生後6ヶ月頃までは、無理に水分補給を行う必要はありません


生後6ヶ月程度までの新生児や乳児などの赤ちゃんへの水分補給は、基本的には必要ないと言われています。それは母乳やミルクなどで十分に水分が足りているからです。

また早くから果汁を与えると、食物アレルギーになる可能性もあると考えられています。ただし唇が乾いている、おしっこの色が濃いなどの症状がある場合は、水分が不足しているサインです。

その場合、麦茶や番茶、お水などを少量与えるようにしましょう。つまり水分補給を始める時期は、赤ちゃんの状態で決めるようにしてください。

離乳食を始める頃から、赤ちゃんのペースに合わせて水分補給をしましょう

生後6ヶ月頃までは、きちんと母乳やミルクを与えていれば水分補給を行う必要はないと言われています。それは赤ちゃんが必要な量を本能的にしっかり求め、飲むからです。

したがってあえて、水分を与える必要はありません。果汁の場合、生後3・4ヶ月未満に与えると、食物アレルギーになる恐れがあると考えられています。

よって果汁を与えるのは避けるようにしましょう。

生後すぐ

必要な栄養は、母乳やミルクなどにすべて含まれています。あえて水分補給は必要ありません。

生後2ヶ月以降

基本的には母乳やミルクなどがメインの栄養です。水分補給を行うことで、満腹を感じれば、母乳やミルクを飲む量が減ってしまう恐れがあります。

その結果として栄養が足りずに発育に問題を与える可能性もあるため注意しましょう。どうしても水分を与える場合には、乳児によい水分を与えるようにしてください。

生後6ヶ月以降

この時期に離乳食を始める人も多いでしょう。離乳食が開始になる頃から少しずつ、水分補給を行うようにしてください。

離乳食によって、母乳やミルクを飲む量が少なくなっていきます。つまり水分が足りなくなる場合もあるため、きちんと補給しましょう。

ただ急に多くの量を与える必要はありません。小さじ1杯程度から始め、乳児のペースに合わせて徐々に量を増やすようにしましょう。

赤ちゃんの水分補給のタイミングに注意しましょう


屋外でいっぱい遊んだ、発熱などによって汗が出たなど状況によって、母乳やミルクだけでは水分が足りなくなる恐れがあります。その際は、水分補給を行うようにしましょう。

ただしたくさんの量を補給すると、母乳やミルクなどを飲む量が少なくなります。その結果として十分に栄養を摂ることができずに発育に影響を与える場合があります。

水分摂取は、少量ずつ始めるようにしてください。

・口周囲が乾いている
・便が硬い
・おしっこの色が濃い

これらの症状がある場合、水分が不足している恐れがあります。きちんと水分補給を行うようにしてください。

水分を補給しても症状が改善しない場合には、医師に相談するようにしましょう。体内の水分が足りない状況が続くと、内臓器官に影響をきたす場合もあると言われています。

おしっこや便の状態は、日頃からチェックするようにしてください。

赤ちゃんの状況に合わせて水分補給を行いましょう

大人の身体の水分量は約60%と言われています。水分量が多いため、水分補給をこまめにすることが大切だと言われています。

一方赤ちゃんの水分量は身体の70~80%を占めています。大人よりも水分量が多い赤ちゃんは、より水分補給が大切なのです。

代謝が激しい赤ちゃんはよく汗をかきますが、おしっこや便と一緒に失われる水分量が体重の割に多いのも、赤ちゃんが水分不足になりやすい理由の一つです。

そのうえ、汗だけでなく呼吸や唾液などから失われる水分量が大人よりも多いのです。水分が不足すると、体内の水分バランスが崩れてしまうのでこまめな水分補給が必要になります。

赤ちゃんの水分補給が必要なケース

夏場など汗をかきやすい季節はこまめな水分補給が必要です。特にお出かけをしたときやお風呂上がりなどには気をつけましょう。

また、外で遊んでいる時は、遊んでいる最中も水分が不足しがちです。遊んでいる途中や遊んだ後には水分補給を忘れないようにしてください。

朝起きたときやお昼寝の後なども水分補給が必要になることが多いです。赤ちゃんは寝ているだけでも汗ばんでいることが多く、赤ちゃんが1日にかく汗の量は大人の2倍と言われています。汗と一緒に水分も出てしまうので、水分補給はしっかりしましょう。

あまり気にしないかもしれませんが、エアコンを使っている部屋では室内は乾燥しているものです。喉の粘膜を潤すこともでき、感染症や風邪予防にもなるので、水分補給をしてあげるとよいでしょう。

排泄後にも注意

排泄の後なども水分が失われているものです。オムツを替えるタイミングで水分を補給してあげるのもよいでしょう。

ただし、下痢をしているときは注意が必要です。補給する水分の量を調節したり、医師に相談したりしてあげるようにしましょう。

お風呂上がりなどは身体が濡れているので分かりにくいものですが、入浴中も汗をたくさんかいています。水分不足に注意しながら水分補給をしましょう。

赤ちゃんの脱水症状に注意しましょう

下痢や嘔吐、発熱などの症状が出た場合は脱水症状を起こしている可能性があります。体内の水分や塩分が急激に、また大量に失われてしまうと脱水症状を起こすことがあるのです。

赤ちゃんは大人よりも体重あたりの水分量が多く必要です。そのため、下痢や嘔吐などの症状を起こすと水分不足になり、すぐに脱水症状を引き起こしてしまいます。

また、赤ちゃんは腎臓機能が未発達です。大人のように水分が不足している場合には濃い尿を作ったり、水を飲み過ぎた場合は薄い尿を作ったりする機能が未熟です。

そのため、水を飲ませ過ぎたり、不足したりするとすぐに水中毒になったり、ナトリウム不足になったりしてしまいます。

赤ちゃんの脱水の症状とは?

体重が減っている、いつもよりオムツの濡れが少ない、オムツを替える回数が少ない、皮膚が乾燥している、涙が出ない、ぐったりしている、などといった症状があれば脱水症状を起こしている可能性があります。このような症状が出たら、乳幼児用のイオン飲料を与えましょう。

乳児用のイオン飲料は、カリウムやナトリウムなどの電解質がバランスよく含まれ、赤ちゃんの体液と同じ浸透圧になっているので吸収されやすいのです。数回に分けて与え、下痢や嘔吐が治まったら水分量を少しずつ増やしていきます。

嘔吐してしまい水分が摂れない場合や症状がよくならない場合は、すぐに専門医に連絡をしましょう。

⇒赤ちゃんが風邪で母乳やミルクを飲まない時については、こちらの記事【保存版】赤ちゃんが風邪でミルクを飲まない時の対処法は?をお読みください。

赤ちゃんに飲ませるのは、白湯や麦茶が良いでしょう

育児中の赤ちゃんに与えるお水は水道水を沸騰させたお湯を冷ましたものがよいとされています。沸騰させれば衛生的だと考えられていますが、より安心なのがピュアウォーターです。

ピュアウォーターは不純物を含んでいないお水です。水道水を沸騰させてもすべての不純物がきれいに除去されるとは限らず、赤ちゃんの内臓に負担をかけてしまう危険性があります。

ミネラルウォーターでもよい?

ミネラルウォーターにはミネラルが多く含まれています。大人であれば問題ないのですが、赤ちゃんの場合胃や腸、腎臓が未発達です。

そのためミネラルの含まれるお水を飲むと、体内のミネラルバランスが崩れてしまい、赤ちゃんの内臓機能に悪影響を及ぼす可能性が出てくるのです。

麦茶はベビー用のものを

麦茶はノンカフェインで赤ちゃんの身体にも安心なお茶です。大人用の麦茶ではなく、ベビー用のものをおすすめします。

ベビー用の麦茶は大人用の麦茶よりも味が薄く、苦味が少ないため赤ちゃんにも飲みやすいです。カフェインやタンニンだけでなく、着色料や保存料、香料なども含んでいないものを選びましょう。

イオン水の過剰摂取には注意

水分補給をする際、イオン水を利用するママも少なくありません。イオン水はイオンが身体にスムーズに吸収されやすいというメリットがあります。

特に下痢や嘔吐などの症状を起こしている場合には適した飲み物です。ただし、イオン水は糖分が多く頻繁に飲ませるのはよくありません。

糖分が多いので、虫歯の原因にもなってしまいます。嘔吐や下痢など、体内の水分が急激に失われたときなどに利用するのがおすすめです。

また、大人用のスポーツドリンクは電解質の濃度が高く、糖分が多く含まれているので赤ちゃんには適していないでしょう。

ママも水分補給が大切です

赤ちゃんだけでなく、ママも水分補給が大切です。なぜなら母乳やミルクだけで毎日600~800ml程度作るようになるからです。

したがって妊娠前よりも1000ml程度以上多く摂取する必要があります。水分を多く摂取しないと、便秘や血管障害など体調にあらゆる変化を及ぼす恐れがあります。

さらに母乳を作るための水分も減るため、母乳が出にくくなります。赤ちゃんにも母乳の状態は大きな影響を及ぼします。

赤ちゃんの水分だけでなく、きちんと授乳中にも水分を飲むようにしましょう。赤ちゃん育児中のママの水分補給を行うためには、ウォーターサーバーを利用するのも一つの手です。

ウォーターサーバーは、なんの手間もかからずに安全なお水を飲むことができます。赤ちゃんやママの身体のために、安全に飲めるお水を選ぶようにしてください。

身体に必要な水分量をしっかり補給することで、良好な発育や健康に繋がっていきます。

(まとめ)赤ちゃんに水分補給は必要なの?

代謝が活発な赤ちゃんは、ミルクや母乳だけでは水分不足になることがあります。

代謝が活発な赤ちゃんは、ミルクや母乳だけでは水分不足になることがあります。特に夏場やお風呂上がり、散歩などお出かけをしたときには身体の水分が不足しがちです。

特に生後6ヶ月以降、状況によっては水分補給が必要です。与えるお水は赤ちゃんの内臓に負担のないものがおすすめです。

不純物の含まれていないピュアウォーターやベビー用の麦茶などを与えるとよいでしょう。水分を与え過ぎてしまうとミルクや母乳を飲まなくなってしまうこともあるので、状況を確認しながら水分を補給することが大切です。

便が硬い、おしっこの色が濃いなどといった場合は水分不足の可能性があるので、水分を与えてあげましょう。赤ちゃんだけでなくママも併せて水分補給をしっかりしてください。

手軽に利用できるウォーターサーバーなら手間もなく、安全なお水を飲ませてあげることができるでしょう。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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