ウォーターサーバーの維持費は電気代やレンタル料の他に、お水の使用量によっても異なります


ウォーターサーバーを導入したら、毎月いくらかかるとは一概にいえません。それはお水の使用量やウォーターサーバーの機能などで異なってくるためです。

他にもアフターケアの費用なども考慮すると、お水代だけで判断することはできません。そのため維持費は、あらゆる費用をトータル的に判断することが大切です。

ウォーターサーバーを導入したあとに後悔しないためにも、しっかりシミュレーションを行うようにしてください。導入後の途中解約は、違約金が発生する場合もあるため注意しましょう。

維持費の内訳は、固定費と毎月変動するものに分けられます

維持費には、サーバーのレンタル料などの毎月の固定費や水の料金、メンテナンス代など変動費がかかります。それぞれどのような費用がかかるものなのでしょう。

水の料金と配送料

ウォーターサーバーの維持費では、お水の料金がほとんどです。メーカーによりお水の価格は異なりますが、一般的に天然水に比べてRO水の方が低価格に設定されています。

水ボトルの配送料は、ほとんどのメーカーが無料で行っています。

サーバーレンタル代

サーバーレンタル代には、無料の場合と有料の場合があります。毎月2本、3本など月間水注文本数のノルマが決まっている場合に、サーバーレンタル代が無料のケースが多いでしょう。

サーバーレンタル代が有料の場合には、基本的に注文ノルマが定められていません。

サーバーメンテナンス代

ウォーターサーバーを長い期間衛生的に使うためには、メンテナンスが必要です。サーバーメンテナンスは1~3年の周期でメーカーが行っています。

メンテナンスは、使用しているサーバーを検査済みのサーバーと交換する場合が多いです。低利用期間を超えて使用すると無料で交換してくれるパターンや、メンテナンス料金がサーバーのレンタル料金に含まれているパターンがあります。

使用する人数や使い方によって使用するお水の量が異なります

ウォーターサーバーを導入したら、毎月いくらぐらい維持費がかかるのか気になる人は多いでしょう。結論からいうと、正確な維持費は使用してみるまでわかりません。

それは想像以上にお水を使ったり、使わなかったりと変動するからです。毎月の水道代の変動と同じです。またアフターケアなどの費用を維持費に含めるのか否かも人によって違います。

しかし全く想像がつかないとなると、導入への不安が強くなる可能性があります。そこで、まずはお水の使用量の目安について紹介します。

人数別、お水使用量の目安

  • 1人暮らし:18~24ℓ
  • 2人暮らし:24~30ℓ
  • 3人暮らし:24~36ℓ
  • 4人暮らし:36~48ℓ

上記のような使用量の目安があります。しかし個人差が大きいため、この範囲に当てはまらないケースも多いです。そのため使用量については参考程度にしてください。

ウォーターサーバーを活用するとき

ウォーターサーバーは、使いこなすと非常に便利な機械です。しかし人によって、活用する頻度が異なります。

たとえば飲料水だけで活用しているケースもあります。飲料水だけであれば使用量は少ないため、お水にかかる費用はあまりかかりません。

しかし飲料水以外にもクッキングや水やり、ペットの分など使用頻度を増やしていけばいくほど、お水の使用量は増えていきます。その結果、ボトル代にかかる費用も予想を超える可能性があります。

水ボトルの月額費用を考える場合には、何人でどのような範囲までお水を使用するのかなど、詳細まで考えるようにされてください。

⇒ウォーターサーバーの人数別の使用量に関する記事はこちら

節約したいならエコモード搭載機種を選びましょう


ウォーターサーバーを導入すると、お水以外に電気代が必要になってきます。ウォーターサーバーによって、消費電力が僅かですが違います。

節約する際の注意点

電気代を節約する方法として、コンセントから外すやり方が家電にはあります。しかしウォーターサーバーの場合、節約のためでもコンセントを外さないようにしてください。

コンセントを外すことによって、ウォーターサーバーの内部に細菌を増やす恐れがあります。細菌によって下痢などの体調不良を招く可能性もあるため注意してください。

節約するなら、エコモード

夜中などウォーターサーバーを使用していない時間帯の消費電力を抑える方法があります。それがエコモードです。

エコモードが搭載されていれば、使用していない時間帯に温水の温度をやや低めに保温します。その結果、消費電量を抑制することができるといわれています。ただ温水の温度が低いため、もしウォーターサーバーを利用する場合には注意してください。

⇒ウォーターサーバーの選び方に関する記事はこちら

サーバー本体のレンタル料は固定費です

お水代や電気代などは、使用量などによって毎月変動します。しかしウォーターサーバーのレンタル料は、基本的に毎月一定の費用がかかります。

ウォーターサーバー本体のレンタル料を確認

ウォーターサーバーの中には、毎月数百円から数千円かかるものがあります。一般的に上位の機種であれば、レンタル費用が高くなりやすい傾向です。

しかしウォーターサーバーがレンタル料無料のところもあります。しかし無料だからこそ注意する必要があります。

無料がお得とは限らない理由

1.欲しい機能がついていない

メーカーによって、無料のサーバーと有料のサーバーに分けているところもあります。そのため無料だからといって契約すると、自分が欲しい機能がない可能性もあります。

自分が欲しい機能があるかどうか、ちゃんとチェックしましょう。

2.無料の期限がある

キャンペーン中などといって、ウォーターサーバーが無料ですと謳っているメーカーがあります。その場合、無料の期間が定められている可能性もあるため注意が必要です。

無料キャンペーンが終わると、突然レンタル料を請求されることもあります。しっかり無料期間がいつまでかを把握しましょう。

もちろんウォーターサーバーのレンタル料が、完璧に無料のメーカーもあります。色々なメーカーで確認してください。

導入後のアフターケアが充実しているかどうかも重要です


ウォーターサーバーは毎月かかる費用以外にも、専門業者によるメンテナンスが必要となります。その際の費用は無料の場合もあれば、毎回費用がかるウォーターサーバーもあります。

専門業者によるメンテナンスとは

ウォーターサーバーは、自分自身で行える範囲内であれば自分で拭き取りなどの掃除を行います。しかしウォーターサーバーの内部は、専門業者でなければ、掃除を行うことができません。

キレイな状態でウォーターサーバーを使用し続けるためにも、メーカー推奨の回数で専門業者による掃除を行ってください。

専門業者のメンテナンスを怠ると

節約などの目的で専門業者によるメンテナンスを行わない人もいます。ウォーターサーバーの内部は、直接目で見ることができません。

そのため、どの程度雑菌が付着しているのかも判断することができないといえます。雑菌が繁殖しているウォーターサーバーの内部を通過したお水にも雑菌が付着します。

身体に良いお水を摂るためにもメンテナンスは、しっかり行いましょう。メンテナンス料は優先的なコストといえるでしょう。

違約金や注文ノルマなどの制度に注意しましょう

ウォーターサーバーの維持費とは別に費用がかかるケースがあります。知らなかったとならないためにも、契約時には細部まで契約書を確認してください。

違約金や解約金

ウォーターサーバーを契約しても、思ったのと違うなどで解約する場合があります。その場合、解約金や違約金を請求されることもあるため注意してください。

メーカーによって、違約金や解約金の条件が異なります。数年以上契約していれば費用がかからないところもあります。また最初から一切請求しないところもあるため、前もって調べておきましょう。

ノルマ制度

毎月の最低本数が決められている場合もあります。お水の使用料が多い場合には、ノルマがあっても特に問題はありません。

しかし何らかの理由でお水の使用量が減った場合や、もともとノルマまで達成できない量などの場合、ノルマがあることで余計な負担を背負う可能性があります。

必要ではないお水を頼むなどして対処する必要があります。そうならないためにも、ノルマ制度について確認しましょう。

配送料

ウォーターサーバーのメリットの一つが、買いに行かずに、家にお水が届く点です。そのため、毎月必要なお水の量を注文する必要があります。

しかし配送料が毎回要することもあるため注意しましょう。もともと有料である場合や、何本以上なら無料などと条件がついている場合もあります。

⇒ウォーターサーバーの注文ノルマに関する記事はこちら

後悔しないためにシミュレーションを行いましょう


ウォーターサーバーは、実際置いてあると便利です。そのため後悔しないように選ぶことが大切です。

事前シミュレーションを行うと?

お水を使うイメージをできる限り明確に持ちましょう。何に使いたいのか、どのようなタイミングで使用するのかなど考えてください。

お水の使用量などは、想像と異なることもあります。しかし導入後数ヶ月経つと、具体的に使用量が見えてきます。正確な維持費を計算するのは、その頃でも構わないでしょう。

シミュレーションを行うことによって、誤差を減らし後悔をしないようにすることができます。

ウォーターサーバーを上手に使いましょう

ウォーターサーバーは、維持費以上に生活を楽にしてくれるはずです。家事にかかる時間を短くするなど多くのメリットが期待できます。ウォーターサーバーを一度試して、メリットを実感されてください。

(まとめ)ウォーターサーバーの維持費ってなに?

ウォーターサーバーの維持費は電気代やレンタル料の他に、お水の使用量によっても異なります

ウォーターサーバーを導入すると、お水代だけでなく配送料、サーバーレンタル代などの毎月かかる費用や、定期的に必要となるサーバーメンテナンス代といった維持費がかかります。毎月固定でかかる費用とは、サーバーのレンタル代があり、月々で金額が変わる費用には水代や配送料、電気代などです。

また、定期的にかかる費用には主に専門業者のメンテナンス料があり、契約期間内での解約をすると解約金がかかるケースもあります。ウォーターサーバーを決める際には、お水代だけではなく、毎月かかる費用やその他の費用までよく確認してから決めることが大切です。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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