1ヶ月以上の長期不在の場合には、水抜きをしておきましょう

出張や旅行などで長期不在にするときは、ウォーターサーバーへの対応が気になるのではないでしょうか。電源は切った方がいいのか、お水はそのままで大丈夫なのか、帰宅後はそのままお水が飲めるのか、疑問点が多数あるものです。
1ヶ月以上の長期不在になるときは、ウォーターサーバーの水抜きをして片付けると良いでしょう。この記事では、長期不在時の電源管理から、お水を清潔に保つためのメンテナンス方法までを解説しています。
目次
長期不在時に「雑菌が繁殖しやすい理由」
長期不在でウォーターサーバーを使わないときは、雑菌の繁殖に注意が必要です。以下の理由から、長い間使わないと雑菌が繁殖する可能性があります。
掃除ができないため雑菌が繁殖しやすい
ウォーターサーバーで外気に触れる給水口は、雑菌が繁殖しやすい部分です。ボタンを押したりコックをひねったりしてお水を出せるため直接手は触れませんが、空気中に含まれる雑菌やカビが付着すると雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめな掃除が必要です。
しかし長期不在中は、ウォーターサーバーのメンテナンスができません。給水口の掃除ができないため、長期不在中は給水口から雑菌が繁殖する可能性があります。
ウォーターサーバーの内部は汚れやすい
ウォーターサーバーの汚れは、水タンクの差込口や配管を通じて侵入する可能性があります。内部に入り込んだ汚れは、業者でないとメンテナンスはできません。
汚れがウォーターサーバー内部に入り込むと、お水の循環により汚れが広がります。特にミネラルが含まれる天然水は内部が汚れやすいので、長期不在になるケースが多いなら、不純物を取り除いたRO水をおすすめします。
また、内部を常にきれいな状態に保ちたいときは、内部クリーン機能が搭載されたウォーターサーバーを選ぶと良いでしょう。
お水に塩素が含まれていない
水道水は雨水や雪を原料にしており、安全に飲めるよう塩素消毒されています。一方で、ウォーターサーバーのお水は、天然水や不純物を取り除いたRO水のため、塩素消毒の必要性はありません。
しかし、ウォーターサーバーのお水には塩素が含まれていない理由から、水道水よりも雑菌が繁殖しやすくなります。水ボトルのお水はろ過や加熱殺菌で安全性を保っており、安心して飲めるお水として品質が保たれていますが、塩素が含まれていないため開封後の賞味期限に注意が必要です。
不在時の対応は「1ヶ月」を基準に異なる
不在期間の長さによって、ウォーターサーバーの対応方法が異なります。1ヶ月未満なら電源を入れておいても大丈夫ですが、それ以上になる場合は衛生を保つための対処をしておきましょう。
長期不在が1ヶ月未満の場合
長期不在が1~2週間程度であれば、電源は入れたままにしておきます。電源を入れておくことで、温水や冷水の温度が保たれるため、お水の品質が維持しやすくなります。
温水機能をオンにしたままにすると、空焚きが気になるかもしれませんが、基本的に空焚きになる心配はありません。温水のスイッチを切ってしまうと、お水の衛生面が保ちづらくなるため避けてください。
水ボトルは取り外す必要はありません。取り外すと接続部分からホコリやカビなどが侵入する原因となるため、水ボトルは設置したままの方が、都合が良くなります。
また、長期不在が1ヶ月未満の場合は、内部クリーン機能付きのウォーターサーバーの利用がおすすめです。内部クリーン機能が作動していれば、ウォーターサーバー内部の汚れを防ぐことができます。
ただし、消費電力を抑えるエコモード機能はオフにしましょう。長期不在では長時間消費電力を抑えるモードになる可能性があるため、エコモードは稼働させない方が良いです。
長期不在が1ヶ月以上の場合
長期不在が1ヶ月以上になると、電源を入れたままでのお水の品質管理が難しくなります。水ボトルに入っているお水はすべて別容器に移し替えるか使い切ってから、空になった水ボトルを設置しておきましょう。
また、1ヶ月以上の長期不在ではウォーターサーバー内にあるお水が傷みやすくなるため、水抜きをします。ウォーターサーバーの電源をオフにしてから、電源プラグを抜き、温水が冷めたら水抜きをしてください。
ただし、電源オフや水抜きのやり方は、機種ごとに異なる場合があります。説明書をよく読んで、正しい手順で行ってください。
ウォーターサーバーの電源をオフにすることで、長期不在中の電気代がかからないメリットもあります。
お水の配送を止めるのを忘れずに
長期不在中でもお水の配送はされるため、配送のスキップや休止連絡をしてください。メーカーによっても連絡する時期は異なりますが、1週間前までに連絡すれば配送を止めてくれる場合が一般的です。
1ヶ月未満は「電源を入れておいた方が良い理由」
1ヶ月未満の長期不在であれば、ウォーターサーバーの電源は入れたままにしても大丈夫です。むしろ電源は入れておいた方がいい理由があるため、詳しく解説します。
お水の衛生管理を自動で行ってくれる
ウォーターサーバーの電源を入れておくことで、温水や冷水の温度が保たれます。温水は温められた状態になり、冷水は冷えた状態になるため、1ヶ月未満の長期不在なら雑菌繁殖の心配は少ないでしょう。
しかし電源を切ってしまうと、お水が常温になり雑菌の繁殖が促進されます。さらに電源を切ると、ウォーターサーバーの内部を清潔に保つ内部クリーン機能が働かなくなるため、衛生面を保てなくなります。
ウォーターサーバーの電源を入れておくことで、お水の衛生管理を自動で行ってくれるため便利です。電気代が問題ない場合は、基本的に電源を入れたままにすることをおすすめします。
水抜きの手間が不要
1ヶ月未満の長期不在なら、水抜きをしなくて良いように、電源を入れたままの対応がおすすめです。水抜きは時間もかかり、面倒な作業も必要になるため、短期間の長期不在なら電源をオンにしておいた方が良いでしょう。
エコモードはオフにする
エコモードは、睡眠中など部屋が暗くなったら温水機能をオフにして、消費電力を減らすモードのことです。普段の生活なら限られた時間のみ温水機能がオフになるため、お水の品質を保つことができますが、長期不在中に部屋がずっと暗いとお水の衛生管理がしにくくなります。
そのため、長期不在中は、エコモードを切っておいた方が良いでしょう。
帰宅後はお水の賞味期限をチェック
ウォーターサーバーのお水は、品質が保たれており安心して飲むことができますが、消毒用の塩素や、腐敗を防ぐための酸化防止剤・防腐剤などの添加物は含まれていません。長期不在から帰宅した際は、お水の賞味期限を確認しましょう。
お水の賞味期限は、未開封なら約半年、開封後は2週間が一般的です。1ヶ月未満の長期不在で開封済みの水ボトルを設置したまま外出した場合、帰宅したときにはお水の賞味期限が切れている可能性があります。
賞味期限が切れたお水は、おいしく飲むことはできません。
ウォーターサーバーの「水抜き手順」
長期不在でウォーターサーバーの電源を切る場合は、水抜きが必要です。メーカーによっても手順は異なりますが、一般的な方法として水抜きの手順を1~3までのステップで解説します。
1.水ボトルのお水をすべて出す
まずは、水ボトルのお水をすべて出し切ります。温水と冷水の給水口から、すべてのお水を出し切り、水ボトルを空にします。
余ったお水は、別容器に移して冷蔵庫で冷やせば、飲用や料理に利用可能です。衛生面が気になるときは、スープなどお水を加熱できる料理に使うと良いでしょう。
2.電源プラグを抜いて3時間程度待つ
ウォーターサーバー内の温水が冷めるまで、電源プラグを抜いてから約3時間かかります。電源プラグを抜いてすぐ作業してしまうと、温水で火傷をしてしまう可能性があるため、3時間ほど時間を置くようにしてください。
3.本体背面の排水キャップからお水を抜く
ウォーターサーバーの背面には、排水のためのキャップが付いています。キャップを外して、内部に溜まっているお水を抜き切ります。
たくさんのお水が排出されることもあるため、お水を受け止める大きめのバケツを用意してください。周りにお水がこぼれた際にすぐ拭けるよう、タオルも準備しておきましょう。
長期不在からの帰宅後に行う「メンテナンス」
長期不在から帰宅したら、ウォーターサーバーのお水を使う前に、メンテナンスをしましょう。正常に稼働するかどうかの確認方法や、衛生面に注意するためのお手入れ方法を解説します。
本体が正常に作動するか確認
まずは、ウォーターサーバー本体が正常に作動するか確認しましょう。コンセントを挿しても電源が入らない場合は、故障の可能性があるのでメーカーに連絡してください。
メーカーによっては、無料でメンテナンスやウォーターサーバー本体を交換してくれるところがあります。契約時に確認しておくと、万が一トラブルが起きても費用の心配をしなくて済みます。
給水口・ボトル差込口を掃除
長期間使わなかったウォーターサーバーは、ホコリやカビなどが付着している可能性があるため、使う前に掃除をします。ウォーターサーバー本体は、乾いた布で軽く拭き取りましょう。
温水や冷水が出てくる給水口は、アルコールを使って汚れを拭き取ります。水垢が溜まって汚れが落ちにくい部分は、歯ブラシや綿棒などを使ってきれいにしてください。
水ボトルの差込口も汚れが溜まりやすい部分です。同じくアルコールで拭き取り、ホコリを除去します。さらに受け皿は取り外して、中性洗剤で洗ってください。
新しい水ボトルに交換
水ボトルは新しいものに取り換えます。水ボトル内にお水が入ったままの場合では、賞味期限切れや、お水が傷んでいる可能性があるため、新しい水ボトルに交換するようにしてください。
賞味期限が切れたお水は捨てる必要はなく、生活用水として使用可能です。新しい水ボトルを設置したら、内部に溜まったお水は傷んでいる可能性があるため、最初の2・3杯は飲まずに捨ててください。
長期不在が多い方にも「ハワイアンウォーター」がオススメ!
長期不在が多い方には、以下の理由からハワイアンウォーターをおすすめします。出張や旅行などで長い期間家を空ける方は、ハワイアンウォーターの特徴をチェックしてみてください。
注文ノルマなし
ハワイアンウォーターは、お水が必要なときに注文できるシステムです。定期配送ではないため、毎月お水を注文しなければならない決まりはありません。
お水の注文は、必要なときに必要な分を注文する仕組みで、長期不在時には注文しなければいいだけです。11.4Lのお水は1箱2本入り、7.6Lのお水は1箱3本入りで、箱単位で好きなときに注文することができます。
ただし、直近3ヶ月間の購入本数が、11.4Lのお水で4本、7.6Lのお水で6本に満たない場合は、事務手数料として月額880円(税込)がかかります。3ヶ月基準のため1ヶ月前後の長期不在があっても、毎月定期的にお水を購入しているなら、費用負担の心配がありません。
安心・安全のRO水を提供
ハワイアンウォーターのお水は、ハワイの最高品質の天然水をろ過したRO水です。0.0001ミクロン対応のろ過システムを採用しており、一般の浄水器では除去できない超微細ダイオキシン・ウイルス・金属なども取り除かれています。
RO水は純度99.9%以上の純水で、不純物がほとんど含まれていないため、天然水と比べて傷みにくい特徴があります。長期不在中はメンテナンスができないため、RO水のように不純物が少なく、雑菌が繁殖しにくいお水を選ぶと安心です。
また、RO水は不純物が少ないため、ウォーターサーバーの内部も汚れにくい特徴があります。天然水と比べてRO水は、未開封の状態で賞味期限が長い傾向があり、長期不在中にストックしてあるお水の賞味期限を気にしたくない方におすすめです。
サーバーレンタル料・配送料・定期メンテナンス料が基本無料
ハワイアンウォーターにかかる費用は、基本的にお水代と電気代のみです。月額費用が0円のウォーターサーバーを選ぶことが可能で、さらに定期メンテナンス代も無料になります。
配送料は一部の地域で無料です。月額無料のウォーターサーバー本体を選べば、初期導入設置費用も無料になります。
ハワイアンウォーターなら、お水代と電気代のみの負担となるため、1ヶ月2本のお水を購入する場合では、税込みで4,000円台の費用で済みます。月々の電気代は約1,000円程度で、ウォーターサーバーのコストを抑えたい方にもおすすめです。
(まとめ)長期不在時のウォーターサーバーはどうする?
1ヶ月以上の長期不在の場合には、水抜きをしておきましょう
出張や旅行などで長期不在になりやすい方は、お水を安全に飲める対策を覚えておくと良いでしょう。長期不在中はメンテナンスができないため、不在にする期間に応じた電源管理やメンテナンスの対応を確認しておいてください。
また長期不在では、不純物が少なく傷みにくいRO水を選ぶと良いでしょう。RO水は、癖のないお水で赤ちゃんに与えるお水として適していることに加えて、料理に使っても風味を損なわずに済みます。
長期不在にも対応しやすいウォーターサーバーを選びたい方は、いつでもお水の注文をお休みできて費用がシンプルな、ハワイアンウォーターも検討してみてください。ハワイアンウォーターはRO水が飲めることでも、長期不在になりやすい方におすすめします。