶性食物繊維をエサにして善玉菌が増えると、腸内環境が改善して便秘の解消につながるでしょう。

水溶性食物繊維は、海藻類や果物、芋類、オクラなどに多く含まれています。

おすすめの摂取方法

食物繊維を摂取するときには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方をバランス良く摂取することが大切です。水溶性食物繊維:不溶性食物繊維が2:1の割合になるように意識して摂取してください。

また、腸のぜん動運動を促進させる働きがある一価不飽和脂肪酸を含む食べ物も、便秘に効果があるとされています。一価不飽和脂肪酸を多く含む食品にはオリーブオイルがあるので、グレープフルーツを加えたサラダにオリーブオイルを利用するなど、一緒に摂取する食べ方がおすすめです。

水分補給を意識し、便を柔らかくしよう

便秘になったら、グレープフルーツを意識すると効果的です。ですが、やはり普段から便秘になりにくい身体作をしておくことが理想でしょう。グレープフルーツに注目することに合わせて、以下も覚えておいてください。継続しやすく、かつ効果的な方法として、水分の十分な摂取が挙げられます。

水溶性食物繊維同様、便の軟化や流動性の向上に役立ちます。毎日1.5リットル前後を、細かく回数を分けて飲んでください。一度に大量に飲んでも、体が吸収しきれないのであまり意味がありません。また飲み口がすっきりしていて飲みやすい、ピュアウォーターだとなお理想的です。

雑味が少ないので、グレープフルーツの果汁を加えたフレーバーウォーターにしてみても良いかもしれません。

便秘解消以外にも!グレープフループの健康効果

グレープフルーツには、美肌効果や生活習慣病予防などの働きもあるといわれています。グレープフルーツを摂取して得られる、美容や健康効果にどんなものがあるかについても確認していきます。

美肌効果

日常生活で浴びる紫外線によって体内に発生するといわれているのが、活性酸素です。活性酸素はシミやそばかす、肌のたるみなどの原因になるとされていますが、グレープフルーツに含まれているビタミンCが持つ抗酸化作用によって、活性酸素の働きが抑制されやすくなります。

グレープフルーツの摂取により、シミやそばかすなどの肌トラブルを防いで、美肌を保つことができます。水に溶けやすく熱に弱いビタミンCは、フルーツやジュースなどで摂取することがおすすめです。

生活習慣病予防

グレープフルーツの中でもルビーやピンク種などには、ポリフェノールの一種でもある赤いリコピンが含まれています。ポリフェノールは、その抗酸化作用により体内の酸化を防ぐ高いアンチエイジング効果があるため、健康面でも数多くの良い影響があります。

グレープフルーツで気軽にポリフェノールを摂取して活性酸素の働きを抑え、動脈硬化などの生活習慣病予防にも活かしましょう。グレープフルーツ特有の酸っぱさは、何とも健康に良さそうではないでしょうか。事実、上記の通り豊富な栄養を含んでいます。

便秘対策はもちろん、美容や健康を考える上でも魅力的です。定期的に食べて、快調な日々に繋げてみてはいかがでしょう。

(まとめ)便秘を治したい人にグレープフルーツはおすすめ?

グレープフルーツに含有される複数の成分により、便秘解消が期待できます

食物繊維だけでも効果的なところ、グレープフルーツならクエン酸やリモネンによっても便秘解消が促されます。複数の角度から解消へのアプローチができるのは、何とも心強いでしょう。

さらに食物繊維は、水溶性食物繊維のペプチンであるため、重い便秘にも効果が期待できます。とはいえ、便秘になってから対処するというのもあまり効率的とはいえません。

日ごろから十分な水分補給を心がけて、便秘になりにくい体を作っておきましょう。

便秘対策はもちろん、美容や健康を考える上でも魅力的なグレープフルーツを定期的に食べて、快調な日々につなげてみてはいかがでしょうか。

【この記事の執筆】

hawaiiwater

ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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