ふくらはぎの筋トレなど、運動がむくみ解消に効果的です
むくみを解消したいと考えている人は多いでしょう。むくみ解消のためには闇雲に運動をすれば良いという訳ではありません。
効率的にむくみを解消させるためには、まずふくらはぎを鍛えることが最も大切です。ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、血液を下から上に押し上げる働きをしてくれます。
つま先立ちなどの運動を1日数回行い、時間がある場合にはウォーキングもおすすめです。またむくみの症状が出てしまった場合には、マッサージを行い直接押し上げましょう。
ただし、むくみの原因によっては筋トレだけで不十分なので注意してくださいね。
目次
ふくらはぎには、血液を下から上に押し上げる働きがあります
むくみは女性に多い悩みのひとつですが、なぜ女性に多いのでしょうか。ある調査では女性の方が男性よりも約4倍もむくみやすいとされています。
つまり、圧倒的にむくみで悩んでいる女性が多いということでしょう。

月経前にむくみやすいと感じた経験ありませんか。これは黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されているからです。
このホルモンには血管を拡張させる作用があるため、血液の流れが悪くなり、むくみが出やすくなると言われています。冷えも起こしやすくなるため、更に悪循環に陥ってしまうでしょう。
基本的には男性の方が女性よりも筋肉量は多いです。そのため、女性は男性よりふくらはぎの筋力が弱く、上手に血液を押し上げることができません。
その結果むくみの症状が現れやすくなります。
健康的なダイエットであれば問題はありませんが、ビタミンなどの栄養素が不足してしまうと水分を排出する力が弱くなってしまいます。そうなれば、むくみやすい身体になるでしょう。
ハイヒールやキュッとしまった靴下など、体を締め付けるような服装を行っている場合、血液の流れを阻害してしまう恐れがあります。
むくみが起こる部位は人によって異なりますが、最も多い部位として足が挙げられます。それは、重力の影響でより下に溜まりやすくなるからです。
足に溜まった血液などを上に押し上げる働きをしてくれるのがふくらはぎになります。つまり、ふくらはぎが弱ければこの働きも弱くなり、上手に押し上げることができなくなってしまうでしょう。
筋トレなどの運動は継続して行うことが大切です
ふくらはぎを鍛えるためには、どうしたら良いのでしょうか。しっかり方法をマスターして、効率的にむくみを解消させましょう。
ふくらはぎを鍛える基本の方法として、つま先立ちがあります。つま先で立つ動作を行うときに、ふくらはぎに力がキュッと入るはずです。
- 両足でつま先立ちになる
- 片足をあげて、つま先立ちをする
- 段差の部分でかかとがはみ出すように立ち、片足をあげてつま先立ちをする
上記の方法があり、上から順に強度が上がっていきます。最初から強負荷で運動を行ってしまうと、痛みの原因になってしまうこともあるでしょう。
そのため徐々に負荷量をアップするように調節してください。少しでも痛みを感じる場合は中止しましょう。
実はウォーキングもおすすめの方法です。床を蹴るようなイメージでウォーキングを実施するだけで、よりふくらはぎに負荷がかかってくるでしょう。
もちろん、ウォーキングをする場合には数十分以上時間を要するので、忙しい方では実践できないこともあります。そのため、できる範囲で行うようにしましょう。
どうしても時間が取れない場合には、仕事の合間に歩く時間を増やす方法でも構いません。しっかり足を使うようにしましょう。
ふくらはぎだけでなく、どの運動にも共通して言えることは、無理をしないということです。無理をしてハードに実践しても、運動を継続することができません。
たった1回だけ実行したからと言って筋力が増えることはなく、継続して行うことが最も大切です。毎日数回でも構わないので、長期的に継続できる負荷量で行うようにしましょう。
むくみが出た時には、お風呂上りにマッサージしましょう
筋トレをしたからと言って、すぐにむくみに効く訳ではありません。筋トレは、むくみにくい身体を作るのに効果的な方法です。
今のむくみを解消するためには、マッサージが良いでしょう。マッサージを行うことによって、直接手で上に押し上げる効果が期待できます。
マッサージは適当に行うと逆効果になる恐れもあるので、正しい方法で実践するようにしましょう。足のむくみを解消するためには、足の指先から足首、ふくらはぎ、太ももにかけて行うのがベストです。
ふくらはぎのむくみが気になるからと言って、ふくらはぎだけ行ってもマッサージの効果が得られにくいです。足全体をイタ気持ちいい程度に、ゆっくり血液を上へと流しましょう。
足の指はクルクル回すような運動をメインで行ってください。ふくらはぎから太ももにかけては、一気にスライドさせましょう。
マッサージは、できればお風呂上りなど、体が温まっているタイミングで行ってください。そうすることで、血液もより流れやすくなるでしょう。
また皮膚に負荷がかからないように、マッサージクリームを使用するのも大切です。皮膚に負荷をかけると、乾燥などの症状も起こりやすくなるので注意してください。
痛いと感じる力で行ってしまうと、変に力が入ってしまい上手く流れなくなるので、必ず気持ちいいと感じる程度で行いましょう。
むくみの原因に合わせた、対処を実行することが大切です
むくみの原因はふくらはぎだけではありません。人によって様々な原因で、むくみの症状が起こります。
むくみが起こる主な原因として、偏食やダイエット、運動不足、水分不足などが挙げられます。つまり、人によっては運動ではなく、食事面を調節した方がむくみ解消の効果が高いケースもあります。
そのため、原因を見極め自分に合った対処法を実行するようにしましょう。自分に合った方法であれば、効率的にむくみ解消を行うことができます。
むくみは重篤な病気のサインとなる可能性もあります。深刻な病気の場合には、早期の段階で治療を開始することが最も大切です。
むくみの症状が何をしても変えられない、悪化する、左右非対称などがある場合には、医療機関で診てもらいましょう。
(まとめ)むくみ解消に効果的な運動ってあるの?
むくみ解消には、ふくらはぎの筋トレが効果的です。ふくらはぎの働きによって、血液を押し上げる効果が期待できます。
むくみの症状がすでにあるときは、マッサージを行いましょう。原因によっては、筋トレでは症状が変えらないこともあります。
むくみの症状に悩む女性は、男性の約4倍と言われています。女性ホルモン、筋肉量、ダイエット、服装などの影響により、女性は男性よりむくみやすいとされています。
むくみ解消のためには、ふくらはぎを鍛えることが最も大切です。
ふくらはぎを鍛える最も基本の方法が、ふくらはぎの筋トレです。つま先立ちやウォーキングなどを行い、ふくらはぎの動きを意識しましょう。
筋トレはすぐに成果はでません。毎日継続できる範囲の負荷量で、無理なく実践しましょう。
筋トレは、むくみにくい身体を作るのに効果的です。すでにむくみがある場合には、マッサージで直接血液を押し上げましょう。
お風呂上りなど血流が良いときに行い、気持ちいいと感じる力加減ですることが大切です。
むくみの原因は偏食やダイエット、水分不足などが挙げられます。なぜ、むくみが起こるのか原因を考えましょう。
原因に合わせて対処をすることで、効率的に症状を解消することができます。症状が悪化する場合には医療機関を受診しましょう。