ダイエット時のお水の飲み方は、常温以上の温度でこまめに飲むことがポイントです

ダイエット時には、バランスの良い食事をとり、適度な運動を行うといいと言われています。運動後に喉が渇くとお水を飲みたくなりますが、ダイエット中だとお水をいつ飲めばいいのか、たくさん飲んでもいいのか、飲み方を迷う場合があるかもしれません。
身体の基礎代謝をアップするなどのメリットがあるため、ダイエット中にお水を飲むことは大切です。ダイエットに効果的なお水の飲み方や、お水を飲むことによって生じるメリットを詳しく紹介しましょう。
目次
お水は複数回に分けて飲むことを意識しましょう
毎日、何気なく摂取している水分ですが、実は正しい飲み方があります。正しい飲み方をすることによって、水分の効果を最大限に生かすことができるでしょう。
がぶがぶ飲まない
水分はがぶがぶ飲んでしまうと、腎臓などに余計なストレスをかけてしまいます。水分は大量に飲んだとしても、全て取り込むことができません。
ほとんどの水分が外に出されてしまうでしょう。その際、水分をろ過する役割がある腎臓に負荷がかかります。
正常な腎臓であれば、負荷に耐えられるかもしれません。しかし腎臓に疾患がある方や年配の方、乳児などは、腎臓が耐えられずに傷ついてしまうリスクがあります。
状況によっては、腎臓の疾患を悪化させることも考えられるでしょう。そのため、がぶがぶ飲むのではなく、ゆっくり少量を飲むようにしてください。
飲む回数を増やす
常に同じ水分量をキープしている訳ではありません。発汗や尿などによって、水分が奪われてしまいます。
そのため奪われる前後に水分を飲むことが大切です。つまり水分を飲む回数を増やし、頻回に水分を補い、水分量をキープできるようにしましょう。
水分の温度を意識する
暑いときなど、つい冷たいものを取りがちになります。冷たいものを多く取ってしまうと、すこしだるくなるなど体調を崩してしまうでしょう。
さらに胃腸がキリキリ痛むなどの症状が起こるケースもあります。そのため、できる限り温水を飲むように心がけてください。
温水であれば、体調を崩すなどのリスクを防ぐことができるでしょう。
水分には体を動かすための需要な役割があります

水分は何のために飲むのか知っていますか?人は60%程度水分が占めています。水分で構成されているため、身体を動かすためには水分が重要な役割を果たします。
水分の役割
水分の大きな役割は3つあります。一つ目が運び屋です。血液によって細胞に酸素や栄養を運びます。また不要な物質を体外に排出する役目もあるでしょう。
この運び屋の働きによって、毛細血管など細部まで血液を届けることが出来ています。
2つ目が体温のコントロールです。寒いときには発汗を抑え、暑いときには発汗を促します。そうすることによって、体温が一定に保つようにコントロールする作用が重要な役割の一つです。
最後に電解質の維持です。電解質のバランスが乱れてしまうと、不調を感じやすくなります。水分によって電解質のバランスを保ち、健康な身体へと導いています。
正しい飲み方で、代謝アップや便秘改善などの効果が期待できます
水分を飲むことで、それらの役割を果たすことができるでしょう。さらにダイエットするにあたってプラスとなる働きもあります。
水分を飲むことで様々な細胞に栄養を届けることができ、代謝を上げる効果が期待できます。代謝を上げることによって、ダイエットが行いやすくなるでしょう。
さらに便通改善や食事量軽減などの効果もあると言われています。その結果、ダイエットしやすい状況になるはずです。
代謝機能アップ
お水を飲むと、体内の水分量が増えて血液の流れがスムーズになり、血行が良くなるといわれています。血行の改善により、細胞にも水分が充分に届くことから、代謝の向上にもつながります。
お水のかわりに温かい白湯を飲むのもおすすめです。白湯のおかげで胃腸が温まり、内臓の活動が活発になるため、より代謝が上がりやすくなるでしょう。
便秘改善
普段から水分が不足している人は、便秘になりやすいといわれています。水分が足りないと便が硬くなって便秘になるケースが多いので、しっかり水分補給をして便がやわらかくなると、スムーズな排便ができるようになります。
デトックス効果
栄養素の運搬+体内に溜まった老廃物=毒素の排出の両方がスムーズになります。腸内に毒素が溜まり続けた状態では、体調を崩すかもしれません。
むくみ解消
むくみの解消・予防には、ミネラルが含まれている硬水の摂取がおすすめです。水分摂取により代謝をアップさせ、塩分の排出を促進するカリウムが豊富にふくまれ、むくみの解消に適している硬水を試してください。
ただし日本の水は水道水をはじめとしてほとんど軟水のため、硬水に慣れていないという人も多いかもしれません。突然硬水を大量に飲むと腹痛を起こす場合もあるかもしれないので注意が必要です。
自分に合った摂取量より多く摂りすぎてしまうと、逆にむくみの原因になります。
美容効果
体内に充分な水分があるときには、血液などの循環がスムーズになり新陳代謝が良くなるでしょう。代謝が良いと肌細胞のターンオーバーが正常に行われるため、肌も美肌へと改善されます。
間違った飲み方で水中毒や脱水症状のリスクを高めてしまう恐れがあります
水分の飲み方を間違えてしまうと、様々な症状をきたす恐れがあります。
水中毒
水中毒とは、何らかの理由で水分を過剰に飲んだ際に起こる疾患です。血中のナトリウム濃度を低下させ、電解質のバランスを乱してしまいます。
そうなると嘔吐や頭痛、性格が変わるなどの症状が起こりやすくなるでしょう。世界では死亡例もあるような、怖い疾患です。
水中毒にならないためには、2,000ml程度の水分を飲むことが大切でしょう。必要な水分の倍以上を飲んでしまうと、リスクが高くなるため控えてください。
脱水症状
脱水症状は水中毒とは異なり、水分が足りない状況で起こります。水分をセーブする、大量の汗をかくなどをすると脱水症状が現れやすくなります。
頭痛や眩暈、立ちくらみなどの症状が起こり、呼吸困難など症状は悪化していきます。隠れ脱水の場合には、脱水の初期症状に気が付かずに、症状が進行してから気が付くケースもあるようです。
そのため幼い子どもや老人などは特に脱水に注意しましょう。自力で水分が飲めない、症状が改善しないなどの場合には、救急車を呼ぶようにしてください。
迅速に対応しなければ、後遺症が残ってしまうケースもあるので注意しましょう。
ダイエットのためには、身体を動かすことも行いましょう

水分によるダイエットは、極端な効果は見込めません。基本的にはダイエットのサブ的な存在と考えた方が良いでしょう。
ダイエットを行うためには、身体を動かして運動することも大切です。
筋力をつける
体を動かすことで、筋力が向上します。筋肉には基礎代謝を上げる効果が期待できるでしょう。
つまり筋力が向上することによって、痩せやすい状況へと導いてくれるでしょう。
消費カロリーを増やす
身体を動かすことで、消費カロリーを増やすことができます。そのため摂取カロリーが多くても、消費するため太りにくくなるでしょう。
毎日の生活の中で身体を動かすように心がけてください。階段を使う、駅まで歩く、歯磨きの最中につま先を上げるなど簡単に行えるものから始めても構いません。
続けられそうな内容から取り組むことが大切です。急に無理をすると、痛みなどの症状を呈する恐れがあります。
ダイエットは短期集中ではなく、長い期間で目標を立てるようにしましょう。少しずつ体重を落とすことで、健康的に痩せることができます。
(まとめ)ダイエットに効果的なお水の飲み方とは?
ダイエット時のお水の飲み方は、常温以上の温度でこまめに飲むことがポイントです
お水を飲むと、新陳代謝を高めたり老廃物の排泄を促したりと、健康やダイエットに適したさまざまなメリットが得られるといわれています。ただし、お水の飲み方には注意が必要な点があります。
お水を飲むときは、一度にがぶがぶと大量に飲んではいけません。大量に飲んだ水は、吸収しきれずに体外に排出されてしまいます。一度に少量のお水を1日のうち何回にも分けて飲むことが大切です。内臓を冷やさないように温かい水を選ぶと、さらに血行が改善されダイエット効果も高まります。
過剰にお水を飲むなど間違ったお水の飲み方をしていると、水中毒などにかかる恐れがあるため、注意が必要です。正しいお水の飲み方で健康的にダイエットを成功させましょう。