ダイエット中の水分補給に、糖質を含むスポーツドリンクは適していません

スポーツドリンクは名前の通り、スポーツをするときに飲むものです。スポーツドリンクの中には塩分や糖分がバランス良く含まれています。そのバランスによって、より体内に吸収しやすい状態になっているのです。
スポーツをすると多くの汗が出ます。そのためスポーツドリンクが適していると言えるでしょう。しかし普段から飲んでいると塩分や糖分が多すぎです。
ダイエットのためには、普段はお水をメインに飲むようにしてください。お水にも硬度の高いお水や低いお水があるので、お好みのものを選びましょう。
目次
スポーツドリンクは、スポーツや運動をするときに飲みましょう
スポーツドリンクとして豊富な種類が市販されています。そもそもスポーツドリンクにどのような成分が含まれているか知っていますか?
スポーツドリンクは、その名の通りスポーツをするときに特化した飲料です。そのため脱水をきたさないように工夫がされています。
スポーツドリンクに含まれる成分
市販されている商品によって成分が違います。一般的な成分は以下の4つです。
- エネルギー
- 炭水化物
- ナトリウム
- アミノ酸
スポーツドリンクのエネルギーは、比較的少なめに作られています。商品によっては、ほとんどエネルギーがないものもあります。
炭水化物やナトリウムを含むことによって、体内の水分吸収率を上げる働きがあると言われています。さらに塩分があれば、多汗による低ナトリウム血症を予防できるでしょう。
またスポーツドリンクにはアミノ酸が豊富です。アミノ酸には、筋肉の疲労を回復させる働きがあります。そのためスポーツドリンクは、スポーツ時に最適な飲み物と言えるでしょう。
スポーツドリンクが普段向かない理由
日常の水分として、スポーツドリンクは向いていないと言われています。それはスポーツドリンクに含まれる炭水化物やナトリウムの影響があるからです。
スポーツドリンクを飲み過ぎれば、炭水化物やナトリウムを過剰にとることと同じです。そうなればダイエットを順調に進めることができなくなります。
またナトリウムの副作用でむくみなどの症状をきたしやすくなるでしょう。そのためスポーツをしていないときは、スポーツドリンクは飲まないようにしてください。
夏場の運動や熱中症対策としてスポーツドリンクを取り入れましょう
スポーツドリンクは、暑い夏の熱中症対策に適した飲み物です。運動時や暑さで汗を大量にかいたときにはスポーツドリンクでの水分補給が良いとされ、さらに脱水症状まで出ている場合の水分補給には経口補水液が向いています。
スポーツドリンク
スポーツドリンクは、汗をかいたときに失われた水分やミネラル分の補給に適した飲み物です。大量に汗をかいたときには、水分だけでなく体内の塩分やミネラルも不足しているので、お水で水分補給を行うと血液中のナトリウム濃度が減少し、かえって体調を悪化させてしまうかもしれません。
スポーツドリンクはナトリウムと糖質を含んでいるので、ナトリウムなどの電解質の補強にも役に立ちます。さらにクエン酸が含まれているため、疲労回復効果も期待できます。
ただし、多くの甘味料が含まれているものはエネルギー量が高いため、ダイエット中の水分補給に向いていません。さらにカロリーの低い人工甘味料を使用したものは、水分の吸収速度が落ちる場合があるので注意してください。
経口補水液
経口補水液は下痢や嘔吐、発熱や暑さによる脱水症状のときの水分補給に適している、ナトリウムやミネラル、ブドウ糖を含んでいるお水です。体液とほとんど同じ浸透圧なので、スポーツドリンクよりも吸収が早く、脱水状態の改善に役立つでしょう。
ダイエット中の水分補給は「お水」が最適です

ダイエット中であれば、最適な水分はお水と言われています。
ダイエット中にお水がいい理由
お水が良い理由は、まずカロリー面でしょう。お水は、基本的にカロリーがありません。
そのため幾ら飲んだとしても、体重が増えるリスクは低いでしょう。さらに、お水は排便を促す効果が期待できます。身体から不要なものを排出し、健康的なダイエットに繋がるでしょう。
お水の正しい飲み方
ダイエットを行うためには、いくつかのポイントを押さえた飲み方を心がけましょう。まずは氷を入れたお水はNGです。
キンキンに冷やしてしまえば、胃腸に負担をかけてしまいダイエットに良くありません。ダイエットのためには、少し温かいと感じる程度の温度で飲みましょう。
次に飲む頻度です。お水はとりすぎれば体内から尿として排出されます。そのため多めの頻度で、お水を与えるようにしましょう。
最後のポイントが一日の摂取量です。一般的な生活を過ごしている場合、1,500~2,000ミリリットル前後の水分を飲むようにしましょう。屋外での作業を行っている方などは、もう少し多めのお水を飲んだ方が良いと言われています。
ダイエットをスムーズに進めるためにも、日々水分は意識してください。つい忘れがちな方は、お水を持ち歩くと良いでしょう。いつでも飲める環境を整えてください。
⇒ダイエットにほうじ茶を取り入れたい場合には、こちらの記事ダイエット中の水分は、ほうじ茶でも良いの?をお読みください。
硬度やPH値など、お水の特性を考えて選びましょう
お水を選ぶ際、何を基準にしていますか?お水には硬度やPH値など様々な違いがあります。
それらの違いを知ることで、より適したお水をチョイスできるでしょう。
硬度の違い
硬度はマグネシウムとカルシウムの含有量で決定されます。含有量が多ければ、硬度の高いお水とされ硬水と呼ばれます。
一方、含有量が少なければ硬度の低いお水、軟水となるでしょう。マグネシウムなどの効果をより得たければ硬水を選ぶようにしてください。もともとお腹を壊しやすい方は、軟水を選んだ方がいいでしょう。
PH値の違い
水溶液の中に、水素イオンがどの程度含まれているかによって決められます。0に近いほど酸性となり、14に近いほどアルカリ性です。
身体の中は弱アルカリ性に保たれています。しかしストレスなどの影響を受けると酸性に傾いてしまうと言われています。ほかにも採掘地域の違い、処理方法などの違いがあります。
それぞれの特徴を把握することで、お水が選びやすくなるでしょう。最適なお水を選ぶためにも、ラベルを一度確認してください。
ウォーターサーバーは、いつでも最適な温度で水分を摂取することができます

ダイエットをするためには、お水をいつでも飲める環境を整えることが大切です。そのためにはウォーターサーバーは最適でしょう。
ウォーターサーバーが最適な理由
ウォーターサーバーがあれば、いつでも新鮮なお水を飲むことができます。さらにダイエットに最適な温度のお水を飲めるのも魅力でしょう。
温かいお水を飲むためには、一度お湯を沸かす手間がかかります。ウォーターサーバーがあれば、沸かす手間を短縮できます。
ウォーターサーバーを設置する際の注意点
ウォーターサーバーを設置する場合、まずはどこに設置するかシミュレーションしましょう。どうしても設置する場所が確保できない場合には、卓上型などを選択してください。
また機能面も検討しましょう。お子様がいる家庭であればチャイルドロック機能はあった方がいいかもしれません。
ほかにも節約や掃除に特化した機能を備えているサーバーもあります。どのようなウォーターサーバーにするか事前に検討することによって、設置してから後悔することがないでしょう。
(まとめ)ダイエット中の水分ってスポーツドリンクでも良いの?
ダイエット中の水分補給に、糖質を含むスポーツドリンクは適していません
スポーツドリンクは、スポーツをするときに不足しがちな水分や塩分などの補給に適した飲み物です。スポーツドリンクには疲労の回復に役立つなどのメリットがありますが、糖分を多く含んでいるのでダイエット時の水分補給には合いません。
ダイエット中の水分補給には、スポーツドリンクよりもカロリーが低いお水がおすすめです。胃腸に負担をかけすぎないように、体温よりも少し温かいお水をゆっくりと数回に分けてから飲みましょう。