サウナでは肌のターンオーバーが整い、美肌効果が期待できます

サウナで肌がツルツルになるポイントを説明する画像
「サウナから出た後、肌がすべすべになった」「サウナの前より顔色が明るくなった」など、サウナ後に美肌効果を実感する人がいます。何故サウナに入ると、肌に良い変化が起きる人が多いのでしょう。

このページでは、サウナがもたらすと言われる肌にうれしい働きを、サウナの美肌効果・美肌のための入り方のポイント・乾燥させないスキンケア・乾燥が気になる人におすすめのサウナの項目に分けて解説します。キレイな肌へ導くサウナのメリットを知って、効果的な入り方をしましょう。

サウナの美肌効果は「肌あれ改善」や「ターンオーバーの促進」

まずはサウナが肌に与える影響について、それぞれ解説していきます。

肌荒れ改善

サウナには自律神経を整える効果があります。自律神経のバランスが乱れてしまうと、肌の免疫力であるバリア機能が低下し、ニキビや肌荒れの起きやすい肌になってしまうのです。

サウナで自律神経が整う理由は、温かいサウナから水風呂へ入ることで、血管の収縮を繰り返すことになります。この温冷刺激によって自律神経が整い、ストレスの解消やリラックス効果につながるのです。

また高温のサウナに入ることにより、ダメージを受けた肌を修復する特殊なタンパク質(ヒートショックプロテイン)が増加します。これはストレスによってダメージを受けた肌を補修する作用、若々しい肌を保つ作用があるとされています。私たちの肌にもともと備わっているものですが、年齢によって減少していきますので、サウナや入浴で補ってあげることが美肌のポイントです。

ターンオーバーの正常化

ターンオーバーの乱れは、肌荒れの原因につながります。サウナに入ることで血流が上がり、全身の血液循環がよくなることで、手足の末端にまで酸素や栄養が届きます。

これは全身の機能が活発に動いていることをあらわしますが、肌にも同様のことがいえます。新陳代謝を促進することで、新しい肌の細胞に生まれ変わるターンオーバーが正常化し、古い角質やメラニンを排出しやすくしてくれるのです。

くすみの改善

サウナに入ると、大量の汗をきます。このサウナによる発汗作用も、くすみの改善に関係があるのです。大量の汗の中には、毛穴に詰まった皮脂や汚れなどの老廃物が含まれています。

汗と一緒に老廃物を洗い流すことで、毛穴がすっきりし、肌のくすみ改善にも効果が期待できます。サウナの後に「肌が白くなった」と感じる方は、この毛穴詰まりによるくすみが解消されたおかげかもしません。

またサウナによって血流がよくなることは、毛細血管の活動にも影響します。酸素が全身に行き渡ることで肌の血色感が回復するため、顔色が悪く見えてしまっているような場合にも有効です。

さらに美肌効果を高める「入り方のポイント」

せっかくサウナに入るのであれば、美肌効果を高める入り方を試してみるとよいでしょう。

サウナの前に水分補給

サウナでは大量の汗をかき、カラダの水分が排出されます。事前にたっぷりと水分補給することでより汗をかきやすくなり、デトックス効果が高まります。サウナ前とサウナ後、セットの間の休憩中にも水分補給をするのがポイントです。

冷たいお水の方が吸収率は高いですが、体温を下げてしまうため常温のお水を選ぶようにしましょう。とくに乾燥肌の人はサウナによって乾燥肌が悪化してしまうことにもなりかねないので、水分補給を十分に行うようにしてください。

乾燥を防ぐため時間を守る

サウナの種類にもよりますが、1回あたりは10分程度、8分~12分を目安の時間にしてください。長時間入っても少し余分に水分が抜けるだけで、大きな変化はありません。むしろ、肌がどんどん乾燥してしまいます。1回の時間を長くするよりも、短時間のサウナを週に1回でも続けることにより、新陳代謝を上げる効果が期待できるでしょう。

ドライサウナでは髪の乾燥にも注意

高温・低湿度のドライサウナでは、乾燥で髪が傷んでしまうというデメリットがあります。そのため、濡れタオルを髪に巻き、乾燥から髪の毛を守ることをおすすめします。サウナハットを利用するのもよいでしょう。

オイルやトリートメントを塗ってから、タオルを巻くという方法もあります。ただし、他の人も利用するサウナ室に落とさないように注意してください。

サウナ後の「スキンケア」が美肌には欠かせない

サウナ後の保湿の重要性

サウナの後に欠かせないのが「肌の保湿」です。サウナの入浴後は、全身から水分が失われているため、身体も顔も乾燥している状態です。とくに顔の乾燥はニキビの原因になってしまうので、サウナの後は何よりも先に保湿を優先してください。

せっかくのサウナの美肌効果も、その後のケアによっては逆効果になってしまいます。まずは顔の保湿をして、その後全身くまなく保湿をしていき、肌の水分を補うようにしましょう。しっかり保湿をしてあげることで、乾燥肌の改善につながります。

スキンケアのポイント

サウナ後のスキンケアでは、以下のような成分が配合された化粧品を選ぶとよいでしょう。乾燥肌向けの商品や、美容成分・保湿成分がたっぷり含まれているものがおすすめです。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン

セラミドの役割は、肌の一番外側でキメを整えたり、肌に潤いを与えたりすることです。セラミドの不足は乾燥肌にも大きく関係しています。セラミドは加齢によって減少していくため、日々のお手入れで補充していくことが重要です。

ヒアルロン酸は、セラミドよりも内側に作用する成分です。抜群の保水力から、さまざまなセ商品に配合されています。ヒアルロン酸の不足は、シミやシワなどの老化にもつながり、乾燥にもちらもセラミドと同じく、加齢とともに減ってしまいます。毎日のスキンケアでしっかりと補ってあげましょう。

コラーゲンはヒアルロン酸に似た印象がありますが、コラーゲンは水分を留めておく作用、コラーゲンはたんぱく質の一種で、肌を作る作用があります。とくに肌の弾力やハリに関係しているため、コラーゲンの不足は肌の乾燥や老化につながります。

乾燥が気になるなら「湿度の高いサウナ」がおすすめ

美肌のためには最適なサウナを選ぶことも大切です。それぞれの特徴を確認し、シーンに応じて選ぶようにしましょう。

ドライサウナ

一般的なサウナはドライサウナと呼ばれるものです。85~95℃の高温に設定されていること、湿度が5~15%と低湿度であることが特徴です。とても湿度の低い乾燥した空間であることから、ドライサウナと呼ばれています。

室温の高いドライサウナは、短時間で効率的に汗をかくことができます。5分間のサウナ浴と水風呂を3セット程度繰り返すことで、身体の汚れや老廃物の排出を促します。

サウナ特有の熱さや息苦しさがあまり得意ではないという方は、限界まで我慢する必要はありません。つらくない時間からはじめてみましょう。

ミストサウナ

細かい霧状のミストを使用するミストサウナは、低温で高湿度であることが特徴です。湿度の高い浴室内でじんわりと汗をかくミストサウナは、初心者にもおすすめのサウナです。

細かいミストは肌の角質層までしっかり保湿してくれるため、ドライサウナに比べて肌への負担も大きくありません。乾燥肌の人や敏感肌の人はミストサウナがあるサウナ施設を選ぶとよいでしょう。

塩サウナ

塩サウナは室内に塩が置いてあり、その塩を全身に塗ってサウナ浴をするのが特徴です。塩を塗ると言っても、ゴシゴシ擦ってはいけません。傷がある場合にはしみてしまうので、治ってからがおすすめです。

サウナ自体の温度は、ミストサウナと同様に50度〜60度の低温で湿度の高いサウナです。塩サウナでは身体に塗った塩と汗が混ざり、毛穴に詰まった古い角質や老廃物を汗と一緒に排出してくれる効果があります。他のサウナに比べても、デトックス効果の高いサウナと言えるでしょう。

なお塩サウナ後のシャワーでは、ボディソープや石鹸は使わないように注意してください。汚れは塩と一緒に落ちているため、身体の油分を落としてしまうことになり、肌の乾燥を招いてしまいます。

(まとめ)サウナで肌がツルツルになるって本当?乾燥の心配は?

サウナではお肌のターンオーバーが整い、美肌効果が期待できます

サウナへ入ると、毛穴の汚れが落ちる・自律神経が整って肌荒れを改善するなどあらゆるメリットがあります。事前に水分補給をしてからサウナと水風呂を交互に入る入り方を繰り返して、美肌作りに役立てましょう。

サウナで乾燥が気になる人は、湿度高めのミストサウナや塩サウナなどを選ぶ方法もあります。どのサウナへ入った場合も、出た後はセラミドなどを配合した基礎化粧品でスキンケアをし、肌の保湿を行いましょう。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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