店頭に並んでいるミネラルウォーターと純水は全くの別のものです


ミネラルウォーターは地下水を原水としたもの。純水は、ほぼ不純物が含まれていない安全性の高いお水と言われています。

純水には蒸留水や精製水、RO水などの種類がありますが、飲料用として用いられるのはRO水です。

お水の成分だけにするために、逆浸透(RO膜)と呼ばれる膜を用いた特殊なろ過を行います。

純水にすることによって臓器にストレスがかかりにくく、赤ちゃんや妊娠中でも安心して飲むことができるようになります。

またほぼ不純物が除去されているため、料理の味を変えることもありません。ミルク作りや離乳食にも使用でき、使用範囲もぐっと広がります。

純水は逆浸透膜(RO膜)という特殊な膜でろ過されたお水です

純水は、ミネラル・イオン・微生物・細菌など、あらゆる物質を排除したお水のことです。つまりお水以外の成分を含まないお水とも言えます。

・RO水
・脱イオン水
・蒸留水
・精製水

これらの4種類が純水と言われています。RO水は飲料用として用いますが、他の3種類は医療用や洗浄用などの目的で使用されます。

RO水を製造するためには、逆浸透膜と呼ばれる特殊な膜を用います。逆浸透膜とは、50万分の1mmよりも小さな穴があいています。

そのためあらゆる不純物を通さない構造になっています。さらにろ過も特殊な方法を用いています。

圧力によって、濃度の高い方から低い方へ浸透させるやり方です。このやり方で、純粋なお水を作り出しています。

RO水とは

RO水とは、1/1000マイクロメートルの極小フィルターによってろ過された水のことです。ROろ過では、ミネラル分、微生物、ウイルス、ダイオキシンなどの不純物が99.9%除去されます。

ほとんど全ての不純物を除去でき、放射性物質まで除去が可能な唯一のろ過方法として、安全性の高さが魅力の水と言えるでしょう。天然水に比べると、安い値段での購入が可能です。

フィルターで不純物を取り除かれるので、原水に関係なくRO水は一定以上の品質が保たれているという特徴もあります。

不純物を除去した後にミネラルを加えたRO水の場合は、天然水と味に差がないため、抵抗なく飲むことができます。

ミネラルウォーターは農林水産省が定めるガイドラインにより4種類に分類されます


ミネラルウォーターは、清涼飲料水の一種で、ジュースやお茶などとは異なり水だけをペットボトルなどに充てんしたものです。定められた基準により異なる種類があるので、その違いも分かると、選びやすいでしょう。

ミネラルウォーター類の一種

ミネラルウォーター類とは、食品衛生法によって定義された「水のみを原料とする清涼飲料水」です。

コンビニエンスストアやスーパーで売られているミネラルウォーターは、成分、殺菌処理方法といったそれぞれの製造工程での処理方法などの違いから、ミネラルウォーター類の中の4種類に分類されています。

ミネラルウォーター類の種類別の特徴も確認していきましょう。

ナチュラルウォーター

ナチュラルウォーターとは、特定の水源から採水された地下水に、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理方法が施されていない水のことです。

ミネラル分が含まれていないものもあります。

ナチュラルミネラルウォーター

ナチュラルウォーターの中でも地下を移動、または滞留中にミネラル分が溶け込んだ水のことで、一般的なミネラル分を含んだ天然水に当たります。

地中の鉱物など、自然のミネラルのみが含まれているものだけがこのタイプに分類されています。

ミネラルウォーター

天然水に元から含まれているミネラル成分と同じように、ミネラルを人口的に精製して混入した水のことです。

また、ミネラルウォーターを何種類か調合して作った水もミネラルウォーターに分類されます。

沈殿、ろ過、オゾン殺菌、紫外線殺菌、加熱殺菌、水に空気を入れる処理など、精製方法には制限がなく、さまざまな方法が取り入れられています。

ボトルドウォーター

蒸留水や河川の表層水など、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーターのように、地下水ではないけれど飲用できる水のことです。

⇒ミネラルウォーターの種類に関する記事はこちら

純水なら赤ちゃんや持病のある方でも安心して飲むことができます


ミネラルウォーターとの最大の違いが、ミネラルの有無です。ミネラルによって、胃腸の働きを改善するなどの効果が期待できます。

しかしミネラルは食事も摂ることができ、過剰に摂ることによって身体へ悪影響を与える恐れがあります。そのためミネラルウォーターの過剰摂取には注意が必要です。

またミネラルウォーターには、少量の細菌が含まれている可能性があります。もちろん体に悪影響を及ぼす量ではありません。

しかし一度栓を開けてしまうと、細菌が増えていくと言われています。純水であれば、ミネラルウォーターよりも細菌が増えにくいと言われています。

さらに純水は、誰でも安心して摂ることができると考えられています。ミネラル分を臓器がろ過する必要もないため、臓器が弱っている方も問題なく摂ることができます。

そのため、臓器の発達が未熟な赤ちゃんのミルク作りにもおすすめです。いつでも簡単にミルクを作るならウォーターサーバーがおすすめです。

⇒ミネラルウォーターを飲める年齢に関する記事はこちら

ウォーターサーバーの活用でいつでも水分補給ができる環境に

純水は細菌が増えにくいと言っても、直接飲むことで唾液が純水に混ざります。また空気中の細菌が、純水に影響を与える可能性もあります。

そのためペットボトルで純水を摂る場合には、栓を開けた後はすぐに飲みきるようにしてください。一度に摂れない場合など、安全な純水を摂るためにはウォーターサーバーが適しています。

純水は不純物がほとんどないため、ウォーターサーバー内のタンクなどにミネラル分が蓄積することもありません。つまり純水ならウォーターサーバー本体の衛生面も保たれやすくなります。

ウォーターサーバーは、お湯や冷水など自分の好きな温度で純水を摂ることができ、日常の水分補給が行いやすくなります。安全なお水を摂りたい方は、ウォーターサーバーも検討をおすすめします。

⇒ミネラルウォーターの正しい飲み方に関する記事はこちら

(まとめ)ミネラルウォーターと純水って同じもの?

店頭に並んでいるミネラルウォーターと純水は全くの別のものです

ミネラルウォーターは地下水を原水としたミネラル分を含んだ水で、純水は不純物を取り除いた水のことです。

RO膜という特殊な膜を用いて、水の中のミネラル、ウイルス、ダイオキシンなど不純物の99.9%までを除去した水が純水とされています。

放射性物質も除去されるろ過システムで作られているため、ミネラル分の刺激に弱い赤ちゃんや持病のある方でも安全に飲めるでしょう。

ウォーターサーバーを使用すると、タンク内に雑菌が入ることもなく、いつでも飲みたいときにすぐ水分補給ができます。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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