メンテナンスとして定期的に無料交換を実施しているメーカーや、有料で交換を実施しているメーカーがあります

ウォーターサーバーは、長く使うほど内部の衛生状態やパーツの劣化が気になるものです。「本体は交換できるの?」「いつ交換が必要?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
実はメーカーによって、定期的な無料交換を実施している場合と、有料で交換できる場合があります。 この記事では、本体の寿命や交換のタイミング、手順、そしてじっくりさせるコツまで詳しく解説します。
目次
ウォーターサーバー本体交換は必要ですか?寿命の目安を知ろう
本体交換が必要な理由
ウォーターサーバー本体は、長い間使用していると内部に汚れが付着する恐れがあります。本体の外側は自分で掃除できますが、本体内部の汚れは分解が必要になるため自分では掃除できません。
ウォーターサーバーは雑菌が内部に入るリスクがあり、殺菌消毒されていないお水は雑菌が繁殖しやすいという問題もあります。内部を常に清潔に保ちたい場合、2~3年ごとに本体の交換をするのがオススメです。
ウォーターサーバーの寿命はどれくらい?
ウォーターサーバー本体は電化製品ですので、寿命は6~10年ほどとされています。長く使うほどサーバー本体には汚れがひどく故障しやすいため、状態に応じてメンテナンスや本体交換をしなければなりません。
ウォーターサーバーのメンテナンス
ウォーターサーバーは、空気中のホコリが内部に入ったときや水温が40℃ほどのときに雑菌が繁殖しやすくなります。内部のホコリは、メーカーメンテナンスでしか落とせないので、定期的にメンテナンスを行っている会社だと長く衛生的に使えるため安心です。
メンテナンスを定期的に行っている場合には、本体も長く使用できます。サーバーの中には自動クリーニング機能が付いているものもございますので、機能を活用すれば長く使用できます。
メーカーによって違う! 無料交換と有料交換の違い
ウォーターサーバーの本体交換は、無料で行っているメーカーと有料で交換しているメーカーがあります。メーカーメンテナンスだけではなく定期的に本体を無料交換しているメーカーであれば、新しいサーバーはいつでも衛生的に使用できるでしょう。
定期的な無料交換を行うメーカー
ウォーターサーバーは、基本的に雑菌が入りにくい構造となっております。本体内部には自動クリーン機能がついている機種もあり、内部のメンテナンスが不要なメーカーもみられます。
一定期間利用したサーバーをメンテナンスするサービスではなく、新品同様のサーバーと交換できるサービスを提供しているメーカーもありますので、無料交換のサービスを活用してください。
定められた期間使用すると無料交換ができるので、無料交換までの使用期間を把握しておくと利用しやすくなります。
有償交換のケース
ウォーターサーバーの本体は、使用年数やサーバーの種類に応じて有料で交換できる場合もあります。
利用年数が3年以上になると交換料金が安くなるメーカーが多く、手頃な価格で他の機種に交換できるような特典がある場合もあります。
交換を検討する3つの本体タイミング
サーバーの寿命は6~10年とされていますが、多くのメーカーがサーバー本体の交換を約1~3年ごとに実施しています。 利用期間が長くなり不具合が生じたとき、新機種に変えたいときなどのタイミングで本体交換をするケースが多いようです。
長期間使い続けているとき
サーバー本体は、利用期間が長くなるほど当然内部に雑菌が繁殖する可能性があります。
比較的新しい機種では、高温のお湯をサーバー本体内部で巡回させて除菌する自動クリーニングが可能なものが多いため、内部で雑菌が繁殖するリスクが低くなるのです。
自動クリーニング機能がつかない機種は1年ほどで交換する場合もありますが、自動クリーニングが可能な機種の場合には、本体の交換時期が長く設定されています。
不具合や異臭が出たとき
ウォーターサーバーの不具合は、メンテナンスでの改善も可能です。基本的に6年は使用できるウォーターサーバーの場合、部品よりも雑菌の繁殖に注意しなくてはなりません。
メンテナンス時に不具合を見つけた場合も、本体交換を検討するタイミングとなります。
新機種に変えたいとき
現在利用しているサーバーよりも新しい機能が使える機種に変えたい、お部屋の雰囲気に合った機種に変えたいなどの場合も、有料で本体の機種を変更できます。
ウォーターサーバー本体交換の手順と注意点
ウォーターサーバーの本体を交換する際は、手順があります。スムーズに作業が確実に交換手順を知っておいてください。
メーカーへ連絡
新しい本体の配送を依頼するために、契約しているウォーターサーバー会社のカスタマーセンターに連絡しましょう。連絡先はホームページに記載されています。
電話で本体交換したい旨や交換の希望日時などを伝え、新しい本体の配送手配をしてもらいましょう。その際には料金がかかるかどうかの確認を忘れないようにしましょう。
前日までに水抜きをしておく
ウォーターサーバーの本体交換する際には、水ボトルを抜いても内部に水が残っている場合があります。水が残っていると、移動させた際に水漏れする恐れがあります。
それを防ぐためにも、交換日前日までには水抜きをしておかなければなりません。水抜きをする方法は以下の通りです。
- 温水スイッチとエコスイッチをオフにして、電源プラグを抜く
- 水ボトルを外してから冷水コックと温水コックを開けて水を出し切る
- 背面の排水キャップを外して水抜けば完了
排水時には約2リットルもの水が出るので、容器を準備しておき、温水で火傷にならないように注意しましょう。
新しい本体の設置と引き渡し
新しい本体が届いたら、古い本体を移動させ、それから新しい本体を設置します。 本体は重たいため、転倒に注意しながら数人で慎重に行うことが大事です。
古い本体は宅配業者が段ボールを用意してくれる場合がほとんどなので、梱包して回収してもらいましょう。 その後、説明書を確認しながら、新しい本体のボトルの設置や初期設定に必要な作業を行います。
交換時に注意したい「契約本体」と「違約金」
契約期間中の交換はルールを確認
ウォーターサーバーの多くは、2〜3年の契約期間が設定されています。契約期間内であっても、本体交換自体は可能なケースが多いですが、「解約手続き」になる場合があるため注意が必要です。
特に「新機種への切り替え」や「別プランへの変更」を希望する場合、メーカーによっては新契約として扱われる場合がございます。契約書や公式サイトの記載内容を事前に確認しておきましょう。
交換と解約の違い
「本体交換」と「契約・再契約」は似ておりますが、扱いが異なります。
- 交換:同じ契約のまま機種本体のみを変更(無料または有料)
- 解約・再契約:一度契約を終了し、再度申し込みを行う(間違い約金が発生する場合あり)
交換が「再契約」とみなされると、サーバー返却料や残契約期間に応じた間違い約金(5,000〜20,000円程度)が請求されることがあります。交換を希望する際には、オペレーターに「契約を継続したまま交換できるか」を必ず確認しましょう。
契約更新のタイミングで交換するとスムーズ
交換が「再契約」とみなされると、サーバー返却料や残契約期間に応じた違約金(5,000〜20,000円程度)が請求されることがあります。交換を希望する際には、オペレーターに「契約を継続したまま交換できるか」を必ず確認しましょう。
契約更新のタイミングで交換するとスムーズ 契約満了のタイミングに合わせて本体を交換するのが最も安全です。更新月であれば違約金が発生せず、メーカーによっては無料交換キャンペーンを実施していることもあります。
また、長期利用者向けの「無料アップグレード制度」や「継続特典」を設けているメーカーもありますので、交換を機にお得なプランへ切り替えるのも一案です。
外部メンテナンスを習慣化して長く使う
不具合を起こさずに長く使うためには、普段から自分でこまめにメンテナンスを実施することも大切です。注水口や受け皿、本体の背面などは汚れやすいので、セルフメンテナンスでウォーターサーバーの調子を維持しましょう。
注水口・受け皿の掃除
注水口は、1週間に1回程度濡らしたふきんやキッチンペーパーなどで拭き取り、汚れを落として清潔にします。
注水口の内側の細かいところは綿棒を使うと汚れが落ちます。お水の受け皿は取り外して丸洗いができるため、中性洗剤で洗ってから乾いた布で拭いてください。
ウォーターガードの清掃
水ボトルを乗せるウォーターガードの部分は、ボトル交換時に掃除するのがオススメです。空になった水ボトルを外したときにキッチンペーパーやふきんで乾拭きし、アルコールを使って消毒します。
背面のホコリ除去
ウォーターサーバー本体の背面部分には、ホコリがつきやすいです。普段は高温になっている部分でもあるため、コンセントを抜いてしばらくしてから掃除を始めてください。
背面は掃除機でホコリを吸い取り、乾いた布で拭き取りを行います。適切に清掃すると、冷却機能も維持できます。 このように、サーバーの外部のメンテナンスは自分で行うことが可能です。
サーバーの内部のメンテナンスは難しいので、ウォーターサーバーメーカーにお願いしましょう。
ウォーターサーバー本体交換のよくある質問
Q1:本体交換は必ず必要ですか?
A:衛生面から2〜3年に一度は交換が推奨されます。メンテナンスが届いていれば寿命を延ばすことも可能です。
Q2:交換費用はいくらですか?
A:無料交換のメーカーもありますが、有料の場合は3,000〜8,000円前後が一般的です。
Q3:自分で室内を掃除してもいいですか?
A:内部の分解清掃は危険ですのでメーカーに依頼しましょう。外部や注水口などはご自身で管理可能です。
(まとめ)ウォーターサーバーは本体交換ができるの?
メンテナンスとして定期的に無料交換を実施しているメーカーや、有料で交換を実施しているメーカーがあります
ウォーターサーバーは電化製品としての寿命が6〜10年と延びますが、衛生的に使うには2〜3年ごとの交換が理想です。メーカーによっては無料交換の制度があるため、契約前にチェックしておくと安心です。
また、日常的に注水口や受け皿、背面の清掃を行うことで、本体をより長く清潔に使い続けられます。定期的なメンテナンスと交換を組み合わせて、安心・快適なウォーターサーバー生活を維持しましょう。



