レバー式・コック式のウォーターサーバーは停電時でも使用できます

停電時でも使用できるウォーターサーバーのポイントを説明する画像

停電したら、ウォーターサーバーは使えるのか不安だという方も多いかもしれません。ウォーターサーバーは、電源プラグを差して使うイメージがあるため、停電したら使えないと思われがちです。

しかし給水できるタイプのウォーターサーバーなら、停電時でも使うことができます。では、給水できるタイプのウォーターサーバーとはどういったものなのか、見ていきましょう。

また、停電時のサーバー本体の対処法、復旧後の注意点なども紹介します。停電時にも使えるウォーターサーバーの選び方も説明しているため、購入時の参考にしてみてください。

ウォーターサーバーは停電時でも使えるタイプがあります

停電しても、ウォーターサーバーは使用できる場合と、できない場合があります。その理由をそれぞれ見ていきましょう。

停電時でも使えるウォーターサーバー

電気を使わずに給水できるタイプのウォーターサーバーなら、停電時でも使うことが可能です。その一つがレバー式です。

給水口にあるレバーをコップで奥に押すと、お水が出てくる仕組みになっています。押せばいいので電気は不要であり、子供でも簡単に給水できます。

更に、コック式も停電時に使用可能です。給水口にあるつまみを、上もしくは下に動かすだけでお水が出てきます。

つまり、レバー式もコック式も重力を利用して給水する仕組みになっており、給水に電気を使用していないので停電時もお水が使えるのです。

停電時に使用できないウォーターサーバー

電気を使って給水するボタン式のウォーターサーバーは、停電時に使用することができません。ボタン式は給水口にあるボタンを押すと、自動でお水が出る仕組みになっています。

普段は、ボタン一つで給水されるのでとても便利です。しかし、停電すると給水が作動しないため、お水を出すことができません。

レバー式やコック式は、給水に多少手間がかかりますが、停電時に備えるなら手動式のほうが良いでしょう。

停電時には温水・冷水は使用できなくなる

停電すると、ウォーターサーバーの温水も冷水も出なくなるため、注意が必要です。ウォーターサーバー内部では、電気を使ってお水を温め、もしくは冷やしています。

停電すると、この温度調節機能が停止してしまうのです。停電後、内部で保温されているため、少しの間は冷水や温水が出ます。

しかし、やがてぬるいお水しか出なくなります。更に、自動で内部を洗浄する自動クリーン機能といった、電気を使う機能も全て利用できなくなることも覚えておいてください。

停電時には「電源プラグ」を抜いておきましょう

停電した場合、ウォーターサーバーをどのように使えば良いか、分からないものです。そこで、停電時の対応方法について紹介するので、参考にしてみましょう。

電源プラグを抜いておく

停電したら、ウォーターサーバーの電源をオフにして、電源プラグをコンセントから抜いてください。停電が終わり電気が流れるようになった際に、一気に強い電流がコンセントから流れ込む可能性があります。

電源プラグをコンセントに差したままにしておくと、強い電流がウォーターサーバーへも流れ込み、本体にかなりの負荷がかかるのです。そうなると、サーバー本体が故障するリスクが高まります。

また、コンセントがショートを起こして、火災が起こる可能性もあります。停電時は速やかに電源プラグを抜くことを、忘れないようにしましょう。

水抜きを行う

停電が1日以上続きそうな場合、しばらくはウォーターサーバーの電気が必要な機能が使用できません。その際はサーバー本体のお水を、全て抜いておく作業が必要です。

通常、ウォーターサーバー内はお水が循環しているため、突然停電が起こると、中にお水が溜まったままの状態になります。停電中、内部のお水は温度管理ができていないので、傷んでしまう可能性もあります。

そのままにしておくと、雑菌が繁殖してサーバー内の衛生状態が保てなくなるため、水抜きが必要になるのです。ただし水抜きをすぐに行うと、中の温水がまだ熱いので火傷の危険があります。

水抜き作業は、電源プラグを抜いてから約6時間以上経過後に行いましょう。

開封済みの水ボトルは使い切る

通常は水ボトルが開封され、サーバー本体に差し込んである状態で停電が起こる場合が多いでしょう。停電中、お水を使わずそのままにしておかないで、早めに使い切ることをおオススメします。

ウォーターサーバーのお水は、賞味期限内であれば品質が保たれています。しかし、開封すると空気に触れるため、その分傷みやすくなるのです。

できれば開封してから、1ヶ月以内で全てなくなるようにするのがベストだと言えます。

⇒災害時のウォーターサーバーの役割に関する記事はこちら

停電復旧後の「注意点」

停電復旧後にウォーターサーバーを使う際は、注意したいことがあります。どんなことに気を付ければ良いか知っておきましょう。

すぐに電源プラグを挿さない

電気が復旧し停電が解消されても、すぐに電源プラグをコンセントに差し込むのはやめましょう。まずは、電源プラグやコードに破損がないか、確認することが大事です。

もし、電源プラグが破損しているのにコンセントに差すと、通電火災が発生する可能性があります。また、ウォーターサーバー本体が故障する原因にもなります。

電源プラグの破損や、コードの断線が確認できたら、使用しないようにしましょう。

最初の1~2杯のお水は飲まない

停電中に、ウォーターサーバーのお水を1日以上使用しなかった、という人もいるかもしれません。その場合、停電解消後にウォーターサーバーを使い始めるなら、出始めのお水はコップ1~2杯程度は、捨てることをおオススメします。

品質の問題はないはずですが、念のために飲まないほうが良いでしょう。ただ、捨ててしまうのはもったいないという場合、植物の水やりや手洗いなど生活用水として使うことは可能です。

サーバー本体が作動しない場合はメーカーに連絡する

停電復旧後に、取扱い説明書を見ながら、正しい手順でウォーターサーバーを作動させてください。それでも動かない、または温水、冷水が出ない場合もあります。

なぜならウォーターサーバーは、停電が原因で故障することもありえるからです。サーバー本体内で、何かトラブルが起きている可能性が考えられます。

その場合は、すぐにウォーターサーバーメーカーに連絡して、見てもらうことが大切です。メーカーでないと、サーバー内部の不具合の箇所や原因が分からないため、むやみに触ったり、分解したりはやめましょう。

停電時でも使える!ウォーターサーバーの選び方

万一に備えて、停電時でも使えるウォーターサーバーを使うと安心です。選び方のポイントを紹介するので参考にしましょう。

レバー式・コック式を選ぶ

ウォーターサーバーの給水方法には、電力もしくは、重力を使うタイプに分けられます。電動でお水を出すボタン式のウォーターサーバーは、普段はボタンを押すだけでお水が出るので便利です。

しかし、停電すると給水ができません。一方、コップでレバーを奥に押すとお水が出るレバー式や、つまみを動かすとお水が出るコック式は、給水に電力が不要です。

普段は、お水を出すのに少し面倒だと感じるかもしれません。しかし、こういった重力を使用した給水タイプのウォーターサーバーなら、停電してもお水を出すことができるため安心です。

水ボトルが上部に設置されているタイプを選ぶ

水ボトルの設置場所は、ウォーターサーバーの上部もしくは、下部というように機種によって異なります。下部にタンクを設置するタイプでは、電力でお水を出水口まで汲み上げています。

そのため停電になると、お水が下から上まで上がってきません。従って、レバー式やコック式でも、給水に対応できなくなってしまいます。

一方、上部に設置するタイプなら、重力でお水が出水口まで下りてくるので、停電時も給水が可能です。停電に備えるなら、水ボトルが上部に設置されるタイプを選ぶと良いでしょう。

ただし、このタイプは重心が高くなり、地震が起きると倒れる可能性が高いです。地震対策として、家具や大型電化製品と同様にサーバー本体も固定しておくことが大事です。

RO水を選ぶ

ウォーターサーバーのお水は、天然水とRO水に分けることができます。天然水は、特定の水源から汲み上げた地下水を、ろ過、沈殿及び加熱処理したものです。

RO水は、お水を逆浸透膜という特殊な技術を用いて、きれいにしています。細菌やカビ、金属などの不純物を、分子レベルでほぼ除去したお水です。

一般的に、RO水のほうが天然水よりも賞味期限が長く、誰でも安心して飲めるため、停電時の備えとしてもおオススメだと言えるでしょう。

停電から復旧するまでの時間の目安

停電後、電気が復旧するまでにどの位の時間がかかるか、気になるものです。そこで、停電から復旧にかかる時間について解説します。

雷の場合

落雷が発生し停電が起きると、雷の強さや落ちた範囲にもよりますが、数秒から数分で回復することも多いです。ただ、長いと2時間程度かかったケースも過去にありました。

落雷による停電の原因としては、電線や変圧器などの設備が衝撃を受けて、破損することが挙げられます。落雷が起こると瞬時に高電圧になり、大量の電流が流れる雷サージが起こります。

ウォーターサーバーの故障を招く可能性もあるので、特に取扱いには気を付けましょう。

台風の場合

台風が起きると少なくとも4日程度、長いと2週間位は停電復旧までに時間を要すると言われています。台風で停電する原因は、強風や豪雨により木や看板、建物などが倒れ、板や瓦などの飛来物が、電線や変圧器などの送電設備にぶつかって壊れることが挙げられます。

更に山に近い地域だと、大雨による土砂崩れで電柱がなぎ倒されることもあるでしょう。また海に近い地域では、強い潮風が送電設備にあたり続け、塩分により鉄塔に通電することで停電が起こることもあります。

地震の場合

地震よる停電は、被害の程度や規模によって、復旧までに要する時間が異なります。復旧まで数時間で済むケースもあれば、最低でも4日程度かかる場合もあるのです。

更に大規模な地震の場合、完全復旧まで数ヶ月程度を要するケースもありました。地震による停電の原因としては、激しい地面の揺れや津波による倒木や家屋の倒壊で、送電設備が破損することが挙げられます。

⇒ウォーターサーバーのお水のにおいに関する記事はこちら

停電時に備え、1人あたり9Lの備蓄水を用意しておこう

災害時には、どの位のお水をどうやって備蓄したら良いのでしょうか。備蓄水の必要量と、備蓄方法について知っておきましょう。

備蓄水の必要性

災害が発生すると、水道や電気などのライフラインが寸断され、停電や断水が起こる可能性があります。特に生きるためには、飲み水は必要です。

断水は、数日から数週間と長期に及ぶこともありえます。更に給水車からお水を支給してもらうにも、量が限られているので不安になるものです。

そんな時、自宅に備蓄水を準備しておけば安心できます。飲み水だけでなく、手洗いやトイレなど生活用水としても使用可能です。

1人あたり9Lを目安に

1日に必要なお水の量は、1人あたり約3Lだとされています。備蓄水は断水期間を考慮すると、最低でも3日分準備しておくと良いです。

そのため、1人あたり9Lは備えておかなければなりません。あとは、家族の人数分を確保しておく必要があります。

ウォーターサーバーの水ボトルは、サイズによって内容量が異なります。ただ、基本的なサイズは1本12Lなので、1人1本と考えて家族分を備蓄しておきましょう。

またペットがいる家庭は、ペットの飲み水分もプラスして準備しておくことをおオススメします。

お水の賞味期限にも注意

ウォーターサーバーの水ボトルは、賞味期限が設定されています。賞味期限はお水の種類によって異なりますが、6ヶ月から1年位となっています。

ただ、同じボトルをずっと備蓄しておくと、知らないうちに賞味期限が切れているということにもなりかねません。そのため、ローリングストック法での管理方法がおオススメです。

これは、予め少し余分に購入し、古いものを消費したら新しいものを購入するという方法です。ウォーターサーバーの場合、定期的に水ボトルが配送されます。

1ヶ月分多めにストックし、配送されたら古いものから使うという形で管理すれば、賞味期限切れを防ぐことは可能です。

⇒ウォーターサーバーのお水の賞味期限に関する記事はこちら

ハワイアンウォーターは停電でも安心!

停電時でも使えるウォーターサーバーとして、ハワイアンウォーターがオススメです。そのオススメの理由について見ていきましょう。

コック式を採用

ハワイアンウォーターでは注水口に、手動タイプのコック式を採用しています。つまみを下に押すだけで、冷水や温水を簡単に出すことが可能です。

停電になっても、このコック式のウォーターサーバーから給水できるので安心です。更に、つまみ部分にはチャイルドロック機能が備わっています。

手動で簡単に温水が出せてしまうと、小さい子供が誤ってつまみを押して火傷する危険があります。しかしロックをオンにしておけば、その心配もないため安心です。

ハワイの天然水をろ過したRO水

ハワイアンウォーターでは、ハワイアンの天然水をろ過したRO水を提供しています。RO水は、0.0001ミクロンの逆浸透膜を使い、ハワイの良質な地下水をクリーンにしています。

超微細ダイオキシンやウイルス、カビなどの不純物がほぼ除去されているので、赤ちゃんでも安心して飲めるでしょう。そして、天然水と比べると賞味期限が長く、停電が長期間続いても品質を維持したままのお水が飲めるのも、大きなメリットだと言えます。

定期メンテナンスが無料

ウォーターサーバーを衛生的に保つには、日頃のメンテナンスが大事です。ハワイアンウォーターサーバーのセルフメンテナンスは、背面や給水口を渇いたふきんで拭き取る程度で済むので簡単です。

サーバー本体のメンテナンスは基本無料で、2年に1回サーバー本体を丸ごと交換してもらえます。そのため、もし停電でサーバー本体が故障しても、タイミング次第では無料で交換してもらえるので安心です。

ただし機種によって、メンテナンスのタイミングや費用が異なるので、確認しておきましょう。また、サーバーレンタル代や配送代なども、無料です。

お水の注文方法も簡単で、かかる維持費は水代や電気代だけで済むため、お得だと言えるのです。

(まとめ)ウォーターサーバーは停電時でも使用できる?

レバー式・コック式のウォーターサーバーは停電しても問題なく使用できます

レバー式や、コック式のウォーターサーバーは手動で給水できるため、停電時でも使用可能です。ただ、温度調節機能は使用できないので、温水や冷水は出ません。

停電時はまず電源プラグを抜き、停電が長期にわたるなら水抜きをしておきましょう。復旧時は、プラグの破損の有無を確認してから電源プラグを入れ、最初の1、2杯のお水は飲まないほうが良いです。

備蓄水は1人あたり9L準備し、賞味期限に注意が必要です。停電時に備えて選ぶなら、手動式で水ボトルを上部に設置するサーバーと、RO水を提供するハワイアンウォーターをオススメします。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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