ダイエット中に水分制限を行う方法は、健康を阻害する恐れがあるためおすすめできません
水分は生命の維持になくてはならないものです。水分を制限することで生命を脅かすような状況に陥る可能性があります。
そのためダイエットといえども、水分は必ず取るようにしましょう。できる限りカロリーのないお水を選んでください。
お水によっては下痢などの症状が起きるものもあるため注意しましょう。お茶も健康効果は高いため併用して飲むとよいと言われています。
身体の内側からキレイになりましょう。
目次
身体の中の水分が不足すると命に関わる恐れがあります
水分は、生命維持のためにも必要不可欠な成分です。たとえダイエットの目的であったとしても、水分を制限するのは好ましい方法ではありません。
よくボクサーなどが減量中、水分をカットするイメージを持っている人もいるでしょう。それは厳しい重量制限をクリアするためのもので、ごく短期間に行っています。
また専門家の指導下で行っているため、万が一のトラブルの際にもサポート体制が整っているでしょう。しかし自分だけで行う水分制限は専門家の指導もないため、すべて自己判断になってしまいます。
その結果として最悪の事態を招きかねません。水分カットは、安易な自己判断で行わないようにしてください。
わたしたちの身体の中には、たくさんの水分が入っています。成人であれば、その割合は6割程度です。
水分を制限すると言うことは、体内に占める水分の割合を減らすということです。そのため水分がなくなった身体は、体重が落ちるでしょう。
しかし6割も占めている水分はムダに入っている訳ではありません。生命の維持に必要だからこそ、水分が体内に溶け込んでいるのです。
水分を制限することで、すぐに便秘になるでしょう。下剤を使えばよいと簡単に思う方もいるかもしれませんが、水分が足りない状況であれば、下剤使用にもリスクを伴います。
下剤は、腸の水分を多く奪うと言われています。そのため脱水症状が進行する恐れがあるでしょう。
そのまま放置すれば腸閉塞などを招くこともあるため注意してください。他にも排尿回数が減る恐れもあります。
排尿回数が減れば、体内に毒素を排出できなくなるでしょう。そのため発熱などの症状を招くことがあるため注意してください。
最後に梗塞のリスクもあります。脳や心臓に血液の固まりが跳ぶことによって、血管が詰まってしまうでしょう。
そうなれば命に関わる状況になるかもしれません。これらのリスクを考えれば、水分制限を行うダイエットは絶対にやめましょう。
体調にあったお水はダイエット効果が期待できます
水分と言っても、多くの銘柄や商品があります。ダイエットを行うのであれば、お水を選ぶようにしてください。
お水は、熱量がゼロです。そのためしっかり飲んだからといって太る心配はありません。
糖分が含まれるような水分は、飲むと太りやすくなるので注意してください。人工甘味料は、熱量を抑えることができますが、血糖値の上昇は起こりやすいと言われています。
そのためダイエットには、あまりおすすめできません。
お水には硬度が定められています。硬度によって、軟水と硬水に分類が可能です。
・軟水:0~120mg/l 未満
・硬水:120mg/l以上
この硬度は、マグネシウムとカルシウムの含有量で決まります。含有量が少なければ軟水、多ければ硬水となります。
マグネシウムは下剤にも使われる物質です。そのため場合によって、下痢を引き起こす恐れがあります。
お水を飲んだ後に腹痛などの症状がある場合には、硬水は避けるようにしましょう。軟水であれば、そういった心配は少ないと言えます。
ただ少しでも心配がある場合、純水を選ぶようにしましょう。純水ならマグネシウムの成分が含まれていないため安心です。
体内の吸収率を上げるために常温を飲みましょう
体内の吸収率は、温度によって変化すると言われています。
この程度の温度なら、冷蔵庫から出した直後のお水でしょう。この温度の冷水は、もっとも体内への吸収率がいいと言われています。
そのためスポーツ後や入浴後、すぐの水分補給に最適です。ただし胃や腸にストレスをかけると言ったデメリットもあります。
また普段から冷水を補給し続けることで、食欲低下や胃部不快感、便秘などの症状が引き起こされる可能性があるため控えるようにしてください。
冷水に比較すると、吸収スピードはゆっくりです。そのため胃や腸に負担をかける心配は少ないと言えます。
つまり常温のお水は、日頃の水分補給におすすめです。
温水は「白湯」と呼ばれることもあり、健康を維持する効果が高いと言われています。吸収スピードはもっとも遅い点が特徴です。
そのため胃や腸に負担をかけることは、ほとんどないでしょう。さらに内臓の温度をあげるため、代謝アップにも繋がると言われています。
またぜん動運動も促進するので、便秘の解消に効果的と言えるでしょう。就寝前や起床後に飲むように心がけてください。
つまりお水は、温度によって効果が変わってきます。飲むタイミングを意識しながら、最適な温度の水分を補給するようにしてください。
お水やお茶などを上手く摂取しダイエットを継続しましょう
常にお水でなければダメというワケではありません。場合によってはお茶を選んでも構わないでしょう。
お茶には、身体にとってよい効能がたくさんあります。
お茶の渋みを出している成分です。
・血中コレステロールの減少
・体脂肪を低下
・癌の予防
・抗酸化作用
・血糖値上昇抑制の作用
上記のような効能があると言われています。
お茶の苦みをだす成分です。
・興奮作用
・持久力アップ
・利尿作用
お茶の旨味成分です。
・リラックス効果
・血圧低下の作用
・抗インフルエンザ作用
上記のような多くの作用があります。ほかにもビタミンなど含まれており、ダイエット効果も期待できるでしょう。
お水やお茶を上手く補給し、身体の内側からダイエットしやすい環境を整えましょう。
状況に合った温度のお水を、その都度作るのは難しいでしょう。そのためウォーターサーバーが便利です。
ウォーターサーバーなら、欲しい時に欲しい温度のお水を提供してくれます。その結果、最適な温度のお水を飲むことが可能になるでしょう。
またお茶を煎れるための温水も出るため、お茶も手軽に飲めるといったメリットもあります。ウォーターサーバーを活用すれば、上手く水分補給を行うことができるでしょう。
ウォーターサーバーなら色々なお水もあるため、自分の好きなお水が選択可能です。純水もあるのでマグネシウムの成分に不安がある方も試してください。
(まとめ)ダイエット中に水分制限をしても大丈夫?

水分の制限は、生命を脅かす可能性があります。お水によっては下痢などの症状が出る場合もあるので注意してください。
お茶を併用することで、ダイエット効果がさらにアップすると言われています。
ボクサーなどの水分制限は、専門家の指導の下で行っており、サポート体制も充実しています。安易な水分制限は控えてください。
水分制限によって、便秘や尿の回数が減るなどの症状を招きます。梗塞など命に関わる状況に陥る場合もあるため注意してください。
お水は熱量がゼロなので、ダイエットに最適です。人工甘味料は血糖値の変動が大きいため、おすすめできません。
お水によってお腹が痛いなどの症状がある場合には、軟水や純水を選ぶようにしてください。純水ならマグネシウムが一切入っていないため安心です。
冷水は吸収スピードが速いですが、胃腸に負担をかけやすくなります。入浴後やスポーツ後に飲むようにしましょう。
温水は吸収スピードが緩やかなので、胃腸に負担をかけにくいと言われています。ぜん動運度も促すので、便秘解消に効果的です。
お茶には身体によい効能が多くあります。カテキンやカフェイン、テアニンなどが配合されています。
お水だけでなくお茶を補給することで、身体の内側からダイエットしやすい環境を整えましょう。