代謝機能に問題がなければ、お水ダイエットで水太りすることはほぼありません

結論から言うと、お水を飲んだからと言って水太りになることはありません。むしろお水を飲んだ方が、水太りを解消することができるでしょう。
ただ水分によっては、水太りの原因になることがあります。塩分などを含まれる水分を過度に飲まないようにしてください。
水太りには、様々な原因があります。その原因を取り除くような生活を意識しましょう。
水太りを改善するために運動なども行うようにしてください。どうしても改善しない場合には、病院やクリニックで検査を受けた方が良いでしょう。
目次
水太りとは、水分が体内に溜まっている状態のことです
よく「水太り」という言葉を聞きますが、どういった状態か知っていますか?水太りと太る状況では何が違うのでしょうか?
水太りとは?
水太りとは、何らかの原因で体内に水分が溜まっている状態のことです。太っている状態とは、脂肪が蓄積していることなので、全く異なる状態を表します。
水太りは、主に下半身に症状が現れるのが一般的です。水太りが起こっている部位を指で押すと、なかなか元に戻らない特徴があります。
水太りのチェック方法
- 夕方になると、靴がきついなどの症状がある
- 足が浮腫む
- 靴下などの跡が付きやすい、または消えない
上記のような症状に当てはまれば、水太りの可能性が高いでしょう。つまり水太りは、夕方になると症状が強く表れるのは特徴です。
水太りになりやすい人の特徴
全ての人が水太りになるわけではありません。水太りになる人には、特徴があると言われています。
- 冷え性
- 丸みを帯びた体型
- 筋肉がやわらかい
- お腹に脂肪が付きやすい
- 比較的、足は細い
- トイレにほとんど行かない
- 下着や靴下の跡が残りやすい
- 足がだるい、重い感じがする
- 便秘と下痢の症状を繰り返す
- 汗を全くかかない、または多汗症
上記のような特徴に当てはまれば、水太りになりやすい人と言えるでしょう。もちろん当てはまった人が全員、水太りとは言えません。
当てはまる人は、水太りにならないように予防しましょう。
水太りを解消するためには、生活習慣を見直しましょう

水太りを解消するために、水分を控える人がいます。これは逆効果です。そのため正しい対処法を把握してください。
お水をたっぷり飲む
水太りの人ほど、お水はきちんと飲んだ方が良いでしょう。お水を飲むことによって、血液の流れを良くし、溜まった水分を排出する効果が期待できます。
そのため水太りに悩んでいる人は、お水をおよそ2L飲むようにしてください。どうしても2Lも飲めない場合には、トイレに行った後には必ずお水を飲むなどのルールを決めると良いでしょう。
運動を実施する
水太りのためには踏み台昇降やウォーキングなどの運動が最適です。それらの運動を行うことによって、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
ふくらはぎはポンプ作用もあるため、水分を心臓に流す効果が期待できるでしょう。どうしても運動の時間を割けない場合には、階段を使用する、つま先立ちをするなど意識してください。
それらの運動を行うだけでも、ずいぶん症状は緩和するでしょう。
マッサージを行う
お風呂上りなど温まっている時間にマッサージを行いましょう。足の指先から心臓に向かって、流すようにマッサージします。
ただ力を込めすぎると、マイナスになってしまうでしょう。そのため痛みを感じない程度の力加減で行ってください。
同じ姿勢をとらない
デスクワークなどの仕事の場合、足を動かす回数は少なくなってしまうでしょう。動かさなければ、水分は滞ってしまいます。
そのため水太りの症状が悪化するでしょう。できれば仕事の合間にも動くことを意識してください。
どうしてもデスクから動けない場合には、座ったままの足ふみや足先だけでも動かすようにしましょう。
締め付ける靴下や靴は避ける
ゴムの力が強すぎるような靴下は、上手に水分を巡らせることができません。そのためゴムがきつい靴下や靴は避けた方が無難です。
仕事中も靴を脱ぎ、スリッパで過ごすようなことを心掛けましょう。
塩分によって、水太りが悪化する恐れがあります
水太りになる原因は人それぞれです。原因になっている状況を取り除くことで、水太り解消につながるでしょう。
代謝が悪い
そもそも代謝が悪ければ、血液の巡りも悪い状態です。そうなれば、水太りの症状が強くなってしまいます。
そのため代謝を上げるような活動を行ってください。
お水の飲みすぎ
上記には、お水を飲んだ方が良いと記載しました。しかし許容範囲を超えた量の水分であれば、うまく処理できずに蓄積してしまいます。
2Lが目安にも関わらず、倍以上の4Lも飲めば過度な量と言えるでしょう。そのため、水太りを解消したいからと言って、許容範囲を超えるような水分量は飲まないようにしてください。
水のカロリーはゼロだからといって飲みすぎていいわけでもありません。
塩分・糖分の摂り過ぎ
塩分は浮腫みの原因になる物質と言われています。そのため過度な塩分を摂ってしまえば、水太りにつながるでしょう。もちろん塩分をゼロにするのは良くありません。適度な量の塩分を摂取してください。
塩分を摂りすぎると、肌が乾燥しやすくなり、シワが増えてたるみ・くすみなど肌の老化を招くとい言われています。摂り過ぎないためには、体内のナトリウム濃度のバランスを整えるカリウムを多く含む食べ物を意識して食べるようにしましょう。
塩分だけでなく、糖質の摂り過ぎにも注意が必要です。甘い食べ物はもちろん、ジュースや清涼飲料水、缶コーヒー、運動後に飲むスポーツドリンクなど、意外な飲み物にも多くの糖分が含まれています。
塩分を抑えるために、普段から薄味にしたり、出汁をしっかりとったりなど健康維持のために工夫して対策しましょう。
ホルモンの影響
月経のときに、足が浮腫む経験をしたことありませんか?これはホルモンの影響によるものです。また妊娠中も浮腫みやすいでしょう。基本的に、これらの時期の浮腫みは一時的なものです。
そのため神経質に心配することはありません。あまりにも浮腫みが気になるときは、マッサージや足湯などで循環をアップさせてください。
長期間水太りが継続するときは、代謝機能が原因の可能性も

水太りは、ほとんどの場合ケアを行うことで症状は緩和します。しかし、ケアを行っても症状が緩和しないケースもゼロではありません。
その場合には病院やクリニックで一度診てもらいましょう。検査を受けることで、早めに正しい対処法を見つけることができます。
下肢静脈瘤
下肢の静脈弁が損傷することによって、血液が逆流し、足に血液が溜まってしまう病気です。
肝臓の病気
肝臓の病気になることで、血管内に水分を保つことができなくなってしまいます。そのため浮腫みの症状を引き起こすでしょう。
腎臓の病気
腎臓が弱まっていれば、上手に水分を体外に排出することができません。そのため足に水分が溜まりやすい環境になってしまいます。
(まとめ)お水ダイエットで太ることってあるの?
ダイエットでお水を飲んだとしても、水のせいで太ることはありません。水太りは、体内に脂肪が蓄積しているわけではなく、水分が蓄積している状態のことです。
夕方になると靴がきつくなる、足が浮腫みやすいという人は、水太りかもしれません。水太りは、水分を控えるのではなくお水を充分に飲むことで解消されると言われています。
過度な水分摂取にならないように、適度に水分補給を行いましょう。また、運動、マッサージを行う、きつい靴を履かないなど、代謝や血液の巡りを良くすることも水太りの解消につながります。
水太りは食事や飲み物の種類に気を付けることでも改善できます。ダイエット時には、塩分糖分などに注意して、身体にいいお水を適度に摂取してください。